非常宣言のレビュー・感想・評価
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よくあるパターンとわかっていながら、手に汗握って観てしまうのが韓国映画の凄さ
ソン・ガンホって、全ての韓国映画に出ているんじゃないか?私が観る韓国映画には必ずいるよ。(笑 先の展開が想像つく、よくあるストーリーなのだが、興奮して食い入るように観てしまう。さすがエンターティメントの国、韓国! 錐揉み飛行状態の時の客室がまるで乾燥機の中の衣服のよう。こんな凄い描写はじめて観た。 リュ・ジンソクの冒頭部分、気持ち悪かったあ。。 こういう「人との距離感がおかしい奴」って怖いよなあ。 ①旅券カウンターの女性への言葉 「ただ飛行機に乗る客の人数が知りたいだけ。何か変ですか?」 「他のお客様のご迷惑って、どんな迷惑か?」 「そんな風に笑うな。クズのくせに。」 ②パク・ジェヒョク親子との会話 「何歳?かわいいですね。旅行ですか?」 「ママがいないな。奥さんは?」 「どこへいくのですか?(スーツケースをみて)ハワイですか。離婚しましたね?」 たまらずパク 「なぜ根ほり葉ほり聞くのか?」 「別に。どうして?」 「どうしてだと?」 「離婚したかどうか知ってどうする?」 子供がパクに耳打ちするのをみて 「何て?何の話を?」 「イカレてるのか?あっちに行け!おかしな奴だ。」 いやあ、やばいよ。 こういう常識ではないコミュニケーションでふいに来られたら弱いよね。 ※ウィルスが最初はすぐに効いていたのに、途中から感染した乗客が着陸するまで症状が保たれていたのはちょっとご都合主義かな。(説明あったけ?)まあ、エンターティメントだから細かいことは不問!
スケール感ある大作
製作費が約30億円だそうで、スケールの大きい大作映画である。飛行機という限定空間で、ウイルスという見えない恐怖と戦う乗客と、地上でなんとか飛行機を着陸させるために奔走する人々を同時に描き、パニック状況下の人間ドラマとしてなかなか魅せる。 ソン・ガンホにイ・ビョンホンと役者も充実している。しかし、韓国映画はイケメンにヤバい殺人鬼役をやらせるのが、どうしてこんなに好きなんだろう。日本とアメリカ、製薬会社も巻き込んで国際スケールの展開となっていくが、自国の安全第一で未知のウイルスを乗せた飛行機を着陸許可しない展開は、リアルではないがコロナ禍を経験したからこその説得力はある。まあ、自衛隊が民間機に対して発砲しない(できない)だろうけど。ひとつの事象をめぐって世の中が分断される状況が訪れるのも現代社会を反映している。その分断を乗り越え解決に導くのが、あのクライマックスの展開なのかはちょっとどうかなと思うのだけど、全体的にはスリリングで楽しめた。
回転セットを使った事故シーンは圧巻。脚本には難あり
未知のウイルスを使ったバイオテロの標的になる旅客機に娘と一緒に乗ってしまった元パイロットを演じるイ・ビョンホンと、やはり妻が当該機に乗ってしまい地上で事件解決のため奔走するベテラン刑事役のソン・ガンホ、韓国の2大スターの競演を謳っているのだが、イ・ビョンホンは機内、ソン・ガンホは地上と別々のシークエンスに出演しているのが9割以上。ラスト近くに空港で“対面”する短いシーンがあるが、2人のスケジュールが合わなかったのか、切り返しショットがボディダブルを使った別撮りのように見えた。
事故シーンの撮影のため、回転する装置の中に実機の胴体部分を組み込むなどの工夫をしたようで、旅客機がコントロールを失って急降下するシーンでは乗客が吹き飛んで窓や天井に打ちつけられる様子がリアルに描かれ、思わず息を飲む。地上で重要参考人を追跡する警察車両が事故を起こした際の車内シーンも同様の撮影方法だろう。
脚本には難点もいくつか。まず、韓国・仁川発ホノルル行きの途上でバイオテロが発生して、緊急着陸を最初に打診する空港が、ホノルルよりもはるかに遠いサンフランシスコなのはなぜか。太平洋上の航路から距離が近いのはまず日本、次いでロシア、中国だろうし、米国の空港を選ぶにしても飛び地であるアラスカのアンカレッジの方がまだ近い。おそらく、日本領空での緊迫シーンを中盤以降で見せるため、先に米国の空港に拒否されるというプロットを入れたかったのだろう。
日本政府が要請を拒み自衛隊機に威嚇射撃までさせて着陸を阻止するという流れも、そもそも自衛隊が専守防衛の大原則に縛られていることに加え、国際的な非難を浴びるのが明らかな対応を断行できるほど本邦のトップには決断力がないことも考え合わせると、この非現実的なシナリオにため息が出てしまう。3カ国の元首が乗り合わせた原潜がクーデターで乗っ取られる韓国映画「スティール・レイン」もそうだったが、日本の自衛隊を敵役として安直に使いすぎではないか。エンタメ作品とはいえ、この種の偏った慣行が分断と憎悪をじわじわと煽っていくのではないかと危惧する。
ファーストクラスとエコノミーの乗客同士の諍いも、格差社会の縮図として描いているのだろうが、浅薄にストーリーにまぶされているだけで深い洞察が感じられず、うやむやなまま大部分の乗客が助かってよかったねという結末になっている。ウイルス感染を扱ったタイムリーさ、いくつかの見所はあるが、総じて大味のエンタメに留まった印象だ。
Don't Watch on a Plane
A biochemical terrorist unleashes a deadly disease on a Honolulu-bound airplane. It's an overlong post-COVID Snakes on a Plane. The stern Korean seriousness of the film makes it less fun than it should be, and while its distrust of allies is curious, it's convincing as a plot device. The strengths of this film are in the hair-raising scenes of in-flight peril. The Gs are civilian Top Gun horror.
