「絶望感MAXのフライトパニック」非常宣言 カイトさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望感MAXのフライトパニック
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完全密室逃げ場のない飛行機内で致死率100%のウイルステロが発生した。
空の上、地上で繰り広げられる未曾有の危機にずっと緊張しっぱなしだった。
どう考えても逃げ場のない状況でテロが起こり、致死率100%のウイルスに続々と感染する圧倒的恐怖、唯一の手がかりである犯人の死亡、パイロットや燃料の限界が近づき、受け入れ先も見つからないこれ以上ないほどの絶望感が2時間ずっと襲ってきて観終わった後は自分も飛行機に乗っていたかのような感覚に陥った。
人が極限状況に陥った時の醜さ、美しさがこれでもかという程丁寧に描かれていて、このリアルさが韓国映画の真骨頂だと思った。
制限のかかったシチュエーションで遊び心と圧倒的ストイックさを持ち、観客を引き込む勢いがあるのは現在、韓国映画だけだと本作で確信した。
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