劇場公開日 2023年1月13日

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SHE SAID シー・セッド その名を暴けのレビュー・感想・評価

全194件中、41~60件目を表示

4.0静かな前進。

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

水の上を歩いているような静かで丁寧な作品でした。
消えかかる波紋を繋ぐように2人の女性記者が辛抱強く
前へ前へと進んで行きます。

今後も勇気ある声が広がっていきますように。

私も
僕も

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miharyi

4.0MeToo運動の起点

2023年6月12日
PCから投稿

#MeToo運動のきっかけになったニューヨークタイムズ紙によるワインスタインの告発を描いている。

記者に課せられたのは実名付きの証言あつめ。
だが、関係者との接触をこころみるたびに、壁にぶち当たる。
女優らは権力と人気の失墜に怯え、ミラマックス職員らは訴えに示談が成立し、その後の行動制限まで約束させられている。且つ被害者は被害を秘密にして長い年月をすごしてきており、安寧が壊されることを畏れている。

ワインスタインはフェミサイドの女性弁護士までも味方につけている。人たらしな側面をもち、捕食対象ではない女性と良好な関係をキープしている。我を押しとおすために恫喝や脅しを用い、下の者を威圧で服従させることに長けている。
長い年月、かれの王国で何十人もの女性が被害に遭い、泣き寝入りしてきた。

──という規模と惨状が、被害者と会うたびにじわじわ広がっていく。

追うのはふたりの女性記者。いずれも子育て真っ最中。その母親な片面と記者の片面が、葛藤し揺れ動きながらも、なんとか王国の外堀を埋めていく。
このMotherlyな表現はMaria Schrader監督の味付けだと思う。が、Motherlyな一方、描写は冷静でスポットライトのような肌触りだった。

本編に出てくる女優の告発者はマッゴーワン、パルトロー、アシュレージャド。ジャドは本人が演じている。公表を拒んでいた女優や職員も記事発表のあと続々と名乗り出た。

それにともなってワインスタインの件とは別の性的被害をうけて泣き寝入りしていた女性らが、われもわれもと訴えに名乗り出た。それが世界じゅうに広がった。#MeToo運動のはじまりだった。

さいきん(2023)の海外報道ではDan Schneiderというプロデューサーのハラ疑惑があがっている。ギリースやグランデを輩出したキッズ番組チャンネルNickelodeonにながくいた。

ダライ・ラマもキモいハラ疑惑があがっている。少年とのやりとりで舌を吸ってとベロを出した映像が拡散されている。レディーガガのダメージジーンズの膝小僧をちょこちょこする映像もあがっている。

日本で少年をもてあそぶ性嗜好を満たすために芸能事務所をつくった男がいる。
美少年をあつめ寝食をあてがい夜な夜な未成年を捕食しつづけた。裁判所が認定しても権力と忖度に乗っかって悪さをつづけた。50年間で1,000人以上の被害者がいると言われている。サヴィルやワインスタインと同等かそれ以上だが、かれは殆ど報道に乗ったことがない。

映画の始めと終わりはミラマックスのいち職員だったローラの描写になっている。夢をたずさえ、わくわくしながら映画の世界に入ってきたローラだったが酷いことをされ何もかも投げ出してふさぎ込む。
性被害に遭うということは気持ちがズタズタに踏みにじられその悪夢が生涯つづくということだ。それを起と結で言っている。

