マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ウェアウルフ・バイ・ナイトのレビュー・感想・評価
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マンシング可愛いですね
56分の短い作品だけど、結構満足度の高い作品だった。クラシカルなホラー映画のテイストで、人間のハンターとモンスターがしのぎを削る。マーベル世界が表でこちらの世界は裏側という設定。モノクロ映像は『ワンダヴィジョン』の一話でもやっていたが、ディズニープラスでの配信となるとこういう実験的なことも試せるのかと、配信の良い面をもっと評価した方がいいなと思った。 人間のふりをしてハンター同士のデスゲームに参加した主人公のジャックは、モンスターの友達であるマンシングを助けるのが目的。モンスターは邪悪で狩られるべき存在という世界観で、人間同士が殺し合いをする中、モンスターが助け合うという構図の展開。マンシングも可愛いし、モンスターの方が人間らしい感情を持っているのではと思わせる展開が良い。 他のマーベル作品とのつながりはあまりなくて、独立した物語として楽しめるので、マーベルシリーズを追いかけていない人にもオススメ。
MCUの狼男
MCU初の本格ホラーテイストと言われた『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』だが、それはこちらの作品こそ。 劇場公開ではなく、MCU初の配信映画。 スーパーヒーローがいる世界が“表の世界”とすれば、もう一つの“裏の世界”。そこではモンスターが蠢く。 モンスターを狩るハンター。彼らのリーダーであるブラッドストーンが亡くなり、仲間たちが邸に集う。 ブラッドストーンがモンスター退治の際使用していた武器、同名の石“ブラッドストーン”。その継承を巡って邸内で争奪戦が繰り広げられる。 継母である夫人と折り合いが悪い娘のエルサ。帰郷し、巻き込まれる。 そんな中、一人のハンター、ジャックと出会う。実は、彼の正体は… 人狼の“ウェアウルフ・バイ・ナイト”。 ハンターたちの集いにモンスターが紛れ込んでいた…! 目的は…? ハンターたちに復讐し、石を手に入れる…? …に非ず。 囚われている仲間を助ける為。 ハンターが善でモンスターのジャックが敵かと思いきや、ハンターたちの方こそクセ者。この善悪逆転こそMCUならではのミソ。 1時間弱の中編。それなりにアクションやVFXは盛り込んであるものの、迫力やスケールには乏しい。 本作の見所はズバリ、作風。 往年の怪奇映画へのオマージュなのは見て明らか。 モンスターハンターや人狼。吸血鬼やミイラも出てきそうな雰囲気。 邸なんてドラキュラ城のようだ。 白黒。時折画面にフィルムの傷が出るこだわりよう。 照明や雷鳴、モンスターのビジュアルもレトロチック。ウェアウルフ・バイ・ナイトのデザインも狼男そのもの。 マーベルの同名コミックがあるとは言え、またまたユニークな引き出しを見せたMCU。 それを手掛けたのが、MCU作品やピクサー作品や数々の大ヒット作の作曲家で知られるマイケル・ジアッキーノというのが驚き! ガエル・ガルシア・ベルナルが“狼男アメリカン”ならぬ“狼男メキシカン”。 エルサ役の女優さんがクラシカルなホラーにぴったりの美貌。 それから、忘れちゃいけない囚われた仲間のモンスター、マンシング。見た目は不気味だけど、愛称が“テッド”だったり、意外や性格もキュート…? 今後のMCUとの繋がりは…? 系統が似た“モンスター系”ならブレイドとならあり得そう。 原作コミックでは、実写ドラマ化された『ムーンナイト』と繋がりあるとか。 これ一回きりは何だか勿体ない。ヒーローが登場しない異色のMCU作品だが、意欲的。 にしても、モンスターもお寿司好きなのね(笑)
人狼ゲーム in MCU
"マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション" 第1弾。
Disney+で鑑賞(4K UHD・字幕)。
原作コミックは未読です。
往年のハリウッドのホラー映画やモンスター映画を彷彿とさせる、オマージュに溢れた演出が大変素晴らしかったです。モノクロ映像(一部パートカラー。ラストシーンはカラー)にしたのはゴシックな雰囲気を醸し出していて大正解だし、わざとフィルムの傷や埃までつけているのが本当にニクい。
MCUの振り幅の広さを実感出来る1本であり、この世界がアイアンマンやキャプテン・アメリカの存在する世界と陸続きだなんてとてもじゃないけど信じられないくらいに毛色が違っていて、大変面白いユニバースだなと思いました。
本編と云うか、今後の「アベンジャーズ」の新作などにどう接続されるのか、はたまたされないのか、非常に気になるところ。単純に考えれば、「ブレイド」がいちばん関連の深い作品になるのではないかな、と予想出来ますが…
シロとクロと、アカいろと。
映画界でもそうですが、私の中でもモノクロ映画が流行っています。「ソー ラブ&サンダー」でも挑戦したMARVELですが、本作でもかなりの出来。ストーリーなんて無いも同然で、映像全振りの芸術作品ですが、お腹が十分に満たされるほど楽しめました。 1時間もない尺の中で、ゾクゾクさせてくれる演出。MARVEL感は無いけれど、いい意味でDisneyぽくて好きでしたね。こういう短編ホラーも悪くないじゃん。スッキリとした仕上がりで、何も考えずに見ることが出来る。モノクロだから味わえる恐怖がしっかりと描かれていて、見事にハマりました。主演のガエル・ガルシア・ベルナルがいい味出してます。 これはヒーローなのか?ヴィランなのか? 原作を知らない者にとっては、完全に置いてけぼりでしたけど、雰囲気もビジュアルも最高に好きだったので、今後のMCUに関係ないとしても、見てよかったと思える作品でした。ダラダラとつまらない、見ていて苦痛のドラマ、「Ms・マーベル」「シーハルク」を見せられた後だからか、より楽しめました笑 ラストシーンなんか、私の映画癖に刺さります。その音楽と映像はずるい。鳥肌が立たないわけが無い。いい息抜きになりました。センキュー!
