「偉大すぎる父親」銀河鉄道の父 かわみさんの映画レビュー(感想・評価)
偉大すぎる父親
宮沢賢治の生涯をその父の視点から描いた作品
中学を卒業したものの、父親の反対を押し切って家業を継がず農業高校へ進学し、いらぬ知恵をつけたのか宝石の贋作で生計を立てると豪語。挙句中退の末宗教にハマるという、
宮沢賢治を作品だけでしか知らない者からすると衝撃的な半生が描かれる
それでも息子を信じ、身を立てるまで息子を支える父親の姿に感動というか、尊敬の念を禁じ得なかった
ラストの汽車で息子娘と再会するシーンは、銀河鉄道の夜を読んだ者であれば思うところがあったのではなかろうか
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