春に散るのレビュー・感想・評価
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悪くはなかったけど残念な作品
青春時代にハマった沢木耕太郎さん原作で主演が大好きな横浜流星くんってことで注目してた映画。当然激アツの男の物語を期待したけど期待が大きすぎて肩透かしの作り方。悪くはなかったけどボクシングものとしては残念な作品。
むごいけど目が離せない!
ボクシング知識0の私ですが、高評価につられ観てきました!
物語の起の部分、真っ直ぐな情熱と覚悟と好奇心に何度も泣きそうになりました。
こんなにも自分のやりたいことにまっすぐ進む強さと想いに共感したり自分は真逆だと思ったり、いろんな思いが込み上げてきた。
昔はよかったと思ってしまうのは、どんな環境だろうと裕福だろうと貧乏だろうと生きるステージが違おうと、いるんだなあと少し安心したりこれからの少しの糧になったり。
ただそこで助けてくれる人がいるのは本当に幸せなことだと、そのときに大切さに気づいて生きていけたらと感じました。
ボクシングは怖いしむごいので今まで見たことがありませんでしたが、映画ではありますが終盤の試合が見れて本当によかったです。
予想していたよりもはるかに痛々しく一瞬の出来事で、全てをのせた試合なんだと感じました。
最後のタイトルコールはぎゅーっとなりました。
素敵な映画でした。
観てよかった
熱い。
感動しました。
勇気をもらえました。
一生懸命に生きねば。
と思わせてくれる作品です。
人生とは何か。
生きることとは何か。
自分なりに再確認させてもらいました。
明日からも頑張ろうという想いで
劇場をあとにしました。
同性でも、カッコいいと惚れてしまう(笑)
トレーナーの佐藤浩市さん、ボクサーの横浜流星さん、対戦相手の窪田正孝さんに惚れてしまった。カッコいい‼️窪田正孝さんはちょっと気の弱い役というのをよく観てたから、ギャップがスゴくて❗佐藤浩市さんは年齢を重ねるごとに重厚感のある役を演じられて、安心感がある。横浜流星さん、鍛え上げられた身体に躍動感のある役を演じてスゴかったです。
交錯するそれぞれの想いが焦点を結ぶ
沢木耕太郎の小説が映画化されるのは初めてとのこと。原作は新聞連載時に読んでいた。
原作では佐藤浩市演じる広岡が単独主役だが、今回の映画化では、横浜流星演じる黒木がダブル主役の扱いになっている。
かつての仲間を訪ね歩いて、「元ボクサーの養老院」を作るまでの過程も、原作では読み応えのあるところだが、そこはすっぽり省いて、その分、黒木のキャラクターをかなり膨らませている。それでも、ボクシングのテクニック、マッチメイキングの裏事情などの描写を含めて、沢木耕太郎ならではのテイストはちゃんと残っている。
映画としての時間的制約のせいか、人物造形は浅い感じがするが、戦う者たち、そしてそれを見守る者たちのそれぞれの想いが交錯し、最後にはタイトルマッチの一戦に焦点を結ぶ。一瞬に賭ける姿の清々しさ。敗者が試合後、相手に「強かったよ」と言うあたりも、原作者の思いをしっかり受け止めている感じがした。
佐藤浩市は枯れた味わいを出せるようになってきた。横浜流星と窪田正孝の本物感も見事。山口智子と坂井真紀もいい味を出していた。哀川翔は、原作での二人分を合わせた役で、ちょっと無理があった。
ラストシーンは、黒木にスポットを当てた映画としての創作で、なるほどと思いつつも、なかった方がすっきりしただろうにと思った。
タイトルでラストの結末が予想出来てしまう邦画。 本年度ベスト級。
期待していた作品だったけど自分にはあまり刺さらず。
予告編が良かったけど結末を予想出来るタイトルで案の定の結果に()
タイトル変えていた方が満足度が上がっていたかもしれません。
横浜流星さんと佐藤浩市さんの2人がメイン。
ボクシングを諦めた2人が力を合わせ世界を目指していくストーリー。
とにかく横浜流星さんのボクシングの迫力が凄かった!