オススメに上がってきたので。
ベタベタな展開の割に長い!あと何らかしらの意図をいろいろ感じる。 前半はベタな流れでスムーズだが途中グダグダに感じで飽きてきた、無理にバイク追いかけて自爆転倒して追いかけてた奴に救急車呼ばれるというコメディ要素が急に入って笑ってしまった。90分ぐらいで良かったのでは?
機内感染のパニックムービー
ソン・ガンホ×イ・ビョンホンのW主演によるパニックムービー。 テロによる機内感染という、時々こんな感じのシュチュエーションありますよね。 この作品もパニックが起こるまでに、しっかり溜めがあったのが良いです。 それとアメリカと日本という重要な国に入国を断られるのも、コロナ禍を経験すると何とも面白い演出。(実際の日本は許可しそうだけど) でも自衛隊の威嚇射撃は流石に盛りすぎでしょう。 結局着陸する場所がどこにもなく、最後は家族の為に皆が選んだ決断はグッときました。 やや脚本に荒さはあるものの、中々楽しめた作品です。
アクション大作。でも反日?
韓国、日本、そして太平洋の空の上、また直接登場はしないがアメリカを舞台に、高度数千メートルの飛行機という閉鎖空間でばら撒かれたウイルスによって人々が極限状態に追い込まれる物語は、いずれ我々に起こり得るかもしれない背筋の凍るストーリーラインだった。
これらの点は全てにおいて高評価できる映画で十分楽しめる作品だったが、ただ一つ引っかかる点がある。
もちろん舞台は韓国、アメリカは直接登場しない。だが、成田空港に着陸しようとするシーンでは自衛隊航空機を登場させ威嚇射撃、日本政府は「ウイルスが変異している可能性があり、KI-501便の着陸は認められない」と声明を発表。もちろん現実ならば当たり前だが、意図的に日本が登場するシーンを長くし、悪役に見立てている気がする。イ・ビョンホンのセリフにも「なぜ日本はあんなに反抗したんだ?」というものがあったり、他の登場人物も『なぜ日本はこれほどまでに拒否したんだ』みたいな雰囲気を醸し出していた。アメリカにはほとんど言及せず、日本だけを追及するというのは、反日的な演出にしか見えない。
以上の理由により、「名作とは言えるが、反日的要素と思われる部分がある」という評価で、☆3.5とした。
この引き込まれようはなかなかだ
レンタル110
評判がよかったので観たいリストに入れていた
夏休みキャンペーン価格で波紋とカップリング
たまに観る韓国映画
ストーリーはシンプルで分かり易く
深みはないがこの引き込まれようはなかなかだ
オラの常識の1.2倍くらいのテンポで進行するので全く退屈しない
ソンガンホとかイビョンホンとか名優の競演も贅沢
おそらく女優も有名どころなのだろう
航空パニックに今日的なウイルス禍を掛け合わせて
同盟国どうしの非常時の対応が絶妙に織り込まれている
優れたエンターテインメント映画だ
次は別れる決心だな
単なるパニック映画ではない。深い。
Amazonプライムでオリジナル音声で日本語字幕有りにして視聴。 飛行機の中だけでなく『バイオハザード』や『猿の惑星:創世記』(2011年)のように世界中に拡大しそうな緊急事態。 元パイロットのパパ(イ・ビョンホン)がカッコイイ作品。 終始カメラがグラついている。 自衛隊が旅客機に向かってミサイルを打つという信じられないような場面もある。 余談だが治療方法も薬の量も、ひとりひとり異なる。 感染しやすい人、そうではない人もいて、特効薬が効く人も効かない人もいる。 今作は単なるパニック映画ではなかった。
わかり易すぎる映画
