非常宣言のレビュー・感想・評価
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いろいろ複雑
大韓航空機やJAL123号の悲惨な事故を記憶している人間としてはリアルでフリーズするシーンがありました。
とにかく怖い(ホラーじゃない)要素がてんこ盛りで、疲れました。
家族への強い愛の表現がそうさせたという点に帰結させたかったのだろうなというのは分からんでもないけど、そうであってもちょっとイ刑事の個人プレーはさすがに演出がすぎると思いました。
映画だし最悪の結果は用意されていないだろうとは考えていましたが、安易なものではなく、ほっとした反面、もう少し踏み込んで描いて欲しかったです。
最後のガーデンパーティーのシーン、全然嬉しくなくって、相当複雑な気持ちになりました。
※余談
イ・ビョンホン目当てで観ましたが、内野聖陽に似ているのを発見できたのは嬉しい誤算でした。これまでは二人が似ているという実感なかったのに!
飛行機に乗る前に見てはいけませんの映画
もうね。アカーンです。怖すぎます。どんなホラーより怖いです。
それは、飛行機に乗るという日常が覆される恐怖です。
他の方々がストーリーには触れているので、感じたことを中心に。
私は飛行機の距離に両親がいるので乗らざるを得ないのですが、分かっていても浮き上がった時と着陸の時は緊張します。機長さんがガツンと着陸してくれるとものすごく安心します。どんな絶叫コースターより心拍あがります。
作中でも、平和と不穏が漂う出発前の光景から、洗濯機のように掻き回されたり、すごい勢いで急降下する飛行機に乗ったような思いのする映画ですから、手汗だくだくです。
バイオテロ酷いね。自爆テロも怖いけど、バイオテロはこの作品のようになるだうね。
まず、持ち込み方法も、ウイルスをばらまくつもりならこんなふうにやるのが現実的だろうなとおもう。
エンターテインメントなので2時間20分に収めるためには、即効性のウイルスでなくてはならないし(Miと同じだね)、例の船と違い飛行機を下ろす前提なら着陸条件が必要だろうね。
少なくとも機長は操縦不能にならないとサスペンスは盛り上がらないから、展開には納得だ。
そもそも、同様なハリウッド映画もご都合主義の謗りは免れなかった。
終盤の着陸の件はアメリカに断られ、さらに日本に断られるのはちょっと恣意的だ。
冒頭に非常宣言を宣言すれば何にも優先して着陸できると紹介しているのに、それをさせない2国に韓国民は反感を持つのではないか?また、専守防衛を国是としている日本が着陸させないために自衛隊機がフレア、民間機に威嚇射撃、異常接近等々をするとは思えないが、かの国の認識とはその程度なのかと遺憾砲ぶっぱなしたいね。せめて、北朝鮮かロシアにしろよ。
日本が1番やりそうなのは、取り敢えず着陸させて燃料食料等の必要物資をあげて、本国に帰っていただくと言うやり方でしょう。
さて、ここはさすが自国のことをよくわかっていると思うのは、着陸反対派と賛成派のデモが起き、意識調査もされ、結果的に着陸しない選択を選ぶしかなくなる展開。「着陸させない」ということは「自殺しろ」ということで、こいつら寄ってたかって「○人者同然じゃん」と思ったよ。メンタルがやっぱり残酷。
日本人の感性とは違うね。日本人ならみんな頑張って待ってるよと呼びかけ、でも、みんなに迷惑をかけたくないと悲痛な選択をするという感じかな。
内野聖陽みたいなイ・ビョンホンは、機長だった過去があるのにいつもと違ってなんか頼りない。
ソン・ガンホは無茶ばっかりだけど、テロリストのイムシワンその他、相変わらず韓国映画の俳優はいいね。
最近、邦画のよくないやつを立て続けに見たので、もっと頑張って欲しいと切に思う。
韓国の脚本家と監督を連れてきて撮ればいいのさ。
日本映画に非常宣言
乗り物パニック、感染パニック、ポリティカルサスペンス、刑事ドラマ、これ程マシマシなのに、どれも破綻してなく、キッチリ面白い。
ラストのビターな展開、
結末に拍子抜けする人もいると思うが、
その展開中で細かくスマートに、
完結させてあるのが素晴らしい。
映像的にも素晴らしく、
光と影の演出、
カーチェイスや惨事の新鮮さ、
絶望感、スリルに興奮した。
決断の果てに、
さらに大きな問題が出てくるハズだが、
尊厳や、誇り、情、熱いドラマに、
見入り、胸が焼かれた。
航空パニックも、
イロイロ観てきたケド、
観たことのない、アクション表現と、
音響、テンポの良さに度肝を抜かれた。
観ている間、
興奮、感動もしていたが、
なぜ、
コレが日本映画でできないのだろうか?