対戦相手の窪田正孝さんも同様。
相手を小バカにした様な態度がハマってた。
片岡鶴太郎と哀川翔さん。
これに佐藤浩市さんが加わったオヤジ3人のトリオが良い感じ。
人生終わった感があったのに皆ボクシングに再び熱くなる姿が良かった。
橋本環奈さんも登場するけど彼女の存在意義がよく解らない(笑)
あまり刺さらなかった理由はよく解らないけどシーンが切り替わる時の不自然な感じが気になる。
ボクシングのシーンも派手な音楽ではなくスローテンポの曲も気になった。
練習のシーンのパンチは迫力があったのに試合の時の迫力も欠けていた感じ。
でも横浜流星さんの右目が腫れ上がった顔はメッチャリアル!
タイトルマッチの時にライバルジムの山口智子さんが横浜流星さんを応援する姿が熱い!
ラストで橋本環奈さんの存在意義が発揮された感じでした( ´∀`)
細かい適当な部分が気になってしまった。
ムショを出たばかりかつ生活が荒れてる役の哀川翔の身なりが子綺麗なのがすごく気になってあまり物語に入り込めなかった。その点、片岡鶴太郎は頬がこけていて清潔感のない髪をしていて役を全うしていたと思う。
また、序盤に久しぶりに3人が家で揃ったシーンで哀川翔が怒って暴れていたはずなのに横浜流星が出てきた瞬間急に怒りが収まって2人にヤイヤイとヤジを入れる側になっていて人物描写が適当だなと思った。
原作未読なのでなんとも言えないが橋本環奈いらなくない?と感じた。軽く恋愛要素も入れたかった気持ちは分かるが影も薄く存在感がないので2時間という尺を考えるといなくても良かったのではないかと思う。
アツい展開の映画はクサイセリフが付きもので少しクサイくらいがちょうど良いと思ってるが何故かこの映画はクサイセリフがちゃんとクサくて苦手だった。まあ、話の大筋は面白かったと思います。
恋愛要素必要?
ストーリーは予告編でほぼ予想できる内容で、特筆すべきところはない。
(ボクシング物の王道ともいえる)
この映画の見所はやはり試合シーン。
特に横浜流星と窪田正孝のラストバトルといって良い。
2人とも体作りがすごいし、試合も本当に殴ってね?と思うくらい真に迫っていた。
窪田のキャラや佇まいは良かったし、流星の体は本物の格闘家みたいだった。
(プロテスト合格したらしい)
タイトル戦のマッチングはいくらなんでも無理あるんじゃね?と思ったが、
『クリード3』も無理あったし、映画なら多少はね。
地味キャラのハシカンは新鮮ではあったが、
流星と恋愛関係になる流れがよくわからなかった。
緊張感を感じず。
横浜流星が出演した「ビレッジ」がよかったので鑑賞しました。
淡々とした感じで私的には感情移入しづらかった。内容的には世界タイトルマッチ戦の相手選手の深堀が甘いと感じました。
全体的には波状もなくいい内容ですが、映画ではなくNHKテレビの不定期で放送する特別ドラマといった趣きでリビングで家族そろって視聴後、誰かが「いいものを見せて貰った」と言いそうな感じの内容と個人的には思いました。
予想以上におもしろかった!
とにもかくにも横浜流星さんの演技が凄まじかった。
ボクサー役としての肉体改造やトレーニングの成果が確実に出ていた。
黒木翔吾という人物が本当にこの世に存在していて、スクリーンの中にそのまま現れたような錯覚を覚えたほど。
不条理な世の中を恨み、自分の至らなさに憤り、それでもボクシングに将来を託して、がむしゃらに突っ走る。
今年度の日本アカデミー賞にノミネートされるであろう迫真の演技だった。
ボクシングの敗者側にもほのかな光を当てている描写が新鮮だった。
題材的に大ヒットしづらいだろうけれど、観てよかったと思うし、できるだけ多くの観客の目に止まるといいな。
不公平な判定負けをした同じ境遇を持つボクサーと元ボクサー。 荒々し...
