「ナショナルのネオン」燈火(ネオン)は消えず La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
ナショナルのネオン
香港の象徴とも思えた極彩色のネオンが、今や殆ど撤去され、違法にすらなっているとは知りませんでした。
誇り高かったネオン職人の亡き夫の遺志を継いで最後のネオンを完成させようと、一から修行を始めるする妻のお話です。時代の流れに押し流されて行く文化は経済的にもはや成立し得ないと分かっていても、それに抗しようとする人々に自動的に共感スイッチが入るのは、僕自身が既にネオンになってしまった証かな。特に輝いてもいなかったけど。
4000本のガラス管を用い、当時ギネス記録だった香港のネオンが、今は無きナショナル・ブランド(現パナソニック)の広告だったとは、ここにも時代の流れを感じるなぁ。
コメントする