「戦争に英雄なんていない」西部戦線異状なし いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争に英雄なんていない
ひたすらに戦場での恐怖、上層部の身勝手な指示による理不尽さ、人が一瞬で死ぬ呆気なさと虚しさが押し寄せてくる。
戦争の英雄なんているのか??そう思った。
第一次世界大戦はイギリス、フランス側視点の作品が多いが、ドイツ側でも同じ。希望を持った若者たちが悲惨な現実に絶望し、人間性を失っていく。
その凄惨な現場と美しい映像の対照性が印象に残る。
各キャラの内面をあまり描かず淡々と進んでいくので、感情移入はしづらいが、死への呆気なさは強調されていたので良かった。
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