「王道のボクシング映画‼️」春に散る 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
王道のボクシング映画‼️
若き日に夢敗れた初老の元ボクサーと、血気に流行るボクサーの若者が世界タイトルを目指すまでを、彼らを取り巻く人々の人生模様を絡めながら描いた作品‼️佐藤浩市が心臓に病を抱えていたり、横浜流星が網膜剥離の危険性、坂井真紀が受けるDV、橋本環奈ちゃんの家庭環境、片岡鶴太郎、哀川翔ら昔の仲間たちの人間ドラマなども含めて、ヒネリも何もない王道のボクシングドラマとしてそれなりに良く出来ているとは思います。ただ主役の2人以外のドラマは掘り下げ不足で中途半端な印象。役者陣では横浜流星くんは、実際にプロのライセンスを取っただけあってプロボクサーも顔負けのボクシングスキルを見せつけていて見事‼️窪田正孝くんは佇まいは何を考えているのかイマイチ分からない怪しいチャンピオン像を創り上げてはいましたが、肝心のボクシングテクニックでは、横浜流星が圧倒的に上かな。そんな2人のタイトルマッチのシーンは監督の演出力不足か、迫力はあるんですが、カタルシスというかイマイチ盛り上がりに欠けていて残念。ラスト、桜の樹の下で散る佐藤浩市さんのカットと、再び走り出す横浜流星のカットは良かった‼️
活動写真愛好家さん、コメントとフォローありがとうございます。
>再び走り出す横浜流星のカットは良かった
あの場面、たぶんトレーニングで川原の土手ダッシュを
繰り返した場所ですよね。
” 走れ走れ! 歩いてんじゃぁ無い ”
今でもそんなセリフが頭に響いてくるのでしょうか。
記憶に残るシーンです。
全く同感です❗
掘り下げ不足、盛り上がりに欠ける、でもラストは良かった。そんな映画でしたね。
「終わりよければ全てよし」ですが。
ボクシングシーンでアクション映画みたいに盛り上げたくなかったのかもしれません。でも、ボクシング映画ですからねぇ。