「記者の取材に対する執念」SHE SAID シー・セッド その名を暴け コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
記者の取材に対する執念
報道取材そのものに焦点を当てた作りで、『大統領の陰謀』を思い出しながら観ました。
性描写は一切出てきませんが、怯え、恐れ、怒りに満ちた被害者たちから、加害者の非道さ・卑劣さは充分に伝わってくる内容。
過去の被害者を守り、今後に新たな被害者を生まないために、こういう取材や告発は非常に重要だと思いました。
その、記者の取材に対する執念に対する賞賛も。
(同時に、手段と目的を入れ違えて、己の快・不快だけを基準にし、男性や表現を排除するのに利用することは、こういう事案の被害者をむしろ貶めることになるとも思いました。似非フェミのせいで、MeeToが足を引っ張られたようにも感じ)
そんな「重要性」をストレートに描いた、映画としてのクオリティの高さにも感嘆。
この素晴らしい映画、ブラッド・ピット(プランBエンターテインメント)やミーガン・エリソン(アンナプルナ・ピクチャーズ)が作って、ユニバーサル(と日本では東宝東和)が配給しているが、ディズニーで配給して欲しかった。
事件が起きた(隠蔽された)当時に、ワインスタインのミラマックス社を買収して、傘下に収めていたのはディズニーだったからw
(報道があったのは、ディズニーが同社を売却後)
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