いつまで、
橋本環奈さんや、佐藤二朗さんが、
フザけた映画をメインに作るのだろうか、
下手したら、
この二人が出演して、
リメイクとかしたりして…
とか思ってしまい、
とても悲しくなった…
劇場で観るべき映画。
気になる点はありつつも
すごく面白かったです!
飛行機内では、過去にトラウマがあって飛行機苦手になった元機長役のイ・ビョンホンとその娘がバイオテロに巻き込まれててパニック、地上では刑事役のソン・ガンホが犯人に関する聞き込みだったりでカーチェイスみたいなシーンがあったり、管制塔や国交省大臣なとが機内の人を助けようと奮闘する2つの視点で話が展開していきます。
特に前半は機内でウイルス感染者が出て、機長も死んだ事で操縦不能になった飛行機がぐるんぐるん回転しながら急降下していくシーンなんかはヤバかったですね。確か予告でもあったと思いますが人や物が天井や床に飛ぶのすごい怖い。
あんなの死ぬでしょ…!
後半は機内人が全員症状が出て水疱、発熱、咳などでぐったりしたり、諦めモードだったりで取り乱す人はいなかったと思うので、激しい展開は少なくなりますが、最後まで退屈せずに見れました。
ラスト付近で機内の生存者が家族にメッセージを送るんですがそこはもう涙腺崩壊して、嗚咽と鼻水止まりませんでした。特に小学生くらいの女の子が「おばあちゃんが作った朝ご飯まずいって言って残してごめんなさい」って言うのヤバかったです。
感染して初期症状が出ても常備してる解熱剤使ったりして持ち堪えるので、そこはウイルス曝露量や個人の免疫力の関係かなぁと思いました。
特に酷い死に方だったのはウイルスを散布した直後のトイレに入ったおじさんと、その後トイレ確認に入ったCAさんでしたし。そのCAが用意した食事を食べてしまった機長も早くに退場しましたね。
鑑賞前はもっと死者が出て、機内も阿鼻叫喚の地獄絵図になるのかと思っていました。
ただ、日本て海外にくそ緩いから着陸許可して日本でも感染者が!ってなるイメージしかないんですよね〜
物語的に他国に拒否されて絶望して自国へって展開にしたかったんでしょうけど戦闘機まで出す!??ってビックリしました。
韓国作品は好きなんですが、そこだけちょっと気になりました。
惜しい!
