「親子愛を静かに噛みしめる映画 でも「泣ける」とは思わない」銀河鉄道の父 Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)
親子愛を静かに噛みしめる映画 でも「泣ける」とは思わない
これはね… 地味な映画でした。
つまらなくはないと思います。
2時間半、眠くもならずにみられましたし。
でも、特に派手なエピソードもなく、訥々と進みます。
家族愛を静かに噛みしめる映画です。
細かいことを言えば、史実に即してはいません。
私が知っている範囲でも明らかに異なっていたし、
念のため、帰宅してからパパッと検索してみた内容とも
だいぶ違っています。
でも、父 政次郎が主人公であり、彼の家族愛が主題なので、その部分が「実話」であれば良いわけで。
賢治の史実に即していなくとも、そこはもう、目をつぶって、フィクションとして楽しむものなんでしょうね。
なお、宣伝してる様な「泣ける映画」「感動に涙する」ということもないと(私は)思います。
静かに親子愛の有様を噛みしめる映画だと思うし、それで十分に感動でした。
変に大きな期待はしないで、静かに鑑賞する方が、この作品の良さを感じ取れるのではないかしら。
キャストは、役所広司と森七菜が良かったですね。
特に、森七菜は本当に自然な佇まいが良かった。
周辺事情からか賛否ある女優だけど、私は大好きです。
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pipiさんのコメント
2023年5月30日
コメントありがとうございます。
皆さんがBratscheさんのように「史実と違う」と気付いた上でフィクションとして楽しまれれば良いのですが、どうも「これが史実だったのか!」と誤認識なさる方が大半のように見受けられます。
「父の愛情」を演出する為に肝心の宮沢賢治を貶めているのではないか?と感じてしまいました。
役者さん達が素晴らしいだけに残念ですね。