1976

解説・あらすじ
2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品。アリン・クーペンヘイムが最優秀女優賞を受賞。
2022年製作/97分/チリ・アルゼンチン・カタール合作
原題または英題:1976
2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品。アリン・クーペンヘイムが最優秀女優賞を受賞。
2022年製作/97分/チリ・アルゼンチン・カタール合作
原題または英題:1976
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ピノチェト独裁政権下での圧政を直接的に描くのではなく、日常生活の中にちらちら見え隠れする何気ない会話に滲む圧力や市民の物憂気な表情などで当時の張り詰めた空気感を表現する作品。凄惨な描写は欠片もなく、カルメンが意を決して行う行動も傍目にはちょっとした遠出程度のものですが背筋が凍るような恐怖を湛えています。静かに訪れる終幕にも鉛のような重さが宿っていますが、この恐怖と同根のものは我々の日常生活の中にも潜んでいるもの。ほぼ半世紀前の他国の歴史が全く他人事に思えないことに戦慄させられます。