完全にハッピーエンドが予測される中、最後まで緊迫シーンを作り出そうとする、お粗末な内容だった。 でもコロナの時のダイヤモンドプリンセス号を思い出した。海上で足止めされて亡くなった方は、せめて陸に上がりたかっただろうな。まだわからない時だったから仕方ないけど。 余談で、こんな頭おかしい人がいたら、飛行機で何かできちゃいそうだから、やっぱり飛行機は嫌い。 評価:3.1
見事です
日本語吹替えで鑑賞しました、二時間二十分を飽きさせず、充実させたシナリオ、撮影技術のセンス、見事でした アクションもですが、シリアスて現実による厳しさも出しつつ、善意や優しさを見れるストーリーも良い。 快いポリシー?とか技術的な真摯さも素晴らしい、ありがとう。
面白かった!と非常宣言。自衛隊機の対応が緊迫感を増したかな。
3連休初日にセントレア空港で、航空機爆発物情報にて
緊急着陸が早朝にあったもんだから、
妙にこの映画がリアルに感じてしまったのは
私だけでは無かった様だと思う。
今日は、「非常宣言」を観たんだわさ~
上映シアタ-は小さめの劇場だったけど
ほぼ満席だったっすよん。
やっぱ事件の事があったんで、ちょっとこの映画
タイミング悪かったかなとは思ったけども。
偶然だけど逆に話にリアル感を増したかもですね。
非常に緊迫した中、十分楽しめました。
あっという間の141分でしたね。
至って話はシンプル。
韓国の製薬会社内で或るウィルス研究してたら
漏れちゃって、漏れたのは故意だろと責任取らされて
辞職して精神オカシクなった奴が犯人(単独犯)。
兎に角、人を大勢巻き混んで死にたいらしい。
よって大勢が行くハワイ便にウィルス持ち込んで
機内で撒いてやるっていうテロの話。
如何にしてこれと対峙するのかが
今作品のテーマでしょうかね。
良かった点:
・やっぱウィルスかかっても ゾンビ化しなかった点かな。
ゾンビ化したら冷めちゃうし、リアルさ無くなるからね。
徐々に体がダメになって死ぬとしたのは良かったかな。
・俳優陣がガッチリと手を組んでやってるとこかな。
全体的にバランスよく配役と演出が出来てたと思います。
韓国俳優陣の総力の結集を感じましたわ。
・ハワイ(アメリカ着陸)を諦めてリタ-ンして来て
燃料が尽きる中、何といっても日本の成田空港に
着陸させようとした場面でしょうかねぇ。
自衛隊機を何機も発進させて、着陸阻止と
威嚇射撃には 流石に呆気にとられましたわ。
ココは何故かメッチャ緊迫感を感じたかな。
・そして最後 韓国空港へ着陸を目指す訳だが、
何処に?世論は?無事にランディング出来るのかどうか・・・
ココはやっぱり 二転三転してて楽しめた感じです。
状況が良く似てたコロナ初期の頃に、
日本に接岸した豪華客船を思い出しましたね。
何故かラストカットが、チョン・ドヨンさんアップで
何でアンタが全部良いとこ持っていくのよ~とは思いましたが。
ゴジラ倒したのは私よ~的な絵なのでしょうかw
中々、無茶も有ったり、抗ウィルス薬がそんな
都合良く実験結果出るかい・・・ってのも有りましたが
総じて良い流れ展開だったと感じます。
興味ある方は 是非劇場へGO!!
3.3少し詰め込み過ぎ感
全体的に緊迫感があり、飛行機のシーンはドキドキした
しかしながら、見せたい要素が多すぎて間延びしてるような気がした。
ウィルスを発端とした着陸拒否、着陸拒否のデモのシーンはなかなか挑戦的な表現だったと思うが、いろいろな要素がぼやけてしまいいきなり感に感じた部分もあった。
最後もスッキリしない感じで、うーん。もうちょっとっという感じでした。
すごい映画です たくさんのたくさんのドラマがあって、ずっと目が離せ...