不公平な判定負けをした同じ境遇を持つボクサーと元ボクサー。
荒々しい横浜流星の役柄は、また幅が広がっていくなと感心。佐藤浩市も良かった。横浜隆盛は格闘技経験があることは有名だが、ライバル役の窪田正孝もけっこうすごくてびっくり。
ストーリーはよくありがちで、展開の唐突さに違和感があるものの、キャストの演技が良かったです。
横浜流星と窪田正孝の圧巻のボクシングシーン
なんといっても横浜流星である。
不思議な役者で、印象的な顔とたくさんの作品に出ているからか、最初は他作品のイメージに引っ張られて合わなそう、という印象を持つ。しかし、ものの10分ほどみると、彼が役になりきって彼じゃないとだめだ、となる。
この作品も、やんちゃなようで誠実さと芯の強さを持つ主人公を見事に演じている。
なによりボクサーの体つきと動きが(素人目からみたら)ほとんど違和感がなかった。
相当な努力をしたんだと思う。
窪田正孝も同様、『ある男』同様のボクサー役として、ひとくせあるライバル役を良いバランスで演じている。
そのふたりによるボクシングシーンは圧巻であった。本物の試合を観ているようで、これほどまで熱くなれる二人が羨ましく感じる。
体と心の限界まですり減らして、「楽しい」という感覚。ボクシングをしたくなる。
このシーンだけでも見る価値があった。
ただ、それ以外はというと、悪くはないが、至って普通、という感じである。タイトル的にもさきは読めているし、病気じたいはありふれた展開ではあるので、なぞっている感じにもなる。
瀬々敬久監督の作品はちょいちょいみるのだが、なんとも惜しい感覚である。
2023年劇場鑑賞86本目
ボクシングシーンが最高
ボクシング映画好きにとって、横浜流星が主役となれば当然観たい映画だ。見事に期待に応えてくれた。
サンドバッグを打つシーンもミット打ちも縄跳びシーンまで、めちゃカッコよかった。世界戦の相手役となる窪田正孝は予想外にすごくて試合も本物のような迫力があった。
そして、脇を固めるベテラン陣がお見事。佐藤浩一,片岡鶴太郎,哀川翔の3人トリオはそれぞれのキャラが立っていて,物語の良いスパイスになっていた。佐藤浩一のミット捌き,この年齢でこれをやるのは大したものだ。久しぶりの山口智子も相変わらずの存在感で素敵だった。
佐藤浩一と横浜流星の2人が同じような判定負けの経験を経て出会うというストーリー,そこはあまり語られていない。原作を読みたくなった。
ボクシング映画は大変だ
あんなノーガード打ち合いの世界戦とかあったらやばいなーと思いつつ、横浜流星も窪田正孝もかっこよかったーいい体だ。
久しぶりに佐藤浩一のしぶいカッコよさにも触れたなぁ。
人生の輝く瞬間。スラムダンクの俺はいまなんだよって感じ。
スポーツ観戦とは誰かの人生に寄りかかること
最終試合が始まるまでは、どこかで見たような映画だと思って観ていた。今を生きる若きボクサーと過去に一世を風靡した老ボクサーが出会い、王者になるべくしのぎを削る。今時こんな若者がいるのか?平成中期の造形がそのまま描かれてない?と思いながら観ていたが、まあ、面白いものは面白い。飽きることなく観続けられた。
しかし最終戦が始まって以降は、うっすら感動しながら観ていた。それは「スポーツ選手から勇気をもらった」というありきたりな言葉に象徴されている。誰もが誰かの人生に寄りかかって生きていたいのだ。
老ボクサー(佐藤浩市)は、くすぶりながらも生きながらえてきた。あとはもうゆっくりと燃え尽きることを望んでアメリカから日本へ帰ってきたのだろう。若きボクサー(横浜流星)も同じようにくすぶっていた。しかし、燃やし尽くすことを望んでいた。
若きボクサーも老ボクサーに寄りかかった。自分の人生を悔いなく生きるために。老ボクサーは若きボクサーに寄りかかった。自分の人生を託す意味を含めて。そして最終戦が始まり、選手を応援する観客もまた若きボクサーに寄りかかっていた。選手の人生を自分の人生と勘違いすることで熱狂し、熱い思いを勝手に受け取るのだ。
