SHE SAID シー・セッド その名を暴けのレビュー・感想・評価
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MeToo運動の起点
#MeToo運動のきっかけになったニューヨークタイムズ紙によるワインスタインの告発を描いている。
記者に課せられたのは実名付きの証言あつめ。
だが、関係者との接触をこころみるたびに、壁にぶち当たる。
女優らは権力と人気の失墜に怯え、ミラマックス職員らは訴えに示談が成立し、その後の行動制限まで約束させられている。且つ被害者は被害を秘密にして長い年月をすごしてきており、安寧が壊されることを畏れている。
ワインスタインはフェミサイドの女性弁護士までも味方につけている。人たらしな側面をもち、捕食対象ではない女性と良好な関係をキープしている。我を押しとおすために恫喝や脅しを用い、下の者を威圧で服従させることに長けている。
長い年月、かれの王国で何十人もの女性が被害に遭い、泣き寝入りしてきた。
──という規模と惨状が、被害者と会うたびにじわじわ広がっていく。
追うのはふたりの女性記者。いずれも子育て真っ最中。その母親な片面と記者の片面が、葛藤し揺れ動きながらも、なんとか王国の外堀を埋めていく。
このMotherlyな表現はMaria Schrader監督の味付けだと思う。が、Motherlyな一方、描写は冷静でスポットライトのような肌触りだった。
本編に出てくる女優の告発者はマッゴーワン、パルトロー、アシュレージャド。ジャドは本人が演じている。公表を拒んでいた女優や職員も記事発表のあと続々と名乗り出た。
それにともなってワインスタインの件とは別の性的被害をうけて泣き寝入りしていた女性らが、われもわれもと訴えに名乗り出た。それが世界じゅうに広がった。#MeToo運動のはじまりだった。
さいきん(2023)の海外報道ではDan Schneiderというプロデューサーのハラ疑惑があがっている。ギリースやグランデを輩出したキッズ番組チャンネルNickelodeonにながくいた。
ダライ・ラマもキモいハラ疑惑があがっている。少年とのやりとりで舌を吸ってとベロを出した映像が拡散されている。レディーガガのダメージジーンズの膝小僧をちょこちょこする映像もあがっている。
日本で少年をもてあそぶ性嗜好を満たすために芸能事務所をつくった男がいる。
美少年をあつめ寝食をあてがい夜な夜な未成年を捕食しつづけた。裁判所が認定しても権力と忖度に乗っかって悪さをつづけた。50年間で1,000人以上の被害者がいると言われている。サヴィルやワインスタインと同等かそれ以上だが、かれは殆ど報道に乗ったことがない。
映画の始めと終わりはミラマックスのいち職員だったローラの描写になっている。夢をたずさえ、わくわくしながら映画の世界に入ってきたローラだったが酷いことをされ何もかも投げ出してふさぎ込む。
性被害に遭うということは気持ちがズタズタに踏みにじられその悪夢が生涯つづくということだ。それを起と結で言っている。
システムと闘えるシステムが必要
力強い映画。
丁寧、繊細、かつ大胆にテーマを追っている。
ミラマックスのCEOとやらの、もしくはトランプとやらの、個人の性癖悪癖の問題ではない。
人類の歴史がある限りなんらかの力を他者に及ぼす地位を手に入れたものは大なり小なりこのような<権利>を手に入れるものだし、そこで被害者のほうにも泣き寝入りする人も戦う人も絶望する人もいる。問題は個人への攻撃、批判、告発ではなく、ありとあらゆるハラスメントをできる人、しても良い人、しても罪に問われずその権力も放棄しなくて良いという、権利権力支配側のシステムが強固にあるということ。
葛藤と困難の末、大手新聞、尊敬されるメディアで記事を出したとして、そこには達成感ももちろんある、この映画に描かれている全ての勇気と人間力のある人に脱帽する、が、重厚なシステムはなくならないし変わらないから、記事を出した後の、虚無感もあるだろう。
今の日本はもっとわかりやすい。アメリカでpc political correctness が表面上のみであっだとしたとある程度浸透していると仮定したとして、日本ではまだまだそんなものは存在しないもの等しく、国会で嘘をついてもおとがめなしその嘘に公文書を合わせていくスタイル、そのことで人が死んでもおかまいなしのおとがめなし、どころかますます権勢を誇る、国民の税金で賄われているものに対する私物感議員とか大臣という職位さえ家業と捉えて、その長年にわたり構築されたシステムに守られ声を上げたものがバカを見るこのくそ社会、ダブスタが横行するシステム、日本みたいにちっぽけな小さいムラでもそんなんだからましたアメリカの巨大システムに風穴あけたとて、このあとの徒労感と虚無感は否めたないだろうと思った。
