リプハーゲン オランダ史上最悪の戦犯のレビュー・感想・評価
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オランダ史上最悪だというタイトル通りの胸糞
リプハーゲン: オランダ史上最悪の戦犯
リプハーゲンがなぜそんなに簡単に多くのユダヤ人を欺くことができたのか疑問が残る。当時のオランダはナチス占領下にあり、ユダヤ人は常に命の危険に晒されていたため、誰を信じて良いのか分からなかった状況だった。リプハーゲンは、そのような状況下で巧みに人心掌握術を用いてユダヤ人を騙し、彼らから財産を奪い、殺害へと導いた。
ナチスの協力者として利益を上げ、戦後はアルゼンチンに逃亡したリプハーゲン。しかし、彼の罪は決して許されるものではない。この映画は、そのような恥じるべき事実を公にし、ナチスに協力したオランダ人がいたことを明らかにした勇気ある作品と言えるだろう。
ドキュメンタリー映画としては評価できるが、映画の内容としてはイライラする部分があった。リプハーゲンの残虐性や冷酷さは十分に伝わってくるが、彼の心理描写が不足しているため、観客が彼に感情移入することが難しい。また、ストーリー展開もやや単調で、冗長に感じられる部分もあった。
スキンヘッドのフライング・ダッチマンが二人だね。
リプバーゲンは稀代のワルだ。しかも、追手から逃れた事は歴史が語っている。さて、だから、この映画はどう表現したら良いだろう。後、一時間話はどう展開するのか?
ワルが逃げられて、それをスリングな映像で描く。緊張感が湧いてこない。だって、助かって貰いたくないし、結局、それが助かる訳だから。何が楽しいのか?何が言いたいのか?
ワルが生き延びる姿を描く事に、何の意義があるのか?
モーツァルトの『レクイエム』なんか使わないで貰いたい。
だから、
この映画が事実である可能性はたいへんに低いと考える。
こんな『ストゥーピッド』なオランダ人ばかりだったのだろうか?寧ろ、このワルがこの世からさって、同じ様に悪辣を極めたオランダ人が生き延びたのではと想像してしまう。窮地のオランダから、アルゼンチンまで、コイツが逃げられたのは、それに見合った組織があったはずだ。また、モバードはこいつを何故追わなかったか?オランダ人はこいつを国家の敵と本当に考えているのか?何故コミュニストがナチスに協力したのか?
さて、
ノルウェーとオランダはナチスドイツから見て、似たような戦中を歩んだあはずだ。どちらも国王が逃げている。フランスは共和国だから、ドゴールが逃げたし。
兎に角、オランダは
フライング・ダッチマンだね。
イライラが募る…
何でこんな奴に皆騙されるんだろうと、リプハーゲンの悪行も然ることながら、周囲の騙されっぷりにイライラしてしまった。妻がいながらヴェッチェに想いを寄せるヤンの甘さにももどかしさを感じた。リプバーゲンは助けるふりしてユダヤ人に近付き、金品を奪った挙げ句に追放するという悪行を重ね、妻をも騙していた。妻が不憫でならない。さも助けたようにユダヤ人たちと写真を撮っていたことが用意周到で、こうした徹底ぶりが人々を騙す才能なのだろう。保身に走った共産主義者であるサンダースもとんでもない糞男。その後ものうのうと生きていたとは処刑された人々が浮かばれない。
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