「非常宣言(乗客の命)と国防(全国民の命)」非常宣言 さんばさんの映画レビュー(感想・評価)
非常宣言(乗客の命)と国防(全国民の命)
クリックして本文を読む
航空客を守る機長の立場からの非常宣言(戒厳令)と全国民を守る立場からの国防。
どのラインまでが国防として有効なのか、どのラインから国民を切り捨てるのか。
その線引きが難しいとき人は良心に従うのか、誰かを想って静観するのか。
世論の強さを考えさせられる映画でもあり、このコロナ禍ではもっともっと語り尽くしたくなる。
最後の機外の窓から見える乗客の恐怖の顔と安堵の顔、セウォル号を思い出した。
あの船は沈没する直前まで安全圏にいる自分達からは窓が見えていて、あの中に沢山の生存している人達がいた。
判断を下せずに救えなかった命、判断を下すことを放棄して救えなかった命。テロや災害、それの二次災害、、、。
国民を守るとは責任を負うこと、責任を負うとは保身を考えないこと。
単なるパニック映画ではないという前評判は確かだった。
そして、韓国映画で描かれる女性達は格好良い。
全役者さんの演技が最高だった。
コメントする