本作品は素晴らしく、たくさんの人が見るべきものであり、
とくに主演の記者二人も素晴らしいが、やはり対抗する側のシステムの一つである新聞社の、この記者たちの上司たちが組織、システムとしてしっかり機能していることが素晴らしい。ボスとは、目的達成のためのリソースを確保しその道筋を承認などにより確保し切り開くもので、ふかふかの椅子に座り好き放題ハラスメントしたり人や物や権力を私物化する我のために使うものではない。
映画館で予告編見てなかったか知らなくてスルーしていたかと思うと、映画ファンでなければ観ることもないだろうから、そのこと自体が悔しく残念と思う。
ドキュメンタリーでやれれば・・・
この手の新聞記者の活躍を描いた作品って、近年目立ってきたが。
結局、新聞記者だけの目線で描かれてしまう為、一連の流れから記事として掲載された流れを辿るだけの内容。
最終的に、被害にあった女性達が、オフレコ→オンレコになった心境なんかも良く理解出来ない。
ここが肝心だと思えるんだよねぇ。
この作品鑑賞して思えたのが、「ドキュメンタリーでやれなかったのか?」って事。
当時の映像やら、当人のインタビュー映像なんかで上手く編集すれば、当時の時代背景だったり、説得力が増したようにも思えたんだが…
なんか残念な作品だった。
見るべき作品
パワーの違いを利用した強制に対し、声を上げることの重要さを感じる、
考えさせられる映画だ。
人それぞれに感じ方が違うのではなく、人としてやってはいけない事を、
あたかも正しいかのように言い繕う、
相手が間違っているかのように錯覚させる、
声を盗むような行為をしてはいけない。
上手にできてる!
この手の作品はあまり得てじゃなかったのだけど… 魅入りました
女性記者達が現実ではどれほど大変だったろう… 被害者の女性達にも家族がいて
娘さんがいて… ローラが手術の前にOK出したのはもう泣けた 娘がいるからこその決断だったのかと思うと泣けました。
レイプシーンが一切ないところにも
作品の信憑性が出たと思う
なんだか感動とか感銘とかじゃなく
スッキリしたでもなくて
よくできたこの長さで伝え方がうまい作品だと思いました
ハリウッドはこの事件と闘った女性たちを忘れてはならない
2017年、その事件は暴露された。
映画プロデューサーで映画会社のCEO。ハリウッドのドンとも言われた超大物、ハーヴェイ・ワインスタイン。
彼が、多くの若い女優や女優の卵、若い女性スタッフや会社の従業員らにセクハラ、暴行、脅迫を…。
その期間、プロデューサーとして名を馳せ始めた90年代から暴露された昨今まで。
被害者の数、100人以上とも。数え切れぬとも。
ハリウッドを、映画界を、世界を、激震させた…。
私はこのニュースを知った時、衝撃ではあったが、特別驚きはしなかった。ああ、やっぱりな、と。
ワインスタインの黒い噂や横暴は色々と聞いていたから。
監督と事ある事に対立、揉める。勝手にフィルムを編集。色々要求を押し付ける(『ギャング・オブ・ニューヨーク』が微妙な作品になったのもワインスタインが色々注文付けてきたから)。アカデミー賞を受賞する為だったら過剰なゴリ押しPR(『ダークナイト』を押し退け『愛を読むひと』がノミネートされたのもそれが要因の一つとも)…。
数々のヒット作や名作を手掛けてきた敏感プロデューサーである一方、スーパーワンマン。ハリウッドは俺様に跪け、と言わんばかりの傲慢さ…。
このセクハラ事件もそう。何かで聞いた事がある。例えば、狙われたのが女優の卵だとする。夢を抱いてハリウッドにやって来た。関係を強要する。拒む。すると、「俺はお前みたいな奴をこのハリウッドから消し去る事など簡単に出来るんだぞ」。
つまり、ハリウッドで永久に仕事にありつけなくしてやる。自分の権力や地位を使って。愚か者が権力を握った時、どんな振る舞いをするか、その典型的凡例である。
もし、ワインスタイン事件が今も暴露されていなかったら、ハリウッドはどうなっていたのか…? 考えただけで戦慄。
ハリウッドは夢や憧れの場所。世界中の映画ファンにとっては聖地。
そこで、一人の愚者が権力を使っていた悪行…。
単なる性的スキャンダルじゃない。大事件。間違いなく、ハリウッドの歴史に汚点として残るほどの…。
では、何故誰も訴えなかった…?