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津次郎

5.0システムと闘えるシステムが必要

2023年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

力強い映画。
丁寧、繊細、かつ大胆にテーマを追っている。
ミラマックスのCEOとやらの、もしくはトランプとやらの、個人の性癖悪癖の問題ではない。
人類の歴史がある限りなんらかの力を他者に及ぼす地位を手に入れたものは大なり小なりこのような<権利>を手に入れるものだし、そこで被害者のほうにも泣き寝入りする人も戦う人も絶望する人もいる。問題は個人への攻撃、批判、告発ではなく、ありとあらゆるハラスメントをできる人、しても良い人、しても罪に問われずその権力も放棄しなくて良いという、権利権力支配側のシステムが強固にあるということ。
葛藤と困難の末、大手新聞、尊敬されるメディアで記事を出したとして、そこには達成感ももちろんある、この映画に描かれている全ての勇気と人間力のある人に脱帽する、が、重厚なシステムはなくならないし変わらないから、記事を出した後の、虚無感もあるだろう。
今の日本はもっとわかりやすい。アメリカでpc political correctness が表面上のみであっだとしたとある程度浸透していると仮定したとして、日本ではまだまだそんなものは存在しないもの等しく、国会で嘘をついてもおとがめなしその嘘に公文書を合わせていくスタイル、そのことで人が死んでもおかまいなしのおとがめなし、どころかますます権勢を誇る、国民の税金で賄われているものに対する私物感議員とか大臣という職位さえ家業と捉えて、その長年にわたり構築されたシステムに守られ声を上げたものがバカを見るこのくそ社会、ダブスタが横行するシステム、日本みたいにちっぽけな小さいムラでもそんなんだからましたアメリカの巨大システムに風穴あけたとて、このあとの徒労感と虚無感は否めたないだろうと思った。
本作品は素晴らしく、たくさんの人が見るべきものであり、
とくに主演の記者二人も素晴らしいが、やはり対抗する側のシステムの一つである新聞社の、この記者たちの上司たちが組織、システムとしてしっかり機能していることが素晴らしい。ボスとは、目的達成のためのリソースを確保しその道筋を承認などにより確保し切り開くもので、ふかふかの椅子に座り好き放題ハラスメントしたり人や物や権力を私物化する我のために使うものではない。
映画館で予告編見てなかったか知らなくてスルーしていたかと思うと、映画ファンでなければ観ることもないだろうから、そのこと自体が悔しく残念と思う。

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redir

4.0よかった。

2023年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

グッドワイフのデイビット・リーの中の人が出てた。ゾーイカザンが2回か3回くらい会うミラマックスの重役。

字幕翻訳は信頼の松浦美奈さま

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だいず

3.5やっぱりあのシーンは本当なのかが気になってしまう

2023年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

やっぱり含めたわけだから、実際にあったのか?判断に困るくらい悪気なく描かれていたのが気になった。

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mikyo

2.5ドキュメンタリーでやれれば・・・

2023年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

この手の新聞記者の活躍を描いた作品って、近年目立ってきたが。

結局、新聞記者だけの目線で描かれてしまう為、一連の流れから記事として掲載された流れを辿るだけの内容。
最終的に、被害にあった女性達が、オフレコ→オンレコになった心境なんかも良く理解出来ない。
ここが肝心だと思えるんだよねぇ。

この作品鑑賞して思えたのが、「ドキュメンタリーでやれなかったのか?」って事。
当時の映像やら、当人のインタビュー映像なんかで上手く編集すれば、当時の時代背景だったり、説得力が増したようにも思えたんだが…

なんか残念な作品だった。

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案山子男

3.5見るべき作品

2023年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

パワーの違いを利用した強制に対し、声を上げることの重要さを感じる、
考えさせられる映画だ。
人それぞれに感じ方が違うのではなく、人としてやってはいけない事を、
あたかも正しいかのように言い繕う、
相手が間違っているかのように錯覚させる、
声を盗むような行為をしてはいけない。

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emp

4.0上手にできてる!

2023年4月29日
iPhoneアプリから投稿

この手の作品はあまり得てじゃなかったのだけど… 魅入りました
女性記者達が現実ではどれほど大変だったろう… 被害者の女性達にも家族がいて
娘さんがいて… ローラが手術の前にOK出したのはもう泣けた 娘がいるからこその決断だったのかと思うと泣けました。
レイプシーンが一切ないところにも
作品の信憑性が出たと思う
なんだか感動とか感銘とかじゃなく
スッキリしたでもなくて
よくできたこの長さで伝え方がうまい作品だと思いました

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コアラ0413

2.0世界中のMeToo

2023年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ハリウッド絶対権力者の性的暴行事件を暴いた社会派ドラマ。法的システムの問題点まで描いていて世界中のMeTooに火をつけた衝撃作。
単純な社会派ドラマではなくサスペンス的な要素も兼ね備えた作品であるが、淡々とした展開で何度も睡魔に襲われた。

2023-61

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隣組

4.0ハリウッドはこの事件と闘った女性たちを忘れてはならない

2023年4月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

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近大

4.0告発

2023年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

性被害は女性のその後の人生に苦い影響を与える。
その事が一番傷ましい事でした。
欲望のままに権力者が弱い立場の女性を踏みにじり
一生消えない心の傷を残す。
映画界の仕事に憧れて夢を持って入った職場。
女優の卵が、良い役と引き換えに酷い辱めを受ける。
またはスタッフの若い新人がワインスタインの言いなりになり
一生後悔する。
彼から受けた屈辱を忘れていた女性は1人もいなかった。