専門家に相談して作ったのかなぁー。
突っ込みどころ満載ですが、
楽しめたシーンもありました。
錐揉み状態のシーンは、よく出来てましたよね。
日本が韓国の民間機に、威嚇射撃した時は、
うそー!それは無いよー。とズッコケました。
映画なんでと、割り切れば、楽しめました。
こちらスカイ・コレア501便 〜 愛してる
熱血刑事役のソン・ガンホ。寝癖のついた髪で緩めの言葉を呟く姿に笑いを堪えながら観ていたが、一気に怒涛の展開に 👀
やはり韓国作品は凄い!そしてソン・ガンホの演技も然り。
イム・シワンの据わった目が怖い。
元パイロット役のイ・ビョンホンの熱演、続く緊迫した迫力ある映像に、自身の手足にも力が入る。
他人事のコメントを発表する日本の政治家の姿に苦笑いさせられたが、悲しい事に日本の政治家は韓国からもそう見えるのでしょう。
終盤の胸に迫るシーンに涙した。
是非映画館でご覧下さい。
映画館での鑑賞 (字幕版)
韓国エンタメの実力はやはりすごい
飛行機の中のパニック映画、と予告を見て、新感染って電車の中の映画あったね~とおもったが、さすが、想像を超えてきた。
多少強引になストーリー展開は韓国映画らしいけれど、映像の迫力と演出力は物凄い。やはり韓国映画はある意味エンタメのレベルが高い!スターの使い方も上手く、満足の作品でした。一つだけ引っかったのは、自衛隊は日本上空で民間機に攻撃しないだろ、とスクリーンに突っ込み入れたくなったので、マイナス0.5。ま、それもご愛嬌か。
エンガチョ切られ続けられる
いい感じだった犯人がかなり早く退場して、後半はアメリカに拒否られ日本に拒否られ自国にも拒否られ、というコロナの今故のつくりとか、飛行機内のパニック具合とかよかった。
ただ、ハワイまでの往復の間に、犯人自宅捜索からワクチンまで時間早すぎというご都合部分が結構気になってしまった。デモの人たち準備早すぎでしょ。布に活字のプリントとか。
刑事が強引過ぎなのもあって泣きのシーンか軽くなってしまった。勢いあって面白かったんだけど。。
常に想像の一つ先をいく展開にハラハラドキドキ
展開が多くて想像を超えてくる。
ただのテロじゃなく政治的なところも絡むところが、少し「シンゴジラ」的な展開を想起させた。政府側の描き方、外国の描き方など。
警察官が真正面から問題解決をしていく姿が、まさにスーパーヒーロー映画だった。イ・ビョンホンが主役かと思いきや、パラサイトのソン・ガンホが真の主役、という感じ。ソン・ガンホ、本当に良い。
とにかく出てくる人がみんないい人。飛行機テロで怖くてパニック映画のはずなのに、あったかい、優しい感情になる映画。劇場内でもみんなの啜り泣く声が聞こえてきて、自分もグッとくるものがあった。ハッピーエンドで終わって良かった。
マイナス要素は”受け入れ空港の件がね…”
細かいことは気にせず見れば、パニック映画として楽しめます。
何故サンフランシスコ?ホノルルじゃ手に負えないから大陸本土に着陸してアメさんに助けてもらおうとでも?承諾も得てないのに?さっさっと戻っていたら燃料の心配せずに済むのに。そして次は成田。成田くるよなーくるよねーここは絶対くる。そしてキター🤩がしかし、威嚇射撃や撃墜は無いわーこの件は若干悪意を感じました。映画としてハラハラさせたたさかったのかもだけど…そんな強硬な態度や手段に取れる国じゃないこと分かってるでしょ。
どうせ最後は助かるんでしょと思ったら、まさかの集団自決。えええ、そうゆう展開なのー😱と思ったら…やっぱりそうよね。ツッコミどころはあるけど、ここは気持ちよく受け入れて…3.5。
日本は、あんな行為をする国なのか?