こんな長きに渡って、多くの女性が被害に遭ったというのに…。
それほどの絶対的権力者だったから。ワインスタインに逆らったら、ハリウッドで仕事が無くなるとも。
報復を怖れて。
口止め料などの裏工作、妨害、隠蔽…。
闘っても無意味だった。闘いすら出来なかった。被害女性たちは泣き寝入りするしかなかった。
この闇と悪行が明るみに出る事はないのか…?
しかし、
遂に暴露された!
そして今の“#MeToo運動”に続く…。
ワインスタインの悪行を暴いたのは、ニューヨーク・タイムズの二人の女性記者…。
ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンター。
本当に二人の不屈の闘志と信念には敬服する。
ある時ハリウッドに蔓延するワインスタインの性的暴行の情報を掴む。二人は取材を始めるも…
誰もが口をつぐむ。被害女性たちすらも。
相手が相手だから。被害女性たちにとっては、傷口に塩を塗るような、思い出したくない事だから。
関係者や当事者たちにとって、時に面倒で煩わしかったかもしれない。
が、彼女たちは諦めなかった。
この悪事がこのまま闇に葬り去っていい訳ない。
必ず、真実を明るみにする。
皆口をつぐむが、中には声を上げたい人だって、きっといる。
粘り強く、取材を続ける。
有力な証言を得るも、公に出る事を怖れ断られる。
確かに苦しい事かもしれない。難しい事かもしれない。再びトラウマと向き合う怖い事かもしれない。
だが声を上げないでいると、何も変わらない。ずっとこのまま。ハリウッドに闇が続く。
勇気を出して。声を上げて。
夢と憧れの場所のハリウッドを、本当にそうする為に。
今、行動に移る時。今、変える時。
声を上げた被害女性たち。
奔走し、尽力した二人の記者。
二人は幼い子供がいる母でもある。我が子やこれから産まれてくる子供たちの未来の為にも。
権力や妨害に屈せず、闘ったからこそ、巨悪は挫かれ、悪行は暴かれた。
記憶に新しく、未だハリウッドに尾を引くこの事件。
だから映画化されると聞いて、これは絶対見逃せないと思った。注目の一本だった。
そして、よく映画化したと思う。ハリウッドにとって、自らの暗部をさらけ出すようなもの。劇中のように、色々圧力や横槍があったかもしれない。
スタッフもキャストも女性が多い。だからこそ、意義がある。
演出も展開もドキュメンタリータッチのようで派手さは無く淡々としているが、題材も相まって飽きや間延びはする事なく、終始引き込まれた。マリア・シュラーダーの真摯な手腕。
生々しい証言や実際の肉声も。ワインスタインは勿論、被害に遭った多くの女優たちの実名も。本人役として出演も。隠す事なく、巧みに昇華した脚本。
この手の作品の十八番、アンサンブル劇。主演のキャリー・マリガンとゾーイ・カザンの熱演。
実録社会派とエンタメ性も踏まえた一級の作品。本当に、よく映画化した!
…にも関わらず、批評は良かったが、興行的には不発で、アカデミー賞でも一部門もノミネートされず。
映画化には早すぎたのか、あくまで業界の醜聞であって一般観客の興味を惹かなかったのか、アカデミーも業界もまじまじと見せ付けられる恥や暗部を見たくなかったのか…?
いずれにせよ、この興行不発やノミネート落選は、変わろうとして変わらないでいるようなハリウッドの問題に感じる。
2017年に暴露され、2020年に刑が確定。その後余罪も。
禁固23年が言い渡され、現在収監の身。
70歳を過ぎているワインスタインはおそらく、刑務所の中で生涯を終えるだろう。
が、一切同情はしない。
劇中でも記者たちに圧力をかけ、社に抗議の脅迫電話をかけ、最後の最後まで往生際悪く。
お前にキャリアを潰され、人生を狂わされた女性たちがどれほどいるか、知っているのか?