1hでスリラーも友情も楽しめるモノクロバトロワサスペンス 良くも悪...
1hでスリラーも友情も楽しめるモノクロバトロワサスペンス 良くも悪くも1時間なのでスリラー部分も友情部分の感情移入もなんか中途半端 設定とか面白いので2hくらいでしっかりと作り込んでほしいと思ってしまう でも全然アリな作品
アカデミー作曲賞受賞の作曲家マイケル・ジアッチーノの監督作
他のMCU作品を観ていないでも楽しめるマーベルスペシャルドラマ。カメオ出演もないので独立感が強い。 ユニバーサルモンスターを彷彿とさせるモノクロ映像と古典的な演出で他のMCU作品とは毛色が違う。 ウェアウルフ姿もVFXではなく特殊メイクという凝りようでモンターハンターという世界観はブレイドや他のモンスターにも繋がりそう。 ジェシカ・ジョーンズ味のあるエルサ・ブラッドストーンや心優しきウェアウルフのジャックと今後再登場が楽しみなキャラがお披露目されたが、一番の注目キャラはマンシング。見た目のモンスター感と比べて、めちゃくちゃ可愛い!最後のシーンも可愛くてちょっと笑ったw マンシングの再登場にも期待。
映画音楽作曲家の初監督作品
映画音楽作曲家の初監督作品とは如何に・・・ そんな事は全く気にならないモノでした。 白黒の映像を上手く活かして ちょっと不気味な世界を作り上げました。 ただもうちょっと怖くても良かったかも。 続編があるのかは分かりませんが 続編に期待はしちゃいますね。
名作曲家マイケル・ジアッキーノ初監督で描く昔のモンスター映画オマージュなMCU新機軸
『ドクター・ストレンジMoM』があるので"MCU初の本格ホラー"?…かはさておき、1930年代頃の往年のクラシックホラー/モンスター映画を彷彿とさせるリッチな雰囲気・佇まい(モノクロ&パラ汚れ)で、まさかのあの作曲家マイケル・ジアッチーノ(!)の監督デビュー作。見てみて納得の人選かもとも思った監督としての将来性。 プロットとしては"集められた〜"系で、怪物を倒す狩人たちの生き残りをかけたサバイバルに巻き込まれるガエル・ガルシア・ベルナル。流血なくして平和なし、それが定めであれ。(ドラマ作品にお腹いっぱい飽きすぎてマーベル疲れ著しい自分にとってそれが見たいかどうかは置いておいて)マルチバースなど慌ただしく広がるMCUの新たな方向性を示す上でも、ホリデースペシャルにふさわしい内容だった。これからここに出てきたキャラクターや石はどうなっていくのか…? 盟友ディエゴ・ルナが同時期にスターウォーズの方で冠ドラマ『キャシアン・アンドー』毎週配信している裏で、こちらも別ブランドでディズニーファミリーに参画するとは、ディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナルのコンビ2人組好きな人間としては少し嬉しいポイント。 P.S. スペシャル・プレゼンテーションのムーンビングロゴなにあれダサっ
MCUの新しい可能性!
ミズ・マーベル、シー・ハルクと見てられないクオリティの作品が続いた中、久しぶりに尖った面白い作品が出てきたという印象。これに習って、今後のDisney+配信作品はもっと力をいれて制作してもらいたい。
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