「「コ死」とはkossyのことではない」コ死 デスロワイアル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
「コ死」とはkossyのことではない
登場人物の女子の中では一番の美人だった教育実習のパク先生。彼女は最初から怪しいと感じたけど、ここまで血みどろの復讐劇になっているとは想像もつかなかった。スプラッターホラーの様相を呈しているものの幽霊話なんかではなく、人間による猟奇犯罪だと徐々に明かされていく物語。明らかに人間の手による殺人だもんなぁ・・・
序盤から名札による登場人物紹介があり、生徒なんかはとにかく名前を覚えるのに苦労する。オープニングでは水泳選手だったチョン・テヨンが目立っていたけど、彼女は自殺により死んでしまっていて、一応主人公のイ・セヒとは義姉妹の関係(しかし、他の生徒にはその事実を隠している)。やがて成績優秀者30人による特別授業+合宿が始まるが、校内放送で「これから一人ずつクラスメートが死んでいく」と不気味な声でアナウンスされる。
ヨンナム、その恋人JKが次々殺され、幻覚症状を視る眼鏡っ子ヒョナが泡を吹いて死んでしまう。そして時限装置による矢でスイルが・・・多種多様の殺し方。血の量も半端ないし、恐怖でドキドキしてしまうが、実はある事件に絡んだ復讐劇だったと判明。「次はわたしだ・・・」と優等生ジユンが逃げ惑う。
イ・セヒが孤独感を味わい、皆からも仲間外れっぽく扱われていたが、彼女を好いている男子もいた。ラストを感動的にするために、もうちょっとこの男子をクローズアップしてくれたらいいのにな。そして、優秀な生徒たちの割には変態男がいたり、セックスのことしか頭にないカップルもいたり、犯人の作戦にまんまと引っ掛かる様子をみると、やっぱりホラーの王道を行っていたのだとわかりました。
それにしても真犯人のジョンボム君。パク先生が姉であるということや、恋人のテヨン殺しの犯人にされたとか・・・ちょっと無理があったかな。