「緊張感が途切れないタイトなバスムービー」ワイルド・ロード bionさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張感が途切れないタイトなバスムービー
ほぼ長距離バス内のワンシチュエーションで登場人物も少ないのに巧みなミスリードもあって、ストーリーに引き込まれる。
組織のコカインとお金を盗んで逃亡を図るフィレディは見た目も生き方もドチンピラで、コイツに感情移入なんかできない。普通に考えれば、組織を裏切ったチンピラの運命は決まりきっているのだが、バスに同乗した家出娘や、ケースワーカーとの絡みが物語の転機になっていく。
フィレディの父親も絵に描いたようなクズ父親で、ケビン・ベーコンにピッタリの役なんだよね。こんな父親にしか頼れないなんて最悪の状況。
ラストのまとめ方は、ちょっと無理な感じもするが、緊張感が途切れないタイトなバスムービーでございました。
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