「高飛車はお家芸」非常宣言 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
高飛車はお家芸
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乗員乗客150人の乗った仁川発ホノルル行き旅客機が致死率40%のウイルステロが巻き起こる話。
行き先は決まっておらず、空港窓口で乗客の多い便を聞き出そうとするニヤけた男が、空港のトイレでコソコソしているところをみられた父娘と同便を選んで搭乗しようとする最中、SNSにテロ予告を上げた男の通報があり…。
こういうスリラーでこどもをダシに使うのはねぇー…という始まりはあざとさを感じてしまったけれど、誰が犯人!?ということもなくキモさ全開だし、ウイルステロみえみえだし、勿体つけずに始めちゃうのは潔くてなかなか好み。
そして始まってからの機内の騒ぎの拡がりに犯人の特定にと、この尺でなんてテンポの良い立ち上がりか。
さてそこからは勿論フライトパニックでウイルスパニックな訳で、色々と大袈裟に煽っている割にあれ?なんてツッコミどころも多々あるけれど、半分欺いた形で他国に押し付け様とするその姿勢、流石ですw
しかも今作はそこから似付かわしくないまさかまさかの熱い展開も。正直、無理やりハッピーエンドに舵を切らず、超バッドエンドで絶望に浸るのも良いかも!?とか思っていたけど…。
ちょっと韓国映画らしくない落とし方で中途半端に思う人もいるかも知れないが、この犠牲の上でのこのラストは個人的には結構好みだし、スリリングでとても面白かった。
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