Pearl パールのレビュー・感想・評価
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シリアルキラーの本質
ホラーなのかな?
シリアルキラーとなるパールの異常な執着と自己肯定感の強さ、そして残忍さを持ち合わす女性の変貌とその先。
パールの無限の欲望が醸し出す恐ろしさを描きつつ、華やかな舞台に憧れ、鏡に映る笑顔がまた滑稽にも思えコメディにも感じられる。
ただ描写はかなり大胆で残忍さを持ち合わせてるので、いままでのホラーとはかなり違った恐ろしさも感じられた。
「A24、5本連続」
主演の演技力&シリアルキラーへと落ちていく秀逸な描写
スターを夢見る女の子が、シリアルキラーへと変貌していくというストーリーに惹かれ鑑賞。
そんな女の子がどうして?っていう部分がどう描かれるのか楽しみにしてました。
もっとエキセントリックな作りかと思ってたけど、意外と堅実な作りというか、ジワジワと恐怖を煽っていく。
彼女がシリアルキラーへと変貌したのは、誰もが多かれ少なかれ抱いた事があるであろう感情が理由となっているっていう点が恐怖。
ただ、大半の人は、そういう感情に折り合いをつけて生きているわけで、シリアルキラーになるような人は、感情のコントロールというか、そういう部分が欠落しているって事なのかな。
最後、主演の子の、義理の姉への長い1カットの独白の演技がなかなか良かった。
主演の子は、制作にも携わってるそうで、多彩な才能の持ち主なんでしょうね。
続編ありそうと思ったら、この作品は2作目で、1作目の前日譚として描かれてるんですね。
1作目も是非見てみようと思います。
次回作に期待!
パールさんとかけて、NYメッツの千賀滉大と解く。
1918年の米国、田舎町の農場で両親と共に暮らすドイツ系の若き女性パールは、第1次大戦に出征中の夫の帰りを待ちながらも、ショービジネスの世界で輝く自分の姿を夢見てた。
そんな彼女の挫折し暴発していく様がスリリングに描かれる、サイコキラーの誕生譚。
パールさんとかけて、NYメッツの千賀滉大と解く。その心は…
フォーク使いがエグいでしょう。
パールはレクター博士やノーマン・ベイツに匹敵する殺人鬼になりうるか?
血
Pearl
パール
昔のミュージカル映画のようなオープニング。
戦時中アメリカでドイツ系?の家族。
だからすごい郊外で農園をやっている。
からの〜グサッ‼️🩸
前作「Xエックス」との同じカメラ構図がチラホラ。
悲しみの(これでも人妻の)パール💔。
幼さと狂気が合わさった時、
パールちゃんは暴走する‼️🔪🩸
無邪気な殺し屋 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
なにがパールに起こったか?
お久しぶりでございます。
って・・・
待ってねえよ‼️
実は一昨日、この映画を観に行ったんですよ。錦糸町にね。オリナスって言ってるんでオリナスに行きますよね。当たり前だのクラッカーです。ところが・・・
やってねえ‼️駅近の所だった‼️
違う映画を観ちゃいましたよ。
まあ錦糸公園で南米フェスティバルをやってたんでいいかな?
南米フェスティバル関係ねえ‼️
さてと・・・映画の感想ですが・・・
楽しいー 気持ち悪いー ちょっと切ない。そんな感じ。
前作は好きなんですね。(X エックス)場所はテキサス州。時代は1970年。全体として「悪魔のいけにえ」のオマージュ。ブラス「ブギー・ナイツ」
びっくりしたのはエンドロール後、まさかのパート2・・・というより前日譚。えー待ちましたよ。
前作は16ミリフィルムでザラついた映像でしたが、本作はテクニカラー。いわば総天然色です。タッチが違い過ぎ。
ふんわり柔らかい色彩。ロゴも懐かしい。表記はスターリング。テキサスの田舎の風景。ゆったりのんびり・・・
いやいや、そうは問屋が卸しません!ガチョウを串刺し。そしてクロコダイルの餌に!