民間航空機の中で、バイオテロが起きる物語です。
違和感が感じる部分がいくつかありました。一番違和感を感じたのは、自衛隊の日本機が韓国航空機に対して威嚇射撃を行った場面です。その前に各国の首脳陣の話し合いが行われてもよさそうな状況です。
致死率40%のウイルスとは言え、韓国内で着陸の是非について、投票しているネットの場面も違和感を感じました。
何よりパニックスリラーなのに、犯人が早い段階で死亡してしまい、あまりスリル感じません。
出来の良かった新感染シリーズには及ばない作品と感じました。
"パワー"で押し切るアクションスリラームービー
感想
頭を空っぽにして楽しむ事が必須のアクションスリラー映画だった。途中の日本の描写は日本人としてはかなり違和感を感じる描き方だった。
・物語構成
航空機内で殺人ウイルスを持ち込んだテロが起きてパニックになる。 というあらすじ。航空機内での元エースパロットの葛藤と本土内でウイルスの解明と対策に向けて創作をする熱い刑事の二本軸構成で楽しく見る事ができた。
全体的に荒唐無稽があったが、中盤からは特に違和感の感じる力技炸裂の展開で気になってしまった。
・アクションシーン
航空機アクション、カーアクションどちらもど迫力で引き込まれた。
特にジャンボジェット機の落下、離着陸シーンの緊迫感が凄まじかった。
・現実とのリンク
感染爆発の起きた航空機の受け入れで揉めて、次々と空港を移動するシーンはコロナの時のダイヤモンド・プリンセス号を想起させられて、複雑な心境になった。また、その際の成田空港の描写のされ方が日本人的には非現実感のある描かれ方でかなり違和感を感じた。
総評
見せ場作りに注力しすぎた荒唐無稽感炸裂の楽しいおバカスリラーアクションムービー。
航空機のアクションシーンはどのシーンもカッコよく、緊迫感があった。
飛行機に乗るのが怖くなる映画?
ソン・ガンホの映画なら何でも見たい俳優さんです。見どころは飛行機内のパニックシーン。
大臣役の女優さんを見て、現実にこんな大臣いたら良いと思いました。
高飛車はお家芸
乗員乗客150人の乗った仁川発ホノルル行き旅客機が致死率40%のウイルステロが巻き起こる話。
行き先は決まっておらず、空港窓口で乗客の多い便を聞き出そうとするニヤけた男が、空港のトイレでコソコソしているところをみられた父娘と同便を選んで搭乗しようとする最中、SNSにテロ予告を上げた男の通報があり…。
こういうスリラーでこどもをダシに使うのはねぇー…という始まりはあざとさを感じてしまったけれど、誰が犯人!?ということもなくキモさ全開だし、ウイルステロみえみえだし、勿体つけずに始めちゃうのは潔くてなかなか好み。
そして始まってからの機内の騒ぎの拡がりに犯人の特定にと、この尺でなんてテンポの良い立ち上がりか。
さてそこからは勿論フライトパニックでウイルスパニックな訳で、色々と大袈裟に煽っている割にあれ?なんてツッコミどころも多々あるけれど、半分欺いた形で他国に押し付け様とするその姿勢、流石ですw
しかも今作はそこから似付かわしくないまさかまさかの熱い展開も。正直、無理やりハッピーエンドに舵を切らず、超バッドエンドで絶望に浸るのも良いかも!?とか思っていたけど…。
ちょっと韓国映画らしくない落とし方で中途半端に思う人もいるかも知れないが、この犠牲の上でのこのラストは個人的には結構好みだし、スリリングでとても面白かった。
袋小路
心臓が痛い。
作中の「拡大自殺」って単語に戦慄を覚える。
最悪のシチュエーションだった。
飛行機の中のバイオテロ…いや、もう、空飛ぶ棺桶としか言いようがない。
冒頭から耳鳴りのように響くBGM、コイツが一旦止むのが犯人が機内でウイルスを散布し終わった時だった。延々と流れる。意図した事は分かるのだけど、狙いすぎなような気もしなくはなく…その後の束の間の生活音にリアリズムを感じるも、BGMがあるからこそ、あるべきリアリズムが削がれるような気にもなった。
このBGMは作中ほぼほぼ流れ続ける。
韓国2大スターの共演でもあり、1人は機内、1人は地上と、地上の役割何もなくないかと思っていたのだけど…さすがの構成力。納得の配置だった。
いや、むしろ地上の方が能動的であった。
