Pearl パールのレビュー・感想・評価
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斧
なんかレトロな演出だと思ったら前日譚だった。
前作を見てないからなんとも言えないけど、
これ好きな人にはそうとう刺さるような気がする。
ただ自分が薪割りで日常的に斧を使ってる経験から一つだけ言いたい。
あんな風に腕を切るなんてとうてい無理。
キンキンに研いでたとしてもまず無理。
恐ろしくも悲しい
冒頭のタイトル表示部分で
この娘の素性がハッキリする。
次第に狂気に染まる娘パール
すでに狂気と共に暮らす母
全てを目撃する全身麻痺の父
鮮烈なカラー映像が眩しく
ドス黒い狂気はそれを上回る。
「オズの魔法使い」を知っていると
いくつかのシーンが浮かぶ。
住んでいる場所、トウモロコシ畑
背筋を伸ばして自転車を漕ぐ姿
遠い彼方への憧れ…、そして
「やっぱり、お家がイチバン」
彼女の狂気は凄いところにある。
エンドクレジットの顔は必見。
※
新しいギャグ?😱
今夜(2024/06/28)観ました。
パール(ミア・ゴス)さんは、農場を営む家庭で母にこき使われ、自身の夢を叶えることも出来ず、病んだ父をケアしつつ家事手伝いや農場の作業を毎日させられています。
折しもスペイン風邪が流行している年代(1918年)の話しで、COVID-19で味わった3年余りの記憶を、嫌でも思い出してしまいます。
パールさんは銀幕のスターになるのが夢で、あるキッカケから海外に羽ばたくチャンスを掴みます。夫は出征で不在、母は農場と家事にかかり切り、父は介護なしでは生きられない状況をどう打開するか。最初から最後まで目が離せません👀💦
本作は狂気の祭典とでも言いたくなるような胸の悪くなるシーンが随所に見られますが、観ていて笑いが絶えませんでした😅もう笑うしかないとでも言いましょうか(笑)『スウィーニー・トッド』と同じジャンルといえば分かりやすいかも知れません✂️✨
ミア・ゴスの6分に渡るセリフ、エンドクレジットの貌(顔ではなく貌)だけでも十二分に観る価値がありますが、出来たら100分ちょっとの本作を堪能して下さい☆
苦手な人は適度に休憩でしながらお楽しみ下さい。
トラウマレベルのエンドロール!
夢見る少女が殺人鬼になる話。
Xの直後に観たのでXの主人公のマキシーンと
重なる部分が多く発見できたのでよかったです。
Xでパールがマキシーンに異常なほどの
興味を見せてたのはそういうことかと納得しました。
撮り方や演出は70年代?の映画を意識して
作られてるのも面白かったです。
スターウォーズみたいなカット割りもあったような?
ハットは時計じかけのオレンジか?いや考えすぎか。
ストーリーは前作と同様に、
特に驚きがあるわけではないけど
ミアゴスさんの狂気じみた演技にしびれました。
終盤のワンカット長台詞もすごいし
何よりエンドロールの表情!プロ意識感じたし
夜見たら間違いなく夢に出てくるレベルで怖かった。
本シリーズに興味ない人も
ラスト15分は観てほしいなと思います。
ワンピース可愛すぎ問題
「X」シリーズ3部作の2作目ようやく鑑賞‼︎
エックスの色使いが好きでしたが本作の色使いも好きです。
ホラーというよりも人間的な怖さに思わず「怖いよ~…」といくつかのシーンでぼやいてしまった。
エンドロールもまた印象的。
3作目は今年7月にアメリカで公開との事で、日本でも早く公開しないかなと待つ日々です。
すべてを奪われていた二人の女性ならではの末路なのだけれども…。
<映画のことば>
すべてを奪われた私から、これ以上、何を奪うの。
<映画のことば>
もう欲しがることはやめたの。
持っているものを大切にする。
「そりゃあ、そうもなるわな。こんな境遇では。」というのが、本作を観終わってすぐの、評論子の偽(いつわ)らざる心境。
もちろん、パールの、このなりふり構わない「農場脱出作戦」には、いささか賛同はしかねるのですけれども。
しかし、自分が農場での生活に抑圧されているが故に、娘であるパールにも抑圧的な生活を強いる母親で、もしもパールの母親のありようがこうではなかったとしたら…彼女自身の人格も、ここまで捻(ねじ)れることはなかっただろうと思うと、彼女(パール)の所為を100%は、責めることができないようにも思われます。
人生のすべてを奪われていかたのような二人の女性か、ある意味では必然的に(?)辿(たど)るべき末路としては。
パールの国選弁護人に選任されたと、勝手に仮定したとした(否、勝手な妄想した?)