タイトル パール
パールはテキサスの田舎町に住んでいます。厳格過ぎる母。父は全身不自由で車椅子。
パールは夢を見ています。いつか有名な女優に。
時は1918年。WW1中。パンデミック中(スペイン風邪)
旦那は従軍中。閉塞感の塊。飼っている動物たちの前で踊る毎日。
お使いのついでに映画鑑賞。イケメンの映写技師と知り合います。フィルムを一齣貰います。
帰りにフィルムが風で飛ばされます。あら大変!大変!探しに麦畑に立ち入ります。そこには案山子がいる!
欲情したパールは上に乗って、思わず腰を振る物語!
バールの海岸物語!
海岸じゃねえし‼️
ある日の事です。義理の妹 ミッツィー(エマ・ジェンキンス・ブーロ)から魅力的な話を聴きます。教会でダンスのオーディションがある!
パールは思うんですね。合格するのは私に決まっている!
オーディションには母親は絶対反対。
あんたは農場から出て行けないのよ!
そして悲惨な事件が!いくつもいくつも!波状攻撃!
前半はゆったりからの、序破急!これでもかこれでもか!
はい。ネタバレなしではここまで。そんなこんなで堪能しました。色々有りますが映画愛に溢れているんですよ。本作は。以下の映画を感じました。
オズの魔法使
悪魔のいけにえ
悪魔の沼
サイコ
キャリー
ニューシネマパラダイス
雨に唄えば
フェノミナ
なにがジェーンに起こったか?
それらの映画をミキサーで混ぜて作った。そんな気がします。
余談ですが週刊文春のシネマチャートでは高い評価。ある意味リトマス試験紙かも知れません。
最大の功労者は主演のミア・ゴス。エグゼクティブ・プロデューサーと脚本も兼ねています。
うん。エンドクレジットとその先まで、堪能しましたよ。三部作なんでこの先も有ります。ミア・ゴス。未来の大女優。
お付き合い頂きありがとうございました。
PS 子豚ちゃんグッドジョブ!
クソホラー映画の前日譚だ、次も楽しみ。
ちょっと今まで味わったことのない恐怖なのに、ひしひしと伝わってくる。
パールを家まで送って行った映写技師の恐怖。
身動きできない車椅子のパパの恐怖。
焼かれて放置されているママの恐怖。
話を聞いてあげてたミッツィーの恐怖。
そして戦地から帰ってきて、見つけたハワードの恐怖。
そしてパールの気持ちがよくわかる自分に対しての恐怖。
自らの境遇を嘆き、かと言って外に出て行くこともできない、パールの哀しみと怒り。
パールと同じように自分だけが不幸だと思っている人がたくさんいるからアメリカで大ヒットしたんだろう。
製作・脚本そして主演のミア・ゴス。
製作・脚本そして監督のタイ・ウェスト。
なんだかこの二人はとんでもない才能を持っているような気がする。
第一作のクソホラー映画とは全くテイストの違った作品に仕上がっている。三弾・完結編はよりスケールアップして、エッと思うような女優さんたちが出演するようだ。楽しみ。
(前作にはついてた予告編がなかったのが残念)
夢と狂気の境にいるような演技
前作の「X」を観て面白いと思ったので、前日譚という本作も観にいったものです。
冒頭の音楽やフォントなどから、古き良き牧歌的な映画を思わせる演出で、全体的にそういった古い映画のブラックなパロディのような構成だったと思います。
前日譚ということもあり、ストーリーとしては確実にバッドエンドになるとは分かっているので、こういった構成での見せ方は面白かったです。
牧歌的な描写の中に不穏な描写が挟まれて、緊張感が高まってゆく流れも良かったと思います。
クライマックスの前にパールが義妹に気持ちを打ち明ける場面は、ちょっと長いような…と感じてしまいましたが。
正面からこちら側に語りかけるようなカットなら、もう少し緊張感や切実さが感じられたかもとも思いますが、殺人鬼に感情移入し過ぎないように距離感を持ってあえて長いと居心地の悪さを感じるようにしているのかもとも思ってしまいました。
そこからの義妹との場面は、やはり嫌な緊迫感が半端なかったです。
狂気じみたダンスシーンも圧巻で、ラストのパールの表情といい演出といい、なんとも言えません。
パール役のミア・ゴスの夢と狂気の境にいるような演技も素晴らしく、のどかな風景の中での凄惨なシーンや悪夢的なビジュアルも印象的でした。
