「鶴ちゃんが一番元気」春に散る カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
鶴ちゃんが一番元気
生来、本を読むのはものすごく苦手だったが、沢木耕太郎の「敗れざる者たち」クレイになれなかった男と「一瞬の夏」は二十歳前後の時に一気に読んでしまった。カシアス内藤とエディ・タウンゼント。それから、エディ・タウンゼントの名は頭から離れず。彼の最後の弟子となったのは井岡弘樹だった。
沢木耕太郎の「春に散る」は読んでいない。しかし、沢木耕太郎原作なら観るしかない。瀬々監督。う~ん。いけるか?ちょっと心配だった。しかし、松浦慎一郎、片岡鶴太郎、窪田正孝、横浜流星。役者はそろった。いくしかない。あとは佐藤浩市がスカして、ニヤニヤしなきゃいける!
やっぱり、横浜流星はいい。こうでなくちゃ。なんで、ゴミ処理施設の町の映画なんか出たんだ!
ただ残念だったのは世界タイトル戦にもかかわらず、会場が小さくて、席がガラガラ。病院のセットも簡素。スローモーションシーンが全然イケてないない。
ボクサーの網膜剥離について詳しくないお嬢ちゃんファンのために、もう少し突っ込んだやり取りをしたほうが良かった。そして、タイトルを取っても、網膜剥離で即引退となってしまい、防衛戦を勝たなければお金にならないことなどを誰かのセリフで言わせるとかしないと、アパートから出た橋本環奈がお弁当を持ってリクルートスーツ姿の横浜流星を追いかける最後のシーンがなんだよ、ただのアイドル映画かよって思われてしまうじゃないか!!!!!
「春に散る」という題だからといって、満開の桜の木の下で死ななくてもいいんだよ!!!
試合終了と同時に倒れるほうがいいに決まってる。病院の窓から桜の花びらがはらはら入ってくる病室で仲間に見送られながら逝って、鶴ちゃんが「バカやろう、最後までカッコつけやがって」っていうのがいいに決まってる。
こんにちは。
本当に流星君は素敵ですよね!
おや?「藤井さんのところの村」ですか?ダメでしたか?
ありゃりゃ(°▽°)
カールIII世さんのご指摘通り
残念だったのは〜のくだりは全く同感でした。
もう環奈ちゃん絡ませなくていいってぇ〜( ̄∇ ̄)でした。
私、浩市大好きなのですが、本作はギリ!!スカさなかったし、ニヤニヤも抑えた?!から、大丈夫だったでしょうか?w
共感ありがとうございます。
目の部分は解り辛いと思いますが、ボクシング映画観に来る客は解ってるだろ、位じゃないでしょうか。横浜文化体育館? は多分やっとキープ出来たんですよ。