評論子は、犯罪の成否自体は争わないとしても(否、争いようもない?)、彼女の刑事責任の軽重(彼女に対する非難可能性)という「情状酌量」の線で、裁判所に寛刑を求めるような気がします。
実は、本作は、宅配レンタルで借りてしまってから、ホラー映画だと気づいて、「観ないで返そうか」とも思ったのですけれども。
しかし、「観ないで後悔するよりは、観て後悔する」という評論子のモットーから、敢えて観賞することにした一本になります。
結果としては、ただ恐怖心を煽(あお)るだけの一本ではなく、パールの心情にも(その是非は別としても)理解できなくはないストーリーの作品でした。
何事も先入観に囚(とら)われてはならないことの箴言として「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。」という言葉がありますけれども。
そういう言い方をするなら、「映画は、まず観てみよ。」ということになるのだろうと思います。
評論子にとっては、まさに、その言葉どおりの一本になりました。
単なるホラーものに堕(だ)さない、それなりの良作ではあったと思います。評論子は。
(追記)
文字の流れないエンドロールが、1940年代の古い作品を彷彿(ほうふつ)とさせ、2022年に製作された映画としては、かえって斬新な感じでした。
本作は、同じタイ・ウエスト監督の手になる別作品『X エックス』の主人公の前日譚とも聞きますけれども。
ここに来て、同作への食指も、大いに動かされました。
そういう「繋がり」で作品を観ていくことの多い評論子としては、その点でも嬉しい一本でした。
セダ
ガチョウを串刺しにしてワニのセダの餌にするパール。ダンサーになる夢を捨てられず女の子らしい面もあるにも関わらず、ショッキングなオープニング。第一次大戦の最中に夫ハワードはヨーロッパへと兵役に就いていて、母親はドイツ人であるためドイツ人が不利になるニュースは聞きたくなく、父親は車椅子生活を余儀なくされているという設定。
どことなくジュディー・ガーランドの『オズの魔法使』のイメージが重なるような色彩と雰囲気。犬がお仕置きのために地下室に閉じ込めたとか言ってたけど、やっぱり夢や妄想が激しいんだな。虚言癖たっぷりで愛想だけはいい女だ。結婚してなければ違った性格になっていたかもしれないと、こちらも妄想してしまう。
『マキシーン』という『エックス』の後日譚も作られているそうですが、秘密はそこで語られるのだろうか。マキシーンがパールの孫であるという設定がないと、3部作の意味さえ失せてしまいそうだ。さすがに映画という共通項はあったし、3作目も映画絡みだろうし、関連はあるんだけどね・・・
それしてもセダ!1作目でマキシーンを襲わなかったのはパールと同じ匂いを感じたからなのか!ワニって長生きなのね。
愛と狂気
怖かったし面白かった!個人的に結構好き。びっくりするって感じの怖さではないけど、ずっと色んな意味でドキドキしてた。
序盤すごく平和な感じというか、これがホラーになるの?って思ってたけど、思ってたよりしんどくなってしまった。
パールがずっと可愛くてずっとこわいんだけど、両親のこととか、夢とか、共感できる部分もあるのが人間らしさを感じて好きだった。他の人のパールをだんだん怖がっていく演技が良かった。
もっと愛が欲しかったのかなあと、、悲しくて可哀想で、でもちゃんとイカれてるパールを演じ切ったミア・ゴスさんすごい〜( i _ i )
エンディングのずっと無理して笑ってる感じ本当につらくてこわくて苦しい。最後ハワードがパールを抱きしめてあげてほしい…!
一生懸命なミアゴスを応援したくなる
こんなクレイジーな女の子、大好きさ!
とはいえ、時に狂気と正気は紙一重…
パールは変な子じゃないし頭もおかしくないし
ちゃんと自己分析できるし家族思いのいい優しい子
お母さんにちゃんと向き合って
お母さん納得してもらって
認められて夢を叶えたいと思っている
普通の女の子
オーディションの時のミアゴスの鬼気迫る美しさ
赤い衣装と手足の長さにうっとり
殺し方はシリアルママに及ばないけど
切断された足はとても綺麗でした
すげぇ映画だ…
個人的には映画の"映画を観ている感"が重要なので時代感とも相まって本作は楽しめた
スラッシャーモノではあるが、パールという前作で既に倒されている敵役が主人公なのに、物語と心情を非常に丁寧に語ることで観ている者の感情は入り、心を揺さぶる。単に「どうやって殺人鬼になってしまったか」を綴るのではなく、ドラマを描くことでそこに至る過程とその必然性を感じとることで家族や友人に手をかけることにすらカタルシスが生まれる。
あっさりと描いているようにも見えるがここまで違和感なく100分程で描いてしまうタイ・ウェスト監督、そしてなにより主演、脚本にも関わるミア・ゴスが凄い。
次作にはもちろん期待だが、今後もこのコンビの新たなホラー映画に期待大だ!
