劇場公開日 2023年5月5日

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「【”あの家族ありて、宮沢賢治ありき。”それまでの宮沢賢治像を粉砕した父の”駄目息子だが愛せずには居られない。”という想いが尊い。そして、妹トシを演じた森七菜さんの畢生の演技が輝く作品でもある。】」銀河鉄道の父 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”あの家族ありて、宮沢賢治ありき。”それまでの宮沢賢治像を粉砕した父の”駄目息子だが愛せずには居られない。”という想いが尊い。そして、妹トシを演じた森七菜さんの畢生の演技が輝く作品でもある。】

2023年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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NOBU
pipiさんのコメント
2023年5月13日

※追記します。

誤解されている気がするのですが、私は史実と違うフィクションである事を否定しているのではありません。
「映画」というエンタメを制作する以上、どう料理するかは監督の腕の見せどころだと思っていますから史実を変えようが、原作と違おうが、その点はまったく構いません。

しかし、その「料理の仕方」が勿体無い、と言っているのです。
最高級の松坂牛をカチコチに固くなるまで焼いてケチャップたっぷりで肉の味がわからないようなハンバーガーにするのは勿体無い。
そこまで酷くなくても、例えば絶妙な味加減で最高に美味しく出来たチャーハンにマヨネーズをどばどばかけて混ぜられたら悲しいな、とか、まぁそういう感覚です。
食べる人の自由ですからそれを好む人を否定はしませんが、「料理人ならば、もう少し素材を活かす調理法を考えようよ?」と思うわけです。

箸にも棒にもかからない作品ならば長文レビューをしたためたりしません。
本作は非常に優れた点が多いからこそ「ここの部分、違う調理法があったんじゃないか?」と思うわけです。

せっかくの「賢治の父」というスペシャル素材の真価を活かしきらず「そのネームバリュー」だけで売ろうとした調理法が勿体無かった。そう感じて、残念でならないのです。惜しい!と思うからこその感想ですね。

pipi
pipiさんのコメント
2023年5月13日

「詩や作品を認めさせたのは家族の努力」だなんてとんでもない。
「生前の賢治本人の活動と、それを高く評価した作家達、詩人達、編集者達、思想家達」ですよ。
家族が介入する必要がないだけのパイプを、賢治は生前から作っていました。

学のある層のみならず農民や町人達にまで広く知れ渡ったのは「雨ニモマケズ」に目をつけた国家が「欲しがりません、勝つまでは」同様に戦意掲揚のフレーズとして大々的に利用したからでしょうけれどね。家族の努力じゃありません。

宮沢賢治については詳しくご存知の方も多いのか、私がレビューアップする前から私と同じ指摘をなさっている方々がこちらのレビューにも多数いらっしゃいます。

NOBUさんに「銀河鉄道の夜を世界に認めさせたのは賢治の親族であった」と誤認識させるレベルの影響力が本作にはある、という事ですね。
数字を挙げるためにはエンタメに振るのもやむなしか?と考えていましたが、やはり本作は害悪の面が大きいと再認識出来ましたよ。ありがとうございます。

pipi
pipiさんのコメント
2023年5月13日

いやいやいや、生前から文壇ではめちゃくちゃ認められていますよ。
草野新平の同人グループに参加し、高村光太郎、中原中也、八木重吉をはじめ錚々たるメンバーたち。
「春と修羅」は出版の3ヶ月後には詩人の佐藤惣之助や思想家の辻潤が雑誌「日本詩人」や「読売新聞」で絶賛してます。
それに当時、かなりの影響力があった「赤い鳥」の鈴木三重吉ですら、表面的には共産主義的思想を否定しているものの「注文の多い料理店」の広告を丸々1ページ、サービスで無料で掲載してくれています。
生前「児童文学」に発表した「グスコーブドリの伝記」なんて、その時の挿絵は棟方志功ですからね。認められていなかったら挿絵なんか協力してくれないですよ。

草野新平は「春と修羅」に非常に刺激を受け、賢治を自分の同人グループに誘い一緒に活動していましたが、直接会う機会を得る前に賢治は亡くなるんです。高村光太郎から訃報を受けた草野は花巻の実家を訪れ、弟の清六から原稿を預かって全集の刊行に尽力します。

pipi
SAKURAIさんのコメント
2023年5月6日

愛車は死語ではないっすよ!(笑)
私も使いますし。多分(笑)

その名曲、また知らないんでYouTubeで聞いてみますね!(笑)

SAKURAI
SAKURAIさんのコメント
2023年5月6日

こんばんは!

GWも明日最終日ですね。
ゆっくりできましたか?
明後日、月曜の朝はNOBUさん車で爆音出社ですね!間違いない!(笑)

SAKURAI