2017年。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーキー(キャリー・マリガン)と、
ジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、ハリウッドに君臨する
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの数十年に及ぶ性的暴行
について調査を開始する。

なんとハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為は
1990年代に遡るのだった。
映画プロダクション「ミラマックス」を1979年に設立。
プロデューサーとして驚くばかりの成功をする。
プロデュースした作品が有名な名作ばかりで驚くほどだ。
映画を深く愛したはずの大プロデューサーのした行為が、
映画に携わる女性たちを傷つけた事実。
ワインスタインを増長させて30年近く守ってきたのが、
ハリウッドの男社会のシステムの実態なのだ。
周囲が見逃して容認した事から性的虐待は30年近くに渡って
続けられたのだ。
彼一人の責任とは言えない。
ニューヨーク・タイムズ紙の告発により遂にワインスタインによる
悪質な事件の全容と真実が明らかになった。
これは実話である。
ハリウッドの女性の心や身体を蔑ろにする構造的体質の問題だと思う。
ワインスタインは現在、禁錮16年の刑を受けて矯正施設に収監されている。

映画「スキャンダル」2019年でもテレビ局でも同様の
セクシャル・ハラスメントの実態を暴いている。
セクハラを長期間続けたのはFOXニュースの創始者の元CEOだったが、
映画が公開されたときには故人だった。
映画・テレビ業界のセクハラと隠蔽体質は少しも変わったのか?

その後、世界に#meetoo運動は広がり、日本でも映画監督や俳優への
被害の告発が相次いだ。

しかしまだほんの出発点。
女性の人権を守る運動は根気良く永続的に続けて、根本から男社会の体質を
変えて行かなければならない。

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琥珀糖

5.0男性にこそ見て欲しい。

2023年4月9日
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鑑賞方法:映画館

プライベートを犠牲にして、声なき声をあげた女性を引っ張り上げた弱い二人の女性の物語。
恐怖と戦いながら、性的被害をなくすために戦っていた。
日本でも同じような被害が最近は取り上げられることも増えたけれど、嘘つきだとか自分から男の部屋に付いてったから分かっていたんだろう。とかの心無い言葉で傷付ける人達。
自分自身や大切な人が同じことをされたらって考えて欲しい。
世界から全ての性的被害がなくなることを祈って…。

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みさこ

4.0子だくさんの粘り強い記者

2023年4月8日
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北枕寝二

4.0大変

2023年4月8日
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2023年劇場鑑賞81本目。
#Me too運動はなんとなく知っていたのですが、性的被害者がツイートしただけで簡単に闇が暴かれたわけでなく、裏で大変な記者たちの根気強い働きかけがあったことがよくわかった映画でした。
いや、そんなに金あって性的欲求満たしたいなら他にいくらでも手段あるだろ!と思ったのは自分だけでしょうか。

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ガゾーサ

3.5芸能界のこと、どの組織にもあるのでは

2023年3月22日
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りょう

5.0カッコイイお姉さん二人

2023年3月8日
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AFIの2022ベスト10に入選したのでMeTooには殆ど興味なかったけど観ました。
とにかく良いです。

女性監督の視点が過剰ですが、主題が主題なのでOK。
久しぶりにカッコイイ女性を拝見して爽快。大統領の陰謀に匹敵します。

ドキュメンタリー風ですが、展開がスピーディーなので経緯に詳しい人も、結果しか知らない人も、メッセージ性はもちろんのこと、娯楽作としても十分です。

いきなりMe Tooに興味津々です。

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越後屋

5.0大きな権力・圧力に戦う記者たちと上司。実話に基づく見るべき映画。

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2017年、映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件の記事がニューヨーク・タイムズに掲載され、世界的な#MeToo運動へと発展した。その記事を書いた記者及びチームの物語である。
原作は、ピューリッツアー賞を受賞した「その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―」ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著とある。

この映画で感じたことは、大きな権力・圧力のものと、女性がいかにセクハラ行為を要求され泣き寝入りさされていたか。それに歯向かうことも多言することもできない。ましてや実名で語ることなどなんて。そこに粘り強く働きかけ、情報を収集し、切り込んでいく二人の女性記者。
そして上司もそれを支え圧力を跳ね返すチームワーク。ここのところが凄いと思わせる。このチームワークがなければこの記事はできなかったのである。

