「考え切れていない想像の産物」ピンク・クラウド Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
考え切れていない想像の産物
コロナ禍の前に、こういう閉じ籠り生活を考えたのはよし、その試みは買うが、実際のロックダウンの生活を体験した我々は、こういう場合は誰が食料を作り、誰がそれを運ぶんだとディテールまで設定を求めてしまう。霜や霧ならともかく雲ならかなり上空だろうとか、コロナより厳重な密封は無理だろうとか、宇宙服みたいのが開発されないかとか色々考えてしまう。結末もそれしかストーリーの終わり方はないだろうという残念なエンディング。どうせやるなら、滅茶苦茶ヒステリーを起こしたり、滅茶苦茶エロエロにしたほうがまだ面白かったかもしれない。
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