「髙石あかりの横顔にやられた」Single8 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
髙石あかりの横顔にやられた
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最初の方で「憧れの同級生を観る目線」で髙石あかりの横顔が撮られるんだよね、それがすごく良くて(いま髙石あかりのすごいファンだから)、そこでもっていかれたな。
主人公が撮った《爪》とう人食い熊に襲われる映画が紹介されるのね。『恐い映画を創ったのに皆に笑われた』『自分には映画の才能がないって分かった』って主人公は言ってるんだけど、観てて反対に「こいつの映画創りの才能はすごい」って思ったな。あの作品を撮れるのはすごいよ。
そこからは、文化祭で映画つくるために『すごい脚本を作らなきゃ』って頑張るんだよね。
それを通じて、ただすごいカットを撮りたかっただけの主人公が、ストーリー、テーマ、作中の主人公の変化と大事なことを学んでくの。
文化祭での映画製作が決まり、憧れの同級生、髙石あかりをヒロインに迎え、撮影は楽しいよね。
最初のロケに向かう電車では、髙石あかりは一人で座ってるんだよね。でも、そのうちみんなで一つのボックス席に座るようになる。
カレー屋でさりげなく、髙石あかりは主人公の隣に座ったりとか、細かなところが、高校生っぽくっていい。
まあでも、髙石あかりは、結局、バンドやってるチャラめな先輩が好きだっていう、高校生あるあるでまとめられたのも良かった。
この頃は映画を作るとなったら、色んな技巧が必要で大変そうだったけど、今ははるかに簡単になってるんだろうな。デジタル加工でなんでもいけそうだし。
「映画をちょっと作ってみたいな」と思ったら、いまは作らない理由はないなと思ったよ。
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