「過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎです。」テリファー 終わらない惨劇 himabu117さんの映画レビュー(感想・評価)
過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎです。
物事には度を越したものが存在する。そんな思いを改めて感じさせる映画『テリファー終わらない惨劇』、怖いもの見たさもわかりますが、ほどほどに、一歩手前で、やめとくほうが余韻が残るもの。そんなコチラの気持ちを逆なでするようにラストまで、血しぶきのオンパレード。
度が過ぎるのもどうなんでしょう
とにかく残酷、残虐の限りを尽くす、主人公アートザ・クラウン
何故にとか、どうしてかもない、ただ残酷に殺害をくりかえすだけ。
観ていて、気分が悪くなるだけ。
そうまでしてなぜ残酷な行為に。
快楽殺人ということなのだろうか。
作る方も作る方だし、見る方も見る方となってしまうのかな。
でも、怖いもの見たさ。
そう、自分の中にある残虐性を作品として昇華したものを見ることで、落ち着かせる。
わたしには、殺人願望も自殺願望もないですが、作品をみることで、自分の中のドロドロを片付けているのでしょうか。
残酷行為に走る人間。
この作品は、殺人鬼が生き返るという設定なんだけど。
行動には意味があるとすると。
主人公を残虐行為に走らせる根源は。
そんなところを垣間見せると、作品として深みがあるのですが。
まあ、スプラッタームービーにそこまで求めるのが、無理なのでしょうか。
それにしても、この映画はやりすぎ。
上映禁止になってもおかしくないなレベル。
というわけで、とにかく残酷シーンだけみたい方必見ということで。
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