「ここで生きていくという決意」Pearl パール カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ここで生きていくという決意
事が起こる前の助走が長すぎて途中で退屈に感じてしまったのと、浮気相手に対して態度の変化が唐突過ぎてついていけなかった。
戦後間もないアメリカの田舎って人が2、3人居なくなっても全然バレないくらい干渉がなく密度も低いのかな?
それともワニが全て証拠隠滅してくれた?
終盤パールの本音を独白するシーンは1ショット長回しで大変見応えがあり、プロデューサーも兼ねているミア・ゴスの一番見てもらいたかったところのようで、目の前で聞いている義理の妹が感じる恐怖(早くこの名を去りたい気持ちが激溢れ)が観ている側にもジワジワと伝わり、まるで死刑宣告されているような激ヤバなシーン。
ラストで瞬きせず無理に笑顔を作るシーンは逆に怖さと悲しさを狙っているのはわかるが、自分には絶妙に引かれていると思われるラインをゆうに超えてしまい、早々に笑ってしまった。
3作目どうしようかなー。
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