劇場公開日 2022年11月18日

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「扱っている映画館が少なすぎるが、基本的には高評価。でも電話代金は高くつきそう。」ナイトライド 時間は嗤う yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5扱っている映画館が少なすぎるが、基本的には高評価。でも電話代金は高くつきそう。

2022年11月19日
PCから投稿

今年336本目(合計611本目/今月(2022年11月度)23本目)。

さて、こちらの映画。今週(11月3週)は映画の本数自体も多いのですが、ひきつづき「すずめ~」が多くの映画館で占めているので、大阪市では1か所だけというさみしい状況。このためだけにシアタス心斎橋に。時々行くんですよね。ここの地下のヤンニョムチキンセットが好きです(どうでもいい話)。

さてさて、こちらの映画。裏社会(クスリを売る怪しい「おしごと」)から足を洗うためのひたすら自動車を走らせ移動しの「最後のお仕事」を描く映画です。いわゆる「ワンショット映画」かそれに準じる映画で、謎のモザイクもかかっていますが、ワンショット撮影