「夏だったら腐ってる。」葬送のカーネーション masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
夏だったら腐ってる。
凄いな。
なんだろこの夢と現実、胸が締め付けられるような力強さとシンプルさ。トルコの若い監督ベキル ビュルビュル長編二作目。小津安二郎の大ファンで来日時お墓参りしたらしい。
難民主人公2人に会話がないのに情報量がめちゃ多い。
ばあちゃんの亡骸を故郷に埋めたくてわざわざ紛争地隊に向かうじいちゃんと、いやいや付き合う孫娘のロードムービーです。まじで殺伐とした乾燥地帯で見る夢って、悲しく切ないファンタジーです。
ほんと映画って凄いなぁと改めて思った。
トルコ国境近くの話なんで知識無さすぎ自分、パンフ読んで勉強。パンフも美しい写真満載、トルコ知識満載ですごく良くできてるから買った方が良い。
英題の「カーネーションとクローブ」ってのがグッと来た。(カーネーションとクローブはトルコでは同音異義語)
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