「とんでもない100分間」Pearl パール 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
とんでもない100分間
「X エックス」の続編、その前日譚の本作。
前作とは作風をガラッと変えてきて、まるで別な作品のよう。
カントリーな色味にクラシックなクレジットの入れ方など、まるで昔のTV映画のよう。「メリーポピンズ」なども感じさせました。
そして兎に角ミアゴスが凄いに尽きます。
スターを夢見る少女から、怪物に変化する様が実に見応えがある。
ミア自身が脚本にもタッチしているように、その力の入れようが分かります。
特に夫へと向けた独白。あの長回しはとんでもない場を作り出していました。
そこからエンドロールのあの笑顔、正に怪演と言えるでしょう。
物語自体も前作とリンクする所が多く、次作も楽しみでありません。
とんでもない100分間でした。
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