自分は権力や地位を使ってやりたい放題甘い汁を吸ったろうが、どれほどの女性たちが苦しんだ事か。
女性たちはお前の性の玩具じゃない。人間なのだ。
本当にそれを分かっているのか? 自分の犯した罪も分かっているのか?
ハリウッド全てに悪影響を及ぼし、自身の会社は破産、他社に売却。関係ないスタッフまで路頭に迷わせた。
関わった作品にまで今後もマイナスイメージが付きまとうだろう。
我々映画ファンの楽しみも砕いた。
罪を認識し、刑務所の中で朽ち果てろ!
劇中でも触れられていたが、ワインスタインのような愚者や事件は、世界中にまだいるだろう。
この事件の直前に起きた、アメリカの大手TV局、FOXニュースで起きた同様の絶対的権力者によるセクハラ事件。(『スキャンダル』として映画化)
またミーガンは、大統領になる前のトランプのセクハラを糾弾していた。が、苦渋を舐めさせられ、トランプは大統領となったが、再び過去のセクハラが暴露され、今正念場を迎えている。こんな奴、二度と大統領にするな!
バカで愚かな男どもの傲慢がのさばり続ける限り、同様の悪行も続く。
が、自分の権力が永遠に続き、隠し通せるものか。
必ず、暴かれる。
屈せず、闘う者たちが現れる。
女性たちの声が、世界を変えようとしている。
ハリウッドは、この事件と闘った女性たちを絶対に忘れてはならない。
告発
性被害は女性のその後の人生に苦い影響を与える。
その事が一番傷ましい事でした。
欲望のままに権力者が弱い立場の女性を踏みにじり
一生消えない心の傷を残す。
映画界の仕事に憧れて夢を持って入った職場。
女優の卵が、良い役と引き換えに酷い辱めを受ける。
またはスタッフの若い新人がワインスタインの言いなりになり
一生後悔する。
彼から受けた屈辱を忘れていた女性は1人もいなかった。
2017年。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーキー(キャリー・マリガン)と、
ジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、ハリウッドに君臨する
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの数十年に及ぶ性的暴行
について調査を開始する。
なんとハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為は
1990年代に遡るのだった。
映画プロダクション「ミラマックス」を1979年に設立。
プロデューサーとして驚くばかりの成功をする。
プロデュースした作品が有名な名作ばかりで驚くほどだ。
映画を深く愛したはずの大プロデューサーのした行為が、
映画に携わる女性たちを傷つけた事実。
ワインスタインを増長させて30年近く守ってきたのが、
ハリウッドの男社会のシステムの実態なのだ。
周囲が見逃して容認した事から性的虐待は30年近くに渡って
続けられたのだ。
彼一人の責任とは言えない。
ニューヨーク・タイムズ紙の告発により遂にワインスタインによる
悪質な事件の全容と真実が明らかになった。
これは実話である。
ハリウッドの女性の心や身体を蔑ろにする構造的体質の問題だと思う。
ワインスタインは現在、禁錮16年の刑を受けて矯正施設に収監されている。
映画「スキャンダル」2019年でもテレビ局でも同様の
セクシャル・ハラスメントの実態を暴いている。
セクハラを長期間続けたのはFOXニュースの創始者の元CEOだったが、
映画が公開されたときには故人だった。
映画・テレビ業界のセクハラと隠蔽体質は少しも変わったのか?
