劇場公開日 2023年3月24日

「飲酒、喫煙、そして運転」シング・フォー・ミー、ライル サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5飲酒、喫煙、そして運転

2023年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

どうやら、PG12の理由は未成年の自動車運転だそうで。全く、映倫の評価基準は訳分かりませんな。
元々見る予定なんて無かったが、時間が空いたので。これまた吹き替え版での鑑賞。本作に至っては、ほぼほぼ吹き替えしかない。字幕を上映している映画館は少なく、上映しているところでも、1、2回程度。そんなに大泉洋を推したいのか!?今年の紅白は司会が歌うことに決まってるのかな?

「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は吹き替えがバッチリあってたんだけど、ミュージカルとなれば、やはり違和感あり。そもそもあまり上手くないというのもあるが、なんだかしっくりこない。こりゃ字幕で見るべきだったな〜...しくった。日本語となると急にダサくなる。大泉洋の歌唱は思った何倍も良かったのだけど、英語の方がカッコイイだろうなぁと思ってしまった。頼むから、選択肢はくれ!

ストーリーは至ってシンプル。だが、ワニのライルが家族の一員となったことで、家族全員が幸せに包まれ、成長を遂げていく姿は、見ていて心が浄化された。とても温まる。クッキングミュージカルにはテンション上がらずに居られないし、ジョシュに満開の笑顔が咲くのには思わず微笑んでしまう。上品で優しい作り。ミュージカルとはいいながらも、くどさが一切なく楽しめました。

若干テンポは悪いけど、ずっとライルとジョシュを応援したい!という気持ちからか、飽きること無く見られた。夜景やステージは美しく、輝かしい。人が生き生きとしている様子はもっと美しく、輝かしい。これからもずっと、2人には思う存分楽しんで欲しいなぁ。ライルにこんなに感情移入できるとは思ってもみなかったが、流石のCG力。段違いですね〜。

しかしながら、ラストは隣人が可哀想に思えてきた。ちょっとそれはやり過ぎだし、ご都合主義過ぎ。自分勝手なオチだな。別にそこにこだわる必要は無いのにさ。挙句の果てには猫も...。どういう関係だったのか知んないけど、ここまでする必要はなかったと思う。全然平和的解決になってないし。

なかなか良かったです。
ミュージカルは嫌いなジャンルだったのに、最近好きになりつつある。作曲家のレベルが上がったのでしょうか。大泉洋のこと美しい歌声を響かせるには、映画館が必要!ぜひ、楽しいライブ体験を。

サプライズ