劇場公開日 2023年6月2日

「過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎです。」テリファー 終わらない惨劇 himabu117さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5過ぎたるは及ばざるが如し、やりすぎです。

2023年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

物事には度を越したものが存在する。そんな思いを改めて感じさせる映画『テリファー終わらない惨劇』、怖いもの見たさもわかりますが、ほどほどに、一歩手前で、やめとくほうが余韻が残るもの。そんなコチラの気持ちを逆なでするようにラストまで、血しぶきのオンパレード。

度が過ぎるのもどうなんでしょう

とにかく残酷、残虐の限りを尽くす、主人公アートザ・クラウン

何故にとか、どうしてかもない、ただ残酷に殺害をくりかえすだけ。

観ていて、気分が悪くなるだけ。

そうまでしてなぜ残酷な行為に。

快楽殺人ということなのだろうか。

作る方も作る方だし、見る方も見る方となってしまうのかな。

でも、怖いもの見たさ。

そう、自分の中にある残虐性を作品として昇華したものを見ることで、落ち着かせる。

わたしには、殺人願望も自殺願望もないですが、作品をみることで、自分の中のドロドロを片付けているのでしょうか。

残酷行為に走る人間。

この作品は、殺人鬼が生き返るという設定なんだけど。

行動には意味があるとすると。

主人公を残虐行為に走らせる根源は。

そんなところを垣間見せると、作品として深みがあるのですが。

まあ、スプラッタームービーにそこまで求めるのが、無理なのでしょうか。

それにしても、この映画はやりすぎ。

上映禁止になってもおかしくないなレベル。

というわけで、とにかく残酷シーンだけみたい方必見ということで。

himabu117