このシリーズ、尻上がりかよ!
やべえ…名作じゃん、これ。
ド直球の豪速球じゃん!
サイコとかシャイニングとかミザリーのレベルじゃん。
なんかもうこのシリーズだけホラー映画の黄金時代じゃん。
今更ホラー映画の歴史を更新かよ!
あれ?今って21世紀だっけ、1980年代だっけ、1960年代だっけ、それとも映画で描かれてる1810年代?
もう訳わかんない。何かの理由でお蔵入りになってた幻の名作が今になって新作として見れるみたいな感覚。
いやいやいや、どうかしてる。
このシリーズ、3部作?
どうなっちゃうの。色んな意味で怖いよ。次の作品、見たいけど見たくない。見たくないけど見たくてたまらない。いや見たくない。でも公開日に有休取って見ちゃいそう。
パールは根っこからのシリアルキラーでは⁈
前作エックスからの、パール。
パールからのエックスでも良いかと思いましたねー🧐
何か、監督の思惑があるのか?
しかし、ミアゴスの怪演は素晴らしいと思った。
パールの母は、パールの異常な部分を見抜いたいたんでしょう。
だから、外に出さなかったと私には受け取れましたねー🫣
もう途中から、パールのヤバさ満開で絶対近づきたく奴でしたね。
ラストの笑顔は、次の3部に期待してしまいました。
新しいホラーを鑑賞したかの様でした‼️
〘 告白系サイコスリラー 〙 今作で脚本とエグゼクティブ・プロデュ...
〘 告白系サイコスリラー 〙
今作で脚本とエグゼクティブ・プロデューサーとしてもクレジットされているミア・ゴス主演作。前作でタッグを組んだタイ・ウェスト監督との『X エックス』の続編の『Pearl パール』。3部作になるらしく『MaXXXine』(原題)へと続く。
眉薄のなんか凄い名前のゴスさん、実は本名も凄くて過去にも『マローボーン家の掟』(2017)や『サスペリア』(2018)でも拝見していた事に気づいた。
ミア・ジプシー・メロ・ダ・シルバ・ゴス(1993年生まれ)シャイア・ラブーフと結婚してた。
ミアゴスの怪演!
ミアゴスの演技が素晴らしい!最後の泣き笑いのドアップが頭から離れない。鼻水垂らしながら大泣きするシーンも自分をよく見せようとするのではなく、ほんまに役者やなあと心から尊敬。
特定の人たちの死亡フラグたちまくりで、力が入ってしまった。最初の彼氏も金持ちの妹も悪いやつやないのにかわいそうやね。
三部作やけど、次は一体どうなるのか楽しみ。
良い良い
前作からの期待を裏切らない映画でした。そして1作目との間を埋める第3作が必要だよねと思ったらもう作っているというニュース。しかも撮影中にエキストラの頭を蹴飛ばしたというミア・ゴス...そこまでしなくていいんだけどな。一作目ではパール婆さんがかなり性に執着してたんだけど今回はそこまでじゃないんだよな、これからなにか秘密があるのか、ただ描きそびれただけなのか。まあ若い段階で描いちゃうとただのエロ映画になっちゃうか。
若い時から怖かったのねえ😱
「X」のあの極悪おばあさんの若かりし頃。いや〜パール、若い時からヤバい人。出兵しているダンナさんは日本でいう婿入りした設定なのか?結婚して、後の話でわかるが子供も流産か死産した様子。それでも夢を諦め切れず映画スターになる事を願う。映画スターになれると思い込んでいる。この前向き思考すごいなぁ。
でも、最初からいきなりガチョウを串刺しし、ワニのご飯にしちゃうし、お父さんをワニに食わせようとしちゃうし。怖い怖い。
親しくなった映画技師や義理の妹、両親と迷いなく殺してしまうパール。怖い怖い。
最後、戦争から戻ったハワード、部屋に入って驚くが。あの惨状を見てもハワードはその後何十年もパールとつれそったのは何故だろう。愛してた?怖かったのか?
「X」での狂気の婆さんは徐々にそうなったわけではなく、もともと凶悪だったことがわかった。
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