コロナ以降、ウィルスネタは目も引くのだが、この内容を映像化したのは快挙だと思われる。
特に機内がローリングする様は身の毛がよだつ。女性の髪もそうだけど、天井を転がりまわる客室乗務員とか、とてもいい仕事してた。
犯人の人も素晴らしくて…なんか隠世にでもいるかのような、そこに居てもそこに居ない感じがして薄気味悪いったらない。
色々行き過ぎた設定もありはするが、韓国お得意の抉るような人物描写は健在で噛み応えがあった。
各国が着陸を拒否する様は、自分の良心にも訴えかけられもするし、機内の選択にホッともした。
狼狽える乗客たちにも同情はするのだけれど、自分としては、時間がくれば死ぬ状況で、機内にいる以上何も出来ないから返って冷静になったりするんじゃなかろうかとも考える。
この「着陸をしない」って選択が美談とうつる国民性に親和性も感じ…日韓にある慰安婦像とか旭日旗とかの問題も一部の人間が捲し立ててるだけなのかもなと思えた。国民の総意みたいに感じてたけど、そうではないのかも。ただ機長が言う「恨まない」って宣言に、恨(ハン)という文化はあるだなとも感じた。
作品を見て思うのはひき絵の多さだ。
映画らしいと言えばそれまでなのだけれど、この多用されるひき絵にどんな効果を感じてたのか興味が尽きない。感情移入を阻害するとまではいかないのだけど、どこか観察者のような視点を感じる。
日常に依存する視覚とでも言えばいいのか、画面に映る様々な情報の取捨選択が観客に委ねられてるような気にもなる。それが可能なのは俳優陣の没入感が高いって事もあるのだろうなぁ。
BGMの役割は好みなのだとは思う。
緊張感を煽られはするけども、その分、エンタメ色が濃くなる要素もある。
あのBGMがなかったらリアルに寄りすぎたりもするのだろうか…?
気になる点もなくはないけど、よくまとまってたとは思う。最大の疑問は燃料の量だった。
韓国⇄ハワイ間を往復するだけの燃料をそもそも積めるのかとも思うし、後半「ソウルまではもたない」と言ってた割には案外飛べてたように思う。
墜落の危機は、被害の拡大にも直結し、結末をも左右する事柄で…本国の空港上をそこそこ旋回できてた事に興を削がれてた。
ただ、韓国xパニック映画はやっぱ相性がいい。
Pandemic
コナンは総集編だったので、実質こちらが新年1発目の新作映画。韓国映画は常に高水準を叩き出してくれるので、今作も期待しながら鑑賞。
中盤あたりまでの1人目の感染、そこからの感染拡大、飛行機内パニック、地上との連携がとてもスリリングで、ハラハラドキドキしながら観ていました。感染した瞬間にわかる恐怖、直後にやってくる死、目から口から噴き出る血、密室な空間だからこその恐ろしさが素晴らしかったです。
ただ、後半家族愛が怒涛の勢いで盛り込まれたり、日本とアメリカが着陸を受け入れない描写を入れたり、よくよく考えたら全員血を噴き出してもおかしくないんじゃないかなと思うレベルで口を塞いでたり塞いでいなかったりと、現実味のあった前半とは違い、ややファンタジーになってしまったのが残念でした。日本がとんでもない戦闘機で威嚇してきたのはギャグかと思って笑ってしまいました。
格差だったりをエコノミーとファーストクラスで表現しているんだとは思いますが、あっさりしているのでそういえば…レベルなのも前半の良さも相まって惜しかったです。役者陣は全員魅力的でした。特にイム・シワンの嫌なやつっぷりがまた良いです。
日本人としてはモヤモヤする感じになりましたが、韓国映画のエンタメ性の高さには今年も唸ることになりそうです。
鑑賞日 1/6
鑑賞時間 15:25〜18:00
座席 H-12
そんなに日本が嫌いかよ
K-POPアイドルみたいな不審人物が空港ターミナルで怪しい行動。
とある親子に目を付けテロの目標にハワイ行きの飛行機に搭乗。
この時点でテロ計画失敗決定。
K国ドラマ四天王(笑)の顔くらい覚えとけ。そいつイ・ビョンホンだぜ。
早速機内で持参したウィルス散布開始。
WCに割り込んでズルをしたファーストクラスの乗客から感染し
気の毒なCAも巻き添えで機内に拡散。
ところで搭乗シーンで台詞のある乗客の紹介がない。
『普通』は老夫婦、妊婦、心臓移植待ってる重病人、傲慢な金持ち
離婚寸前の夫婦、喘息持ちの子供とかが不在なのはなんで?