最終戦が始まるまではどこかで見たような映画、もっと言えばありきたりで普通な映画だったのは、映画を観ている私たちが上手に若きボクサーに寄りかかるための導線だった。あれがあったからこそ、映画の観客も熱狂することができる。
と、私は人生を熱とか炎とかで表現することが好きだが、映画では桜だった。ボクサー二人が出会ってからの一年。夏から冬にかけて地味な期間を過ごし、春にぱっと咲いて散る。そのはかなさ、美しさよ。とてもいい映画だった。
本物感
沢木耕太郎原作、ということで物語はキレイすぎるくらいキレイにまとまってる。瀬々敬久監督だし、演出は手堅い。
しかしそれだけならまぁ秀作というところだったろう。
それをひとつ抜けた作品にしているのは、間違いなく横浜流星と窪田正孝の徹底した役作りだろう。ボクサーにしか出来ない、ボクサーにしか見えない、そういう動きを体得していた。それがドラマを本物に見せる。だからエモーションがぐっと盛り上がる。拳を握りしめて応援してしまった。
佐藤浩市のトレーナーらしさや、もう一人のボクサーを演じた坂東龍汰も良い。
ここのところのボクシング映画に必ず登場して指導もしている松浦慎一郎の果たした役割も大きかったのだろうと想像される。
観て良かったです。
本気で殴り合うど迫力。
見応えのある秀作でした!ケンカ空手で有名だったフルコンタクトの極真空手で鍛え、空手の世界大会で優勝経歴を持つ横浜流星さん。僕も学生の頃に極真道場に通ってたけど、打たせ稽古に失神しそうになりました(笑)あの超過酷な練習を耐え抜いてきたのだから、すごい俳優さんですよ。
2020年の「君の瞳が問いかけている」でボクサー役が見れたけど、この作品ではさらにストイックな役作り。彼の真骨頂でした。
ストーリーはボクシングを軸に、さまざまな人生や想いが交差する王道もの。年老いた元ボクサーが若者を育て、共に夢を追いかける。いろいろな事件や挫折や流れは既視感に溢れているけど、演者たちが丁寧に仕上げている。
元ボクサーたちの悲哀感がたまらない。人生の最終章を賭けて臨む様を、佐藤浩市さん片岡鶴太郎さん哀川翔さんがブレずに伝える。そしてヒロインの橋本環奈さんは存在感を消したお芝居が見事。
命をかけた世界戦に挑む横浜流星さんのギラギラした佇まいは、役作りの覚悟を感じました。長い間ジムに通い、実際にプロテスト合格したらしい。相手役の窪田正孝さんもすごい。ソフトイメージな彼だけど、ヒールに徹した不気味さが怖かった。テクニックと身体造りも見事でした。
クライマックスはふたりの役者自らが本気で打ち合っているだけに、ガチの世界戦を観ているようでしたよ。「百円の恋」「あしたのジョー」「あゝ、荒野」「BLUE/ブルー」「ケイコ 目を澄ませて」邦画のボクシング名作はたくさんあるけど、リアリティでは一番だったかな。リングサイドのど迫力な臨場感を楽しむなら、映画館じゃないとね。
横浜vs窪田、演技以上の死闘
翔吾(横浜流星)は裏表のない性格で今にも爆発しそうな勢いで冷えきった広岡(佐藤浩市)の心の蝋燭に着火させてみせた。
それからの展開はコンスタントに進み、ボクシングを知らない私でも全く飽きる事なく鑑賞。
脇役も今作の為に集められた精鋭揃いで、橋本環奈ちゃんもキラキラオーラを封印し幸は薄いが愛情のある女性を演じてて良かった。
特に対戦相手の中西(窪田正孝)の軽い性格に隠れた繊細さ、試合になるとぶつかり合う闘争心が凄まじく手を汗握るバトルで、クライマックスは私も会場内に居るような臨場感を醸し出していてリアリティーがありました。
気になったのは哀川翔さんの不安定な演技と捉えるべき客層、令和となった今に若い人に注視してもらうには難しい題材だったのが残念に思えた。
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