浦安魚市場のこと

劇場公開日:

  • 予告編を見る
浦安魚市場のこと

解説

2019年に3月に閉場した千葉県浦安市の浦安魚市場と、周辺に暮らす人びとを追ったドキュメンタリー。

古くからの漁師町だった千葉県浦安。工場汚染水の影響により漁業権を放棄し埋立地となったこの町にとって、かつての浦安と現代をつなぐ町のシンボルが魚市場だ。魚屋の活きのよいかけ声、貝を剥き続ける年老いた女性、年末の買い出しに訪れる客と店の賑わい。昼は町の魚屋、夜はロックバンド「漁港」のボーカルとして活動する森田釣竿も、そんな魚市場と生活を共にしているひとりだ。しかし、時代の流れとともに魚の流通と消費の形が変化し、浦安魚市場閉場という現実が訪れる。

カンボジアで短編中編のドキュメンタリーを制作してきた経歴を持つ映像作家・歌川達人の初の長編ドキュメンタリー作品。

2022年製作/98分/日本
配給:Song River Production
劇場公開日:2022年12月17日

スタッフ・キャスト

監督
製作
歌川達人
プロデューサー
長倉徳生
植山英美
歌川達人
撮影
歌川達人
録音
歌川達人
整音
山本タカアキ
カラリスト
田巻源太
編集
歌川達人
秦岳志
音楽
すぎやまたくや
紫藤佑弥
助監督
今井真
宣伝美術
鈴木規子
全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

5.0市場が閉鎖される前の、人々のドキュメンタリー。 閉鎖が決まってから...

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

市場が閉鎖される前の、人々のドキュメンタリー。
閉鎖が決まってからでは遅い、ふだん買いに行かないと、と。
そういえば、個人商店が減る一方だったり、ほぼシャッターの商店街とか、近所にも心当りがたくさん…。

"自宅以上に自宅だった" "喋ってちょっと買って帰る"
市場が人々の暮らしや憩いや会話の場だったこと、その深み。

満席を超える盛況、終演後は涙ぐむ人複数、拍手もちらほら、
あとでお子さんが "か!つ!お!" と歌いながら歩いてる、
静かながら、熱量の凄い鑑賞体験でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
woodstock

3.5心が温まったなぁ

2023年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

監督の舞台挨拶あり。
監督の映画への思いを聞くと、また、違った見え方してくるなぁと思った。

とても、人情感じた。
市場の歴史が感じられる映像がたくさんあって、それぞれの市場に対する思いが伝わった。

時代とともになくなってしまうものがあり、仕方ないと思う反面、寂しさとか、切なさとか、怒りとか色んな感情が湧き出てくるなぁ。

この映画を機に市場が復活したり、また、別の形で再開したりするといいのになぁ……

美味しい魚食べたくなりました。とくにクジラが……

コメントする (0件)
共感した! 1件)
yoccy

3.5時代の流れには

2023年1月2日
Androidアプリから投稿

閉場が決まった浦安魚市場 一応投票は有ったらしい 最後まで頑張る泉銀の大将メインで進むドキュメンタリー しかしもう5年前の話
建物の老朽化、耐震が最たる理由のようですが、建替コストや就業者、お客さんともに高齢化も一因かなと お買い物をする身としては、1箇所で揃わないのでどうしても足が遠のいてしまう でも焼蛤串美味そうだった
地方だったら地産地消で道の駅に活路があるのだけど、都会だと住宅にした方がメリット多いのかなと感じた

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ゆう

3.5一所懸命。

2022年9月30日
iPhoneアプリから投稿

お仕事ドキュメンタリーはどこまで仕事人に迫って行けるかの勝負。歌川監督はそこそこ成功し、信頼を築いていたようだ。小賢しいナレーションは一切使わず、淡々と家族や仲間の会話で、主人公を際立たせていく編集が抑制的でいい。平成31年3月末で閉場となった浦安魚市場。コロナの前での閉場は幸福だったかもしれない。12月中旬公開。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
t2law