劇場公開日 2023年6月30日

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「ナンパと間違われるシーン」オレンジ・ランプ 餅さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ナンパと間違われるシーン

2023年7月4日
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私も街でサポートを必要としてる人がいたら、助けてあげたい。そうは思ってはいるけど、街で声かけてくる男性はほぼナンパ。道聞くフリして声かけて応えたらナンパだったってことが多すぎるのよ。だから最近は声かけられても無視。目合わせたり立ち止まったりしたらイケると思われずっとついてくる。こういう被害があるせいで、障がいを持った方やサポートが必要な方が助けてもらえないことがあるんだな。
オレンジバンドは、認知症本人もつけるのかな?そしたら分かりやすいし助けてもらいやすくていいですね。もっと周知されますように!

認知症を扱った作品って重くなりがちだけど、これはほっこりストーリーでよかった。タイトルの「オレンジランプ」って懐中電灯のことだったんですね。確かに、認知症=徘徊のイメージあるけど本人からしたらそう括られるのは嫌だろうな。私も家族が認知症だと診断されたら、病人みたいに扱ってしまいそう。だけどそれが本人からしたら苦しいってことがこの映画で分かった。

鑑賞中好きな人の顔が浮かんで、もしその人がこうなっても私はそばで支えてあげたいって思った。認知症を扱った作品って必ずパートナーがいるんですよねぇ。独身の人はどうするのよ。周りの人や社会のサポートがあったとしても無償の愛で介助してくれる人って家族くらいしかいないじゃないですか。認知症ではないけど「こんな夜更けにバナナかよ」は独身男性だったけど周りにサポートしてもらってましたね。やっぱり日頃の行いを改める必要がありますね。晃一も元々は営業トップで信頼があり、妻とも関係は良好、フットサル仲間からは愛されてる。認知症になっても、誰しもああなれるわけじゃないですよねぇ。

ところで只野家の家って「波紋」と同じ家!?それが気になって仕方なかった(笑)

餅