その後、世界に#meetoo運動は広がり、日本でも映画監督や俳優への
被害の告発が相次いだ。
しかしまだほんの出発点。
女性の人権を守る運動は根気良く永続的に続けて、根本から男社会の体質を
変えて行かなければならない。
男性にこそ見て欲しい。
プライベートを犠牲にして、声なき声をあげた女性を引っ張り上げた弱い二人の女性の物語。
恐怖と戦いながら、性的被害をなくすために戦っていた。
日本でも同じような被害が最近は取り上げられることも増えたけれど、嘘つきだとか自分から男の部屋に付いてったから分かっていたんだろう。とかの心無い言葉で傷付ける人達。
自分自身や大切な人が同じことをされたらって考えて欲しい。
世界から全ての性的被害がなくなることを祈って…。
子だくさんの粘り強い記者
いつもの映画館②で
仕事を2時間早退して16:35開始
タフな女性が権力者の男に食らわせるというストーリーが大好きだ
キャリーマリガンはプロミシングヤングウーマンから続く強さ
ゾーイカザンは子だくさんの粘り強い記者を好演
中国系の元社員へのアプローチはかなり際どい
結果オーライだったが
タフといっても傷つき悩みながら日々生活する
しなやかな柳とか葦とかのような強さ
それぞれの旦那もいい味出していた オラはこういう男になりたいのだ
The Weinstein Companyのクレジットはオープニングでよく目にした
あとミラマックスもオラが本格的に映画を観だした頃に
ひとくせあるとんがった映画を送り出していた記憶がある
・いい映画を世に出したい映画オタク
・成功を収めて信頼を得る
・社会的な成功・名声
・モテなかった自分に女が言い寄る
・言いなりになる周囲
ワインスタインの狼狽えぶりにはザマミロ感があった
グイネスパルトロウには明確に拒否されたのだろうか
その名を暴けというタイトル痛快なイメージだが違和感
オラ:ワインスタインはみんな知っているんだから
彼奴きゃつをあげろとかさらせとか告発せよ くらいがいいのでは
妻:世間が知らなかったことを暴いたのだからそれでいいんじゃないか
…その通りだ
妻は映画を観ていない オラにはやっぱりセンスがない
あと引用という邦訳がなかなか飲み込めなかった
結構な頻度で出てきたのでキーワードだと思うのだが
それと証言者が多くて名前と顔が一致せず消化不良 若干の眠気
そういえばNHKのアナザーストーリーを録画していたはず
理解を深めるために観てみよう
(以下映画と無関係)
映画が終わったら雨があがっていた
先週から続くひとり花見②
ファミマで③ビール×2
またまた家から持ち出したさけるチーズとポリッピー
駅東口のペデストリアンデッキベンチでグビっと この上ない自由♪
シメは何年かぶりに吉野家
牛丼withサラダ・みそ汁で643円ナリ 変わらぬ安定の味 美味かった~
大変
2023年劇場鑑賞81本目。
#Me too運動はなんとなく知っていたのですが、性的被害者がツイートしただけで簡単に闇が暴かれたわけでなく、裏で大変な記者たちの根気強い働きかけがあったことがよくわかった映画でした。
いや、そんなに金あって性的欲求満たしたいなら他にいくらでも手段あるだろ!と思ったのは自分だけでしょうか。
芸能界のこと、どの組織にもあるのでは
ゾッとして具合が悪くなる映画。
展開が早く、最後まで頭を使う。
犯人が逮捕されたからいいけれど。
自分が被害者になったら、その現場になったら
Noと言えるのか、声を上げられるのか。
とても怖くなり、だれかと話したくなった。
カッコイイお姉さん二人
AFIの2022ベスト10に入選したのでMeTooには殆ど興味なかったけど観ました。
とにかく良いです。
女性監督の視点が過剰ですが、主題が主題なのでOK。
久しぶりにカッコイイ女性を拝見して爽快。大統領の陰謀に匹敵します。
ドキュメンタリー風ですが、展開がスピーディーなので経緯に詳しい人も、結果しか知らない人も、メッセージ性はもちろんのこと、娯楽作としても十分です。
いきなりMe Tooに興味津々です。
大きな権力・圧力に戦う記者たちと上司。実話に基づく見るべき映画。
2017年、映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件の記事がニューヨーク・タイムズに掲載され、世界的な#MeToo運動へと発展した。その記事を書いた記者及びチームの物語である。
原作は、ピューリッツアー賞を受賞した「その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―」ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著とある。
この映画で感じたことは、大きな権力・圧力のものと、女性がいかにセクハラ行為を要求され泣き寝入りさされていたか。それに歯向かうことも多言することもできない。ましてや実名で語ることなどなんて。そこに粘り強く働きかけ、情報を収集し、切り込んでいく二人の女性記者。
