劇場公開日 2023年5月5日

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「宮澤家のホームドラマ。 映画とは全く関係ないが、僕は雨にも風にも負ける。」銀河鉄道の父 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)

宮澤家のホームドラマ。 映画とは全く関係ないが、僕は雨にも風にも負ける。

2023年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画のタイトルどおり宮沢賢治の父政次郎の物語。NHKの朝の連ドラの感じで、宮澤家のホームドラマ。役所広司さんの演技には引き込まれてしまう。人に歴史有りだから、質屋のオヤジの人生にもイロイロあるが、ドラマチックではない。

息子の賢治はビッグネームだから、こちらのエピソードのほうがやはり気になる。生前は売れなかったのは初めて知った。

映画で妹トシが結核だと知ったときは、見ていて暗い気持ちになった。あの時代の結核は不治の病だ。映画を見たあと結核を検索したら、結核は昔の病気ではなく現代の病気でもあると知り驚いた。

全てが事実というわけではなく、映画的な演出もあると思うが、観賞後はしみじみとした良い映画を見たと思える満足感があった。

私は「雪渡り」が1番好きで、お気に入りのフレーズは「狐なんてうまくやってるネ」。 たまに頭の中でブツブツつぶやく。2番目は詩みたいな童話 「やまなし」で、なんかクラムボンとか出てきて何じゃコリャみたいな話でお気に入り。

2023/5/7(日) A

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マサヒロ