「アメリカの闇と社会正義の反発力」SHE SAID シー・セッド その名を暴け グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの闇と社会正義の反発力
アメリカは、なんでも日本よりスケールがでかい‼️
というのは前からですが、トップの権力やその振る舞い方(この映画のハラスメントのような悪行も、寄付や財団などの善行も)も桁違い。
それだけに、巨悪と闘うには、相当の覚悟がいるのはもとより、調査、検証、事実、証拠や証言など証左の積み上げにも膨大な時間と労力と根気がいるし、それを支える仲間や人々に周知するシステム(メディア)も不可欠。
日本では、その昔、立花隆さんが現職の総理大臣である田中角栄を文藝春秋の記事で追い詰めたような事例はありますが、その後、巨悪が暴かれたような事例はあったのかな?
そもそも、木端役人のしょぼいちょろまかしや政治家の権力と金の一部私物化は、うんざりするほどあるけれど、まぁ、巨悪というには程遠い(いいんだか悪いんだか😂)。
アメリカ社会は、銃乱射や麻薬などに象徴される、我々には想像がつかないほど深い闇もあるのだろうけれど、社会正義が発揮される時のパワーも凄いわけで、このあたりの映画を見るといつも、ため息混じりに感心することになります。
コメントする
NOBUさんのコメント
2023年1月14日
今晩は。
日本でも、藤井道人監督の「新聞記者」がシネコンで掛かった際には、大きな感慨を覚えましたが、その後は優れた邦画ポリティカルムービーがなかなか大手シネコンでは掛かりませんね。
ドキュメンタリー映画では、多くのポリティカルムービーがあるのですが。(大島新監督の数作など)レイシストをテーマにしたドキュメンタリーではない作品は、中々難しいのでしょうかね。
LGBTQをテーマにした作品は、凄く数多くなりましたが・・。では。