「セダ」Pearl パール kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
セダ
ガチョウを串刺しにしてワニのセダの餌にするパール。ダンサーになる夢を捨てられず女の子らしい面もあるにも関わらず、ショッキングなオープニング。第一次大戦の最中に夫ハワードはヨーロッパへと兵役に就いていて、母親はドイツ人であるためドイツ人が不利になるニュースは聞きたくなく、父親は車椅子生活を余儀なくされているという設定。
どことなくジュディー・ガーランドの『オズの魔法使』のイメージが重なるような色彩と雰囲気。犬がお仕置きのために地下室に閉じ込めたとか言ってたけど、やっぱり夢や妄想が激しいんだな。虚言癖たっぷりで愛想だけはいい女だ。結婚してなければ違った性格になっていたかもしれないと、こちらも妄想してしまう。
『マキシーン』という『エックス』の後日譚も作られているそうですが、秘密はそこで語られるのだろうか。マキシーンがパールの孫であるという設定がないと、3部作の意味さえ失せてしまいそうだ。さすがに映画という共通項はあったし、3作目も映画絡みだろうし、関連はあるんだけどね・・・
それしてもセダ!1作目でマキシーンを襲わなかったのはパールと同じ匂いを感じたからなのか!ワニって長生きなのね。
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