「Sing Sing Sing」シング・フォー・ミー、ライル ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Sing Sing Sing
字幕でも吹替でもどっちでも観れるなーと思い、上映回数の少ない字幕版をあえて選びました。ミュージカル映画は基本的に字幕が多いんですけどね。
シンプルなストーリーながら、歌の力とライルの躍動感が楽しく描かれていました。スタンダードなアメリカ映画ながら、成長していく過程は分かりやすかったです。
ライルの歌唱シーンは圧巻ものです。響き渡る美声に魅了されました。ヌルヌル動くライルが面白かったです。絵本よりもよりリアルになっているので、マジもんのクロコダイルが2本足で立って踊ってるのがユニークすぎました。
家族全員とライルが出会う事で、自身の抱えていた問題を解決して前に進んでいくというのはとてもポジティブで良かったです。特に父はレスリングでライルに勝利したあとに超前向きに生徒たちと向き合うという人の変わりっぷりには笑いました。マジシャンのヘクターはやはりショーのアイテムのひとつとしてライルを観ていますが、決してライルを責めることはないですし、守るところは守るし、息の合うコンビなので、この2人で大きなステージに羽ばたくシーンも観て観たかったなぁと。
騒音嫌いの隣人や、白くて綺麗なニャンコや、キレキレダンスを踊る同級生を一気に巻き込んで有名オーディション番組の舞台へと突き進み、ライルが自身の歌声を披露するシーンは胸熱でした。あの会場にいれたら心躍っただろうなと。
その後の裁判シーンは別にいらなかったかなぁ…と。変に大人びた事しないでも良いのではと。
残念というか映倫が頭おかしくなったのか、子供の運転シーンがあるだけで【PG12】指定にするのがよく分からなかったです。去年でも「でっかくなっちゃった赤い子犬」や「ゴーストバスターズ アフターライフ」も運転シーンのみで指定されましたが、教育のためというより、その指定でお客の足を遠ざけていくのはどうなのだろうと考えざるを得ませんでした。まぁライルが噛みちぎって…なPG12が観たくないかと言われると嘘にはなっちゃいますが笑
誰でも楽しめる良作でした。親子向けムービーならドラえもんにも引けを取らないと思います。夢の狭間で〜追いかけて〜♪
鑑賞日 3/27
鑑賞時間 12:00〜14:00
座席 L-10