「アメリカ版、世にも奇妙な物語…?」ハリガン氏の電話 tabotyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ版、世にも奇妙な物語…?
タモリさんは出てこないけど、
そのように思えた映画でした。
-----------
あらすじ
主人公は幼い時に母親を亡くします。
主人公以上に悲しみに暮れるお父さんに
何もしてあげられず、
また、相手にされない寂しさを感じながらも
悶々とした日々を過ごす主人公。
そんなある日、主人公は教会である一節を朗読します。その時、主人公は1人の男性の目に留まっていました。
その男性は、主人公が住む町1番の大富豪、
ハリガンさんでした。
ハリガンさんは、主人公に本の朗読のバイトを
お願いしたのです。
主人公は承諾し、ハリガンさんのお屋敷を訪れ、
たくさんの本を朗読します。
月日は流れ、小学生くらいの年だった主人公は
高校生になっていました。
そしてある時、ハリガンさんは
亡くなってしまうのでした。
-----------
私はこの映画が好きなんですが、
それはなぜか、を考えました。
(興味ない方、時間を無駄にしたくない方は
どうぞ回れ右を…長いです汗)
↓↓↓
◎ハリガンさんのお屋敷の描写。こども時代の
クレイグ(主人公の男の子)の目線で見てしまう。
広くて立派で非日常。目や心を奪われました。
◎音読するクレイグと、クレイグの音読を聴き入る
ハリガンさんのシーン。ここ、好きです。
◎ハリガンさんとクレイグの
はっきりとは現れないけれど何となく感じられる
友情。お互いを思いやっている空気が
大好きです。
◎人生を教えてくれるハリガンさんの金言。
それを真剣に聴くクレイグの誠実な態度。
なんちゅーか、醸し出される空気が上品で
美味しい…。
◎スマホが入ったことによる、師と弟子の
一時的立場交換シーン。こどものように
スマホをいじるハリガンさん可愛い
と思った矢先、光のような速さで
スマホの問題を見抜いたハリガンさんに
敬服と脱帽。
---
………残念ですが、ハリガンさんが亡くなった
あとは、あまり面白くなかったです。
ハリガンさんがいないし、高校時代
クレイグが辛い時いつも心を配ってくれた
優しく素敵な先生も◯されちゃいますし…。
怖さはあまりなくて、でも映像はとても美しいです。
ただホラーを期待して視聴したものだから
残念に思いました。
途中までは重厚さと上品さがあってワクワクして
良かったのになぁ……(^_^;)