「(私から見れば十分に社交的だが)内気な青年フリアンとディアナの交流...」マンティコア 怪物 しんかまぼこさんの映画レビュー(感想・評価)
(私から見れば十分に社交的だが)内気な青年フリアンとディアナの交流...
(私から見れば十分に社交的だが)内気な青年フリアンとディアナの交流は観ていて応援したくなるが、ストーリーの根本は仮想と現実に対する思想で、特にフリアンとエリアスの会話で直接的に表現されている。現実で満たされている者はごく限られていると思うし、体験できないことをゲームで体験することは倫理的に良い悪い問わず良いと思う。が、誰にも迷惑をかけていなくても宗教や文化、風習などの価値観から否定されてしまうのは悲しいことだと思う。
後半、フリアンはパソコンを取りあげられて仮想に入る手段を失い、現実ではディアナから拒絶され、結果自暴自棄となり自身の怪物が目を覚ましてしまうのだが、個人的に、このシーンから先の撮り方は必見。
また、ディアナ役のゾーイ・ステインさんがとても美人。私もディアナみたいな友人が欲しかったなぁ。
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