そして被害者たちの葛藤と秘密裏にしていた事実。しかし記者たちの説得に応じ、こんな思いを誰にでもさせてはいけないと実名報道を受け入れた女性たち。多くの人たちのひたむきさと力強さ、権力や圧力に屈せず、記事を出すことで多くの人たちを救っていく。
記者の女性二人は夫もおり、家に帰れば普通の家族。家の中でも仕事のことが一時も頭から離れられない日々。取材の様子、上司との協議などとても丁寧に描かれており、印象に残った。

友人のアメリカ人と見に行ったが、身近な職場でも同様なことがあったことや、キリスト教会での牧師と男の子のセクシュアル・ハラスメントの事実が明るみに出ていることなど、実は本当にこのような悲劇が繰り返されているのだと語ってくれた。

日頃の日常生活においても、いろんな理不尽なことやニュースに心痛めることも多い。見て見ぬふりをする多くの善良な市民がいる中で、何も言えずに一人悩んでいる人々。ハラスメントする側は力づくでそれを消し居座る。これに声を上げることがいかに危険で大変なことであるか。この映画はそのような普通の私たちにどうすべきか大きな力を与えてくれる。

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M.Joe

4.0暴力以外の何者でもない

2023年3月5日
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鑑賞方法:映画館

①アカデミー賞作品賞にノミネートされてもおかしくない力作だと思うのだが、実際にあった事とそのノンフィクションとを忠実に映画にして脚色上や演出上に奇抜な或いは捻った工夫が無いからか、ある意味ハリウッドの恥部を描いているからか、残念ながらノミネートされませんでしたね。
②女性版『大統領の陰謀』みたいな感じかな。映画の作りも似ているし、どちらも新聞社が舞台だし、地味な取材の描写が中心というところも同じ。あちらはアカデミー賞作品賞にノミネートされたけどね。
③ここで描かれているのは「セクハラ」なんて言葉には納まらない暴力だ。「パワハラ」という言葉にも納まらない社会的強者が弱者に権力という暴力を使って泣き寝入りさせる社会的システムの陰・歪みだ。

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もーさん

4.0真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広...

2023年2月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

真実の記事は被害者と書いた者を守り、そこから#MeToo運動へと広がる
法律のシステムが加害者に働いていることにも切り込んでいること
名前を出すことにとても勇気がいることとそれまでの葛藤
被害者への配慮
キャリーマリガンのすべてを見透かした目線が凄かった

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UPtwHmNNLjBjFuAF

3.5そういう状況に陥らない賢さと、NOという勇気と実行力を。

2023年2月21日
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鑑賞方法:映画館

重い映画だった。
観ていて息苦しくなる。
だれが悪いと責めるつもりはない。
だが、無知で無自覚であることは罪深いと感じた。

私は、小学生高学年の頃、すでに身長160センチちかく、体重は50キロくらいあった。
だからか、痴漢や露出狂に結構会った。
40年前は、公園に子どもがわんさかいて常に集団で遊んでいたし、大人も井戸端会議などで通りにいた。
私は、イヤな目にあうと大声を出して全力で暴れる子だったので、すぐに誰かが助けに来てくれた。
そのたびに、いい大人が、子ども相手にこういう行為をするくらい、男って自分をコントロールできない生き物なのだと思った。
こんなことをするくらいなら、大人の女性と恋人になれるように勉強や仕事を頑張ればいいのに、愚かだなと断じた。
こんなふうに思うことができたのは、私が大人に怒鳴られたり、殴られたことがないからかもしれない。

女性は、そうなってもいいなと思う男性としか密室に入らない。
力では到底かなわないし、レイプや、最悪殺されることだってあり得る。
そう自覚して、上司でも同僚でも、クライアントでも幼馴染でも、応対した方がいい。
好きでもない人に身体を触られるって、ホントに気持ち悪い、吐きそうになる。

そして、男性も、肝に銘じるべき。
女性とそういうことがしたいなら、ちゃんと努力してステップを踏むこと。
どうしてもそれができないなら、風俗に行ってください。

少女漫画と少年漫画の内容の違いは、興味深い。
女の子が少年漫画を、男の子が少女漫画を読んだら、お互いが今より理解できるかもしれない。

海外で、日本人女性は抵抗しなくてチョロいと言われているのはホントに腹が立つ。
半面、この映画の中では、アメリカ女性もNOを言えない状況で立ちすくむ人がいるのだということを知った。
過去を悔やんで目をつむるのではなく、これからにどう活かしていくか考えることで、彼女たちが救済されたらいいなと思う。
サイテーヤローは、天罰を受ける、絶対!と信じましょう。

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のりたまちび