「美学と矜持」春に散る Playerさんの映画レビュー(感想・評価)
美学と矜持
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自分はまだ16で、死に様については考えたことも無かった。しかし、死ぬ時こそ、生き様を考え出すということがジンを通して分かった。完璧に死に切ってやるという、ジン自身の、死を念頭に置く、青く燃える生への情熱は、「生と死」という対極に位置する両存在を、我々の中に、一つの概念へと結びつけた。中西と黒木の、最後の魂の殴り合いでは、ジンや佐瀬健、ジンの姪っ子達が呆然と観戦していた。人間は、本当に感動すると、涙すら流れず、何もせず、ただただ、その感動の対象が放つ荘厳さに、呆気に取られるものなのかなと思わされた。橋本環奈かわいい。
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