劇場公開日 2023年5月5日

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「親子愛を静かに噛みしめる映画 でも「泣ける」とは思わない」銀河鉄道の父 Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0親子愛を静かに噛みしめる映画 でも「泣ける」とは思わない

2023年5月29日
iPhoneアプリから投稿

これはね… 地味な映画でした。

つまらなくはないと思います。
2時間半、眠くもならずにみられましたし。
でも、特に派手なエピソードもなく、訥々と進みます。
家族愛を静かに噛みしめる映画です。

細かいことを言えば、史実に即してはいません。
私が知っている範囲でも明らかに異なっていたし、
念のため、帰宅してからパパッと検索してみた内容とも
だいぶ違っています。

でも、父 政次郎が主人公であり、彼の家族愛が主題なので、その部分が「実話」であれば良いわけで。
賢治の史実に即していなくとも、そこはもう、目をつぶって、フィクションとして楽しむものなんでしょうね。

なお、宣伝してる様な「泣ける映画」「感動に涙する」ということもないと(私は)思います。
静かに親子愛の有様を噛みしめる映画だと思うし、それで十分に感動でした。
変に大きな期待はしないで、静かに鑑賞する方が、この作品の良さを感じ取れるのではないかしら。

キャストは、役所広司と森七菜が良かったですね。
特に、森七菜は本当に自然な佇まいが良かった。
周辺事情からか賛否ある女優だけど、私は大好きです。

Bratsche
Bratscheさんのコメント
2023年5月30日

そうですね。
あまり良いことではないですよね。

Bratsche
pipiさんのコメント
2023年5月30日

コメントありがとうございます。

皆さんがBratscheさんのように「史実と違う」と気付いた上でフィクションとして楽しまれれば良いのですが、どうも「これが史実だったのか!」と誤認識なさる方が大半のように見受けられます。

「父の愛情」を演出する為に肝心の宮沢賢治を貶めているのではないか?と感じてしまいました。
役者さん達が素晴らしいだけに残念ですね。

pipi