続編の「MAXXXINE」も気になるので、早く観てみたいものだと思います。
親の病気や家庭環境で夢が叶えられない気持ち
この作品は3部作との事です。
私はこの作品のみしか観てませんので単体の感想になります。
パールと言う少女を見て
自分も幼い頃から目指してた夢を
親の病気、家庭環境の理由から行きたかった専門に通えずに毎日辛い思いしてた「あの頃の自分」を思い返してました
イラスト専門の体験授業の時
私は20歳で成人式を終えたばかりです
20歳、ハタチ!と言えば
「若いなぁ〜」と思う方もいるかもしれません
ですが、先生に「20代で今からプロに目指すのは遅い、18〜から通う子が多いですよ」と言われて驚きました。
パールは言いました「私はこの家にいる、でも若い内は無くなるからやりたい」とプロになりたい、オーディションを受けたいと。
親の病気、家庭環境はずっと続きますが
若い時はずっとではない…今だからこそ挑戦したい事はたくさんあります。
残念ながら、パールは理解を示さないで辛い言葉を浴びせる母親と和解できず…
全身麻痺で喋る事もできない父親も介護を続ける事もできないからと全て切り捨てました
やりたくてもできない
やりたいのにやらせてくれない
そんな子供はたくさんいるでしょう……。
パールはサイコパスに育ち、それを周りに狂気として振り回しましたが…
その「サイコパス」な部分を必死に隠して生きてる子はたくさんいます。
またパールがカカシとSEXの「マネ事?」をするシーンを見て、動けない父親に跨って必死に腰を振ってる母を見たのではないかと思いました。
とても悲しく残酷な作品でした。
ミッドサマーよりは分かりやすかったです
個人的にホラー.スプラッター映画は
胸ポロリ、ラブシーンが挟まれますが
この作品では「ムダなエロシーン」が少なくて良かったです。
R15+指定の映画らしいので高校生は観れますね…感受性が高い学生さんに見せるのは抵抗を感じます😓
自分がやりたい事が出来ない、やりたい夢を追い掛けられない、それを応援してくれない親
パールみたいな子供が増えない事を願います
(パールの場合、精神的にアウトなので…めげずにオーディションを受け続けるのは難しいでしょう……😢)
ラストの女優さんの素晴らしい迫力の表情は必見です…暫くは脳内に焼きつきそう…。
とても怖いのに…胸が苦しくなる…
遺体となった母親に寄り添い
自分で母の手を回し妄想で子守唄を歌ってもらうシーンが1番悲しかったです
お母さんの服を着た彼女は嬉しそうでした
「例えオーディションに受からなくても諦めないで、お母さんとお父さんはパールを応援してるわ。愛してるわ、パール」
その言葉と愛があれば……。
これホラー?農家に生まれたドイツ系アメリカ娘の狂気
xも観たけど、こんな過去があったんだと以外にスーッと受け止められた
母親も車椅子♿の夫を介護しながら、施しをうけることなく、強く生きてきた 娘(結婚して死産だが妊娠も不倫も経験)の反抗期がある意味この家族の運命を変えてしまう
娘のつもり積もったフラストレーションが、狂気を増幅
小動物から始まった殺生を人にまで…
ホラー感を期待するとえー😱となる
人の感情を残虐さも交えながら披露している
巧みな心理描写は、金獅子賞の「ジョーカー」に匹敵する
猛毒を持つ夢見る乙女
ストーリーが丁寧に綴られ、ゴアシーンも抑えめであっても、印象に残る秀作である。ミア・ゴスの演技力がこれほどだとは思いもよらなかった。後半の長いワンショットのモノローグといい、エンディングにおける笑顔の複雑さといい、全く素晴らしい俳優だ。自分が好かれていないという思い込みに、怒りが注がれる時、彼女は豹変する。それも、極悪かつ残忍になる。しかも、その殺戮の根幹に喜びがあるのが始末に負えない。生まれ持ったシリアルキラーなのだ。この辺りの作り方は上手いと思う。タイ・ウエストはこの手のジャンルを一歩前に進め、新しい演出と表現をもたらした。前作の「X」よりも今作の方が洗練さとオリジナリティが出ていると思う。この御両人の次回作が楽しみである。
パールとにらめっこ👀
「あれ?スクリーン間違えた?」
ハリウッドの古典ミュージカルの様な冒頭に
一瞬、腰が浮きました
初っ端からがっつり心掴まれこの世界観に引っ張り込んだタイ・ウエスト監督!上手過ぎでしょ!