航空機パニック映画の常識を分かってないな。
一方地上では犯行声明を見た刑事が犯人宅の家宅捜索で
謎の遺体を発見しテロを察知し政府も動き出す。
機内では感染者が増え続け米国に着陸を拒否られ引き返す事に。
ここまでは普通のパニック映画だったのにこの後明らかに日本への
悪意のある脚本で全て台無し。エンタメ界まで“NO JAPAN”とは。
そのままK国に戻れば良かったのに燃料の問題で成田に着陸要請。
ところが我らが日本政府は着陸拒否。
しかも空自スクランブル発進して進路妨害、更に威嚇射撃!!
おいおいおいおい!自衛隊の基本理念である専守防衛は何処へ?
極悪非道日帝の脅威から逃れK国の空港を目指すが(燃料残り僅かでは?)
今度は周辺住民が着陸拒否。国民性が出ますね。
横断幕やプラカードまで用意してデモ活動。他人批判に抜かりなし。
中盤で判明したウィルスを所持していた会社が作っていたワクチンが
鍵を握るのだがその有効性で一悶着。
先ほどの刑事が命を懸けてワクチン接種し効果を実証したら
手のひらを返して着陸OKで感動の結末ってなんかなあ。
『たまたま』元パイロットが乗っていたのも出来過ぎ。
それにしてもフィクションでまで我が国を避難するとは
まだレーダー照射の件を反省してないな。遺憾の意を表明したい。
「責任をとるのが我々の仕事」
ソン•ガンホが主役と思っていたが、元機長や大臣、副機長など群像劇のような内容でした。
イノは刑事としての見せ場はない(手掛りはすべて都合のよい通報、被疑者にも逃走を許す)が、夫としての姿で魅せる。
しかしこれ、ウイルスを投与させて治験するというものでしたが、それ、元のウイルスですよね。
「変異してるかも」ということの解決にならないのでは。。
(犯人の部屋で感染・発症→治験だと自発性に欠けたからだろうけど)
その他にも違和感は多数。
・わざわざ現地で体内にウイルス仕込む犯人
・血管破裂するはずが、最初の人だけ
・威嚇とはいえ、発砲はしないだろ(しかも海上ですらなく国土上空で)
・燃料もたないはずが、自国で余裕の旋回
・デモ対応早すぎ
・墜落からの拡散が一番怖いハズなのに、そこは誰も触れない
明らかに日本人じゃないイントネーションの日本人も気になった。
また、長尺にも関わらず離陸前からBGMが常に不穏さを煽っており、メリハリ不足。
犯人問題→ウイルス問題→着陸問題と一つずつ解決していくので、間延びした印象も。
しかし、演技は総じて素晴らしく、子役にも目を瞠った。
(アトピーでからかわれ、他人の目に敏感になるのもリアル)
墜落しかけた際の機内描写も非常にリアルで、ここが一番怖かったかもしれない。
電波の問題で時折止まりながらの『最後の言葉』は、真に迫っていて印象に残りました。
最近の事件でも行動や動機の理解できないものが多いので、犯人の描写は違和感なし。
個人的には女性大臣が一番好きでした。
ウイルスの感染時間個人差ありすぎちゃうか笑
結構、展開がスムーズに進んで行くから面白かった。だが、解決策見出すのにまたかよ〜ってなるね。飛行機内の重力や血とかリアルで良かった。ウイルスが毛細血管と関係してるから顔に登ってくる血管の膨れ具合などリアル。韓国こういうの得意よね。乗客はホントにこういう事態が起こったらこういう人達で別れるんだなぁって感じですごく関心。そしていちばん良かったのが悪役の気持ち悪さ。しつこくてきんもくて最高。
全85件中、41~60件目を表示