「もはやサイコホラー」緑のざわめき uzさんの映画レビュー(感想・評価)
もはやサイコホラー
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突然声をかけてきたファンを家にまで連れてくる響子。
怪しげな電話の相手に悩みを打ち明ける杏奈。
異母姉に近づくために男と寝る菜穂子はまぁ、全体的に狂ってるとしても…
全体的に登場人物の感情がまったく理解できない。
それでも、そういう人もいると割り切り、都合のよすぎる偶然に目を瞑れば、序盤は見られた。
しかし終盤の畳み掛けるような意味不明さはなんだろう。
HPを見なければ何者かも分からないカトウシンスケ。
唐突に痴女に襲われ、半グレに引き込まれる透くん。
杏奈に「進学できたらウチから通えば」と言っていたのに佐賀で面接を受ける響子。
血のつながりというだけで信用して、育った家を譲る杏奈(しかも、福岡県民に佐賀の家に住め、と)。
それぞれの友人関係(特に奈穂子周りは尺も使った)も本筋にまったく絡まない。
金髪の方の響子の友人は、もう一人にまとめていいし、そもそも宗太郎や透すら必要性を感じない。
無駄に登場人物ばかり増やして、回収しなかったり、雑に処理したり…
もはや恐怖すら感じる整合性のなさに、爆発オチでも驚かない覚悟で観るも、良い雰囲気風に終幕。
せめて菜穂子があそこまでする理由が何かしらあってほしかった。
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