ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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ゲームの中の世界観を楽しむ
スーパーマリオで遊んでいた世代には、まるでゲームの中に3Dで入り込んだような没入感。
ただ、どちらかというと世界観を楽しむ映画であって、ストーリーうんぬんという感じではない。
周りの席から「寝てたわ~」っていう感想も漏れていたけど、それはそれで幸せな時間。
いや、もう、待ちかねた!
マリオの世界に入り込んだみたい!
日本語吹き替え版で初日に観てきました。
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ…とゲーム機の黎明期に幼少期を過ごした世代です。
黒歴史として扱われる事もある実写版のスーパーマリオ(1993)も映画館で観た位にはマリオが好きです。個人的には実写版は世の中で酷評されるほどではなくB級映画として結構面白かった印象です(笑)
当時はレビューなどなかったのですが振り返っても思い出補正を含めて★3.5くらいでしょうか。
今作『ザ・スーパーマリオブラザーズTHE MOVIE』はクレイアニメに近いタッチのCG(Switchのスーパーマリオ3Dワールド風)で、まさにゲームの中のマリオたちの世界を迫力ある大きなスクリーンでお馴染みのBGMと一緒に楽しむことが出来、さながらマリオたちの世界に入り込んだような臨場感。
まさにユニバーサルと任天堂の渾身のコラボ作、マリオワールドのお子様ランチ(子供が大好きな料理てんこ盛りのワンプレートで、国旗がチキンライスに刺さっているヤツ)という感じです。
頭を空っぽにして、童心に帰って楽しんで欲しいです。
マリオシリーズ関連は世代を超え、国境を超えて愛されていると改めて感じることのできる作品です。
幼稚園や小学生くらいの子供がいる方でマリオをご存知の方はお子さんと一緒に見てもきっと十分楽しめそうです。4DXなどなら遊園地のアトラクションのように長時間並ばず楽しめて良いと思います。
お馴染みのアイテムやキャラ、ギミックがふんだんに取り入れられておりドンキーコング、スーパーマリオブラザーズ(マリオ1)、マリオ2、マリオ3やマリオUSA、マリオカート(8)、3Dワールドに加えて大乱闘スマッシュブラザーズなど幅広い作品を取り入れていると思われ、ドンキーコング、マリオブラザーズシリーズ生みの親である宮本茂フェローが6年がかりで製作に携わっただけの事がある完成度です。
また一見すると小さい子ども向けと思われるかもしれない本作ですが、作品の根底にあるテーマは「愛と欲」。
マリオブラザーズの兄弟愛、子を想う母親・父親それぞれの愛情表現、クッパの叶わぬピーチ姫への愛、ピーチ姫のキノピオたちキノコ王国への感謝と仲間への愛、キノピオの自分かわいい愛(自己愛)。
親や周りから認められたい承認欲求、守るもののために強くなりたい欲求が特訓やアイテムを通してピンチを切り開いていきます。
マリオの世界は童話や絵本の世界のようでいて、教訓や風刺に富んでいて中高生から大人も楽しめるでしょう。
確執のあった父親からマリオが「自慢の息子だ」と誇らしげに声をかけられ、わだかまりが解けていく様はマリオにつられて涙してしまいました。
子連れなど事情があるのかもしれませんがエンドロールに入った所で退場されてしまう方がかなりいました。
しかしエンドロール後にあるサプライズ演出もあり、シアターの照明が明るくなるまで早々に離れるのはどの作品にも言える事ですがやはり勿体無いと思います。
★を低くしたのは、クッパがピーチ姫に恋慕する動機がゲームなどのシリーズを通しても言える事ですが相変わらず見えにくい事。本作の中でもきちんと触れられてはいません。
それでいてあのガタイとパンクな出立ちで繊細なピアノを奏でて愛を唄うのは、ギャップが大きくチグハグ感がトゲのように残ります。
またマリオたちと食卓を囲む両親以外の人たちとの関係(親戚?「マンマミーア(なんてことだ!)」と作中で叫んでいるので顔立ちを含めイタリア系?)、マリオがキノコが苦手な理由なども明かされていません。全て描き切るのが必ずしも良いわけではないですが、不完全燃焼はやや残ります。(翻訳だから?)
また映画の公開も北米が先行し、エンドロール(EDR)中に出てきたゲーム機は北米版ファミコンのNES。
EDRに並ぶのはユニバーサルとの関係があるとはいえ外国の方の名前が圧倒的に多く、マリオは日本発なのに北米ファーストの輸入品と感じざるを得ず寂しいです。
見落としていたら大変申し訳ないが日本のアニメや映画関連企業などが制作に本格的に噛めていないのは淋しい気持ちもあります。(吹き替え声優さんの名前などは最後に翻訳で出てきたが、日本のアニメ制作会社や映画制作会社があればここに一緒に出てきて欲しい。会社名の英語表記は見慣れていないから短時間の表記では見つけられないし)
これらを総じて★-1.5としました。
しかしクライマックスでのスーパースターでの無双っぷりとお馴染みのBGM、そして続編への期待を込めては爽快でしたので★+1.0加えて★4.5としました。
ゲームの思い出を追体験できる。
まず、TOHOの+900円の加算料金は、興行妨害になってると思います。
家族連れで行けば、たとえ1200円の日に行ってもIMAX3Dの加算料金だけで数千円。子供から大人までが安心して楽しめる、ハイクオリティでとても楽しいアニメ映画にも関わらず、子供が多ければ多いほど苦しむ料金設定です。
既に人気を獲得してるディズニー映画ならともかく、子供向けで、しかも初のアニメ映画化のマリオでこんな加算をしたら誰も行かないです。
というか通常版の昼間でさえ、子供はゼロ。20代〜50代ばかりでした。
そして日本語吹替しかやっていない、あるいは字幕は3Dのみや夜間のみという、日本在住外国人家庭を考慮しない配給ばかりです。英語字幕もありません。
お金ファーストではなく、もう少し観る側の子供のことを考えて欲しいです。
ストーリーは子供向けなのでとてもテンポ良く、押し付けがましい強い特定の思想のようなものもありません。
子供はただただ楽しく、大人は元ネタのゲームやキャラクターや音楽を楽しめます。
そして映画評論家が低評価をつけたのも理解できます。この映画はひねくれた視点で観てしまう大人向けではありません。
私はシンプルなストーリーで難しくなく、楽しく、美しく、とても良かったと思いました。
子供の頃のゲームで、ここワクワクしたよね、これ爽快だったよね、ここはストレスを感じた、失敗して何度もやった、そんなゲームをプレイした時の思い出を、映画を見てるだけで追体験できるのは、すごくよくできてると思います。
観にいく前、観に行った後、家族や友達とゲームをしたくなると思います。
誰でも歓迎型 擬似ゲーム体験映画
BGMがいい♪
英語圏の子供向けの映画かな
1番の見どころは上映前に流れるNintendoのCMかな
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