「スピルバーグができるまで」フェイブルマンズ いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグができるまで
今作は映画に魅入られた少年が青年になるまでのエピソード。
あの作品が出来上がる過程が…とかは無く、映画愛に溢れた作品ってよりかはいかにしてスピルバーグが出来上がったかに主眼が置かれている。だからちょっと退屈だなぁと思った。
ただ、所々ユーモアがあって最後なんかは好き。
家族との関係であったり、学友との恋と衝突であったり、なかなか辛いことが多めではあったが、それらが名作を生み出した背景にもあるのかぁと関心。
スピルバーグがシンドラーのリストを作った理由も伝わってきた。
それぞれの形で子供への愛情を表現する母父のミシェルウィリアムズとポールダノの好演が良い。
それと子供の時観た映画で気持ちがいっぱいになって、ずっとシーンを反芻する…自分だとハリーポッターがそんな作品だったなぁ。普通はそこで止まるけど、そこからシーンを再現して映画を撮り始める。やっぱりその原動力って大切だよなぁと思った。
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