「生き別れた母を探す洋子さんの旅の中で蘇る記憶。その追体験。戦後混乱期の女性のリアル。」Yokosuka 1953 禾乙里さんの映画レビュー(感想・評価)
生き別れた母を探す洋子さんの旅の中で蘇る記憶。その追体験。戦後混乱期の女性のリアル。
洋子さんの瞳に映り残っていた日本での記憶と66年ぶりに訪れた横須賀の街での答え合わせの途中、洋子さんの表情の変化がとてもリアルに記録されていて、こんなにも偶然が重なり出会うことができるものなのかと、その時間を共有されている感覚。愛情に満ち溢れているドキュメンタリーでそこに関わる人々とは出会うことが必然だったと感じる。
この運命的な洋子さんと出会ったことから生まれた物語を、自主配給で監督が自ら多くの人に届けたいと奮闘されています。ぜひ映画館で見てもらいたい感動のドキュメンタリー作品です。
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