「ツッコミどころ満載だが面白かった」非常宣言 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミどころ満載だが面白かった
飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘とハワイ行きの飛行機に搭乗したが、乗客の1人がトイレで殺人ウイルスを撒き、トイレ利用者が謎の死を遂げ、次々と感染者や死者が出て機内はパニックに陥った。
地上では、ネットに飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がアップロードされ、捜査に乗り出した刑事ク・イノは、その飛行機が妻の搭乗した便だと知った。
ウイルス感染者や死者が増え続ける飛行機内では機長も死亡し、副操縦士のヒョンスは乗客の命を守るべく操縦を続けるが、アメリカは着陸拒否、韓国へ引き返すが燃料不足の懸念から日本の成田に着陸しようとするが、日本も着陸拒否、そしてソウルに向かうが、今度は韓国内から着陸反対運動が起こった。さてどうなる、という話。
まず、ハワイに向かってたのになぜアメリカのサンフランシスコに着陸しようとしたのか地理的に???だった。ソウルから出発してホノルルに向かってるならまずは目的地のハワイ国際空港で、引き返すなら日本の仙台とか新千歳とかだろうと思ったが。
成田に着陸体制に入った時、航空自衛隊に威嚇射撃されたが、領空侵犯したのだから撃ち落とされても仕方ないのに、と無茶苦茶するなぁ、と思った。実際航空自衛隊が民間機に威嚇射撃するのかどうかは知らないが。
それと、自衛隊機のパイロットが悪人に見えるような意図的な映像は相変わらずの日本を悪くみせる韓国だなぁと呆れた。
非常宣言、って最優先で着陸出来る、と最初に字幕で出てたさずだが、何の意味もないのかと不思議に思った。
元々韓国に帰る燃料が足りないからアメリカや日本と韓国政府が交渉してたはずなのに何の工夫もなくソウル付近まで戻れたのは何故?
刑事も自分の妻がその飛行機に乗ってるからと個人的な理由で勝手な事をするし、公私混同が酷すぎないか、て感じた。
などなど、色々とツッコミどころ満載だったが、まぁ面白かった。
国土交通大臣役のチョンドヨンは美しかった。