主人公パール演じるミア・ゴス
「オズの魔法使い」のドロシーにも見えたり
農場の娘としてのサロペット姿での質素な暮らしぶり…今作1番の見せ場、案山子とのダンスシーン…そして豹変する紅ドレス姿
何面性をも持ち合わせているパール役を
時に怖がらせ時に楽しませてくれました
オスカー候補に上がるべき怪演でした
ラストの長い長い怖すぎるパールの笑顔…何かされちゃいそう💧と目をそらせなかったです
…映画館の男性も義理妹も良き人でイケメンにめちゃ美人だったから(前作でパールがブロンド嫌いって謎が解けた)気の毒だったけど💦
さぁ!完結作はどんな時代のどんなパールに会えるのかもぉ待ちきれませんね!
わたくし、まだ興奮が止まらない様なので
この辺りで失礼してこれからリピート鑑賞!
再びパールとにらめっこして参ります!
観たい度○鑑賞後の満足度○ シリアルキラーにだって夢もあれば希望もある。期待したより貧血気味だが、上っ面だけの怖さの『ミーガン』などよりよっぽど怖い(人間がやっぱり一番怖いわ)。
①戦前のハリウッド映画を思わせる導入部とラストとに思わずニコリとしてしまう。
ちょっと『オズの魔法使い』を連想しました。
劇中にも無声映画が出てきて(当時のブルーフィルムも)映画へのオマージュもあって楽しい。
②『キャリー』みたいに、オーディションに落ちたパールがぶちキレて審査員を皆殺しにするのかな、と期待していたのに号泣しただけだった(チェ!)。
③お母さんはパールの本性に気付いていて、だから外に出したくなかったんでしょうね。でも皮肉なことに逆の結果になってしまった(外にでなくて中に籠ることにはなったけど)。
パールとお母さんとが争ってお母さんが火ダルマになるところはなかなかの迫力。
④シリアルキラーが内面を赤裸々に吐露するシーンなんて殆んど初めて目にしたんじゃないかと思う。
ミア・ゴス大熱演。
⑤犠牲者が追われて逃げる途中に転ぶというのも、この手の映画ではお約束のシーン。
しかし、遺体処理用のワニを手懐けていたなんて、ホント生まれてついてのシリアルキラーだったんだね。
追記:⑥2023.07.11.に『X』を観て、本作が如何に非凡な映画か分かりました。
一味違うホラー。ただある意味どのホラーよりグロい
2023年劇場鑑賞165本目。
石川県では上映する予定がなく、本当はダムカード巡りをする予定でしたが2時間くらいかけて富山の映画館へ。急遽予定を変えたのでめちゃくちゃギリギリでした。
前作エックスを観ていなければスルーしたのですが、三部作ということで鑑賞。最近テリファーやクロムスカルでグロいですよ~というのは慣れていたのですが、この方面のグロさは本当食欲なくなります。
冒頭は大草原の小さな家みたいな雰囲気なのですが、すぐに不穏な空気が漂い始め、この子そのうち何かやらかすだろうなという雰囲気が出始めます。この時点で人妻なので子供ではないのでしょうが。
少なくともこの映画のパールの殺人は目的でなく手段でした。エックスはそこの境界が曖昧でしたが、三部作最終作はパールとエックスの間を描くのか、エックスの後を描くのかどちらでしょうね、エックスの時と違って予告がなかったので分かりませんでした。
(他の方のレビューによるとエックスの後日譚になるそうです)
しかしエンドロールの映像はミア・ゴスの底力を見せつけられました。
全180件中、101~120件目を表示