すごい映画です たくさんのたくさんのドラマがあって、ずっと目が離せない ずっと同じ緊張感で最後まで観続けた映画は他にあったかなと思いました この映画の中には人の優しさや粘り強さも描かれていて、一度は絶対観た方がいい映画だと思います
まさに手に汗握る映画
現実的に考えたらツッコミどころは色々あると思う。
しかし、ストーリーの展開や見せ方はとても良かったと思う。
冒頭からの不穏な感じ。
飛行機内の空気悪そうな見せ方。
特にスマホの光を使ったシーンは上手いなと思った。
着陸を拒否され、被害者の家族がバスから降りてスマホを見ているシーン。
俯瞰で撮った映像には暗い夜の中、家族を心配する人のスマホの光だけがゆらゆら揺れていて印象的。
最後にビデオ通話するスマホ画面もリアルだったから、泣けた。だんだん小さくなってさ、、、もう泣くよ。
その後着陸許可を知らせるシーンでは、家族からの着信により、飛行機の乗客のスマホにポツポツと光が灯る。
個人的に希望の光のように見えて、凄くいい見せ方だと思った。
刑事達が追跡中に交通事故にあうシーンや、飛行機が墜落しそうになったシーンのカメラワークは迫力が凄かった。
成田空港が出てきた時は、日本の対応に興味津々だったが、まさかそんなに威嚇するか??とビックリ。
民間人が乗ってるんだよ??
てか撃墜したらその方がやばいよ。ギリギリを攻めすぎて驚いたよ私。
日本は着陸許可して適切に対応すると思うなぁ。コロナの客船みたいに。実際どうなのかな。
日本の報道シーンでごもっともな理由を言ってたからまぁ納得はしたけど、難しいねぇ。
なんだかんだ韓国に引き返したけど、最初から引き返せば早かった、、、は映画的に面白くないもんね、、、
ハラハラするシーンが盛り沢山だし、希望や落胆の連続。
飽きない展開と映像で映画として見応えがあった。
最後は自己犠牲を選び、人間としての尊厳を考えるさせられた。いやー、なんとか助かって良かった。
でも刑事さん、最後あんなんなっちゃって、、、ショック。
飛行機怖いなぁ。
観客もパンデミック体感中なら唯一無二だ
2022年製作の本作。 つまりコロナにガッツリかぶっているところが何はさておき、ただのパニック映画に終わらせない。企画は果たしてコロナ前からあったのか。それともコロナに陥り風刺と製作されたのか。興味は尽きない。 もし後者ならスピード感に感服であるし、患者、健常者、賛成派、反対派、民間、政府、医療者が入り乱れて主張し合う本作、しかしながら最後は非常時での一致団結を促す内容だけに、間接的ながら国威掲揚を想像させよくできているなぁと感じた。 物語自体はやや既視感がある展開や設定だが、マッシュアップ韓国版、かつ観客もパンデミック体感中なら唯一無二だ。 マスク警察ばりの機内状況や、着陸できずたらい回しの旅客機に救急車を連想。 狭い機内での撮影にメリハリつけるためか以外では遠景のショットが多用され、大作感もよい。 地上と上空の二つの時間軸を追う展開には、昔懐かし「新幹線大爆破」をだぶらせてしまった。 また韓国映画が劇場上映し始めた頃の喜怒哀楽激しいアツい演技と比べて本編、 かなり抑えたナチュラルさに盛らないリアリティを感じている。 世界進出著しいだけに、その辺りもユニバーサルスタンダード化しているのか。 だとすれば恐るべしだ。 映像も前半、墜落してゆく旅客機、客室のでんぐり返り映像や、後半自衛隊とのニアミスなど、見どころもあり。ところどころあるドキュメンタリー風なカメラワークが、陳腐を削っている。 唯一、尺に合わせて展開してゆくせいで、飛躍に無理を感じてしまう所だけがもったいなかった。とはいえ、そこをちょろまかさなければ旅客機、墜落してしまうしな。 そしてガンホ兄はここでもラスト、一人不幸で終わる。 もう一芸である。
大きな災いがやってくるとき、人はどう考え、どう行動するか。
吹き替え版で鑑賞。
致死率の高いウィルスに感染した乗客を乗せた飛行機が、
助け求めて、自国の空港にやってくる。
その時、政府は、製薬会社は、警察は、家族は、
そして、乗客はどうするのか。
非常に良く作られた作品だと思いました。
こういう映画では、犯人や動機、奇跡の○○的な内容を題材にしがちだが、
それらを取っ払って、人間の本質をエグるような演出にしているのも凄かった。
自分だったら、どうするんだろう。とか
家族がこうなったら、どうするんだろう。とか
考えてしまうような描写は多くあった。
あと、自衛隊。
こんなに、意地悪ではない、と思った(笑)
犯人役の演技、凄かった。
「もう1回言おうか」の台詞、やばかった。
投稿を終わる。
良い一日を。
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