そして上司もそれを支え圧力を跳ね返すチームワーク。ここのところが凄いと思わせる。このチームワークがなければこの記事はできなかったのである。
そして被害者たちの葛藤と秘密裏にしていた事実。しかし記者たちの説得に応じ、こんな思いを誰にでもさせてはいけないと実名報道を受け入れた女性たち。多くの人たちのひたむきさと力強さ、権力や圧力に屈せず、記事を出すことで多くの人たちを救っていく。
記者の女性二人は夫もおり、家に帰れば普通の家族。家の中でも仕事のことが一時も頭から離れられない日々。取材の様子、上司との協議などとても丁寧に描かれており、印象に残った。
友人のアメリカ人と見に行ったが、身近な職場でも同様なことがあったことや、キリスト教会での牧師と男の子のセクシュアル・ハラスメントの事実が明るみに出ていることなど、実は本当にこのような悲劇が繰り返されているのだと語ってくれた。
日頃の日常生活においても、いろんな理不尽なことやニュースに心痛めることも多い。見て見ぬふりをする多くの善良な市民がいる中で、何も言えずに一人悩んでいる人々。ハラスメントする側は力づくでそれを消し居座る。これに声を上げることがいかに危険で大変なことであるか。この映画はそのような普通の私たちにどうすべきか大きな力を与えてくれる。
暴力以外の何者でもない
①アカデミー賞作品賞にノミネートされてもおかしくない力作だと思うのだが、実際にあった事とそのノンフィクションとを忠実に映画にして脚色上や演出上に奇抜な或いは捻った工夫が無いからか、ある意味ハリウッドの恥部を描いているからか、残念ながらノミネートされませんでしたね。
②女性版『大統領の陰謀』みたいな感じかな。映画の作りも似ているし、どちらも新聞社が舞台だし、地味な取材の描写が中心というところも同じ。あちらはアカデミー賞作品賞にノミネートされたけどね。
③ここで描かれているのは「セクハラ」なんて言葉には納まらない暴力だ。「パワハラ」という言葉にも納まらない社会的強者が弱者に権力という暴力を使って泣き寝入りさせる社会的システムの陰・歪みだ。
③
真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広...
真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広がる
法律のシステムが加害者に働いていることにも切り込んでいること
名前を出すことにとても勇気がいることとそれまでの葛藤
被害者への配慮
キャリーマリガンのすべてを見透かした目線が凄かった
そういう状況に陥らない賢さと、NOという勇気と実行力を。
重い映画だった。
観ていて息苦しくなる。
だれが悪いと責めるつもりはない。
だが、無知で無自覚であることは罪深いと感じた。
私は、小学生高学年の頃、すでに身長160センチちかく、体重は50キロくらいあった。
だからか、痴漢や露出狂に結構会った。
40年前は、公園に子どもがわんさかいて常に集団で遊んでいたし、大人も井戸端会議などで通りにいた。
私は、イヤな目にあうと大声を出して全力で暴れる子だったので、すぐに誰かが助けに来てくれた。
そのたびに、いい大人が、子ども相手にこういう行為をするくらい、男って自分をコントロールできない生き物なのだと思った。
こんなことをするくらいなら、大人の女性と恋人になれるように勉強や仕事を頑張ればいいのに、愚かだなと断じた。
こんなふうに思うことができたのは、私が大人に怒鳴られたり、殴られたことがないからかもしれない。
女性は、そうなってもいいなと思う男性としか密室に入らない。
力では到底かなわないし、レイプや、最悪殺されることだってあり得る。
そう自覚して、上司でも同僚でも、クライアントでも幼馴染でも、応対した方がいい。
好きでもない人に身体を触られるって、ホントに気持ち悪い、吐きそうになる。
そして、男性も、肝に銘じるべき。
女性とそういうことがしたいなら、ちゃんと努力してステップを踏むこと。
どうしてもそれができないなら、風俗に行ってください。
少女漫画と少年漫画の内容の違いは、興味深い。
女の子が少年漫画を、男の子が少女漫画を読んだら、お互いが今より理解できるかもしれない。
海外で、日本人女性は抵抗しなくてチョロいと言われているのはホントに腹が立つ。
半面、この映画の中では、アメリカ女性もNOを言えない状況で立ちすくむ人がいるのだということを知った。
過去を悔やんで目をつむるのではなく、これからにどう活かしていくか考えることで、彼女たちが救済されたらいいなと思う。
サイテーヤローは、天罰を受ける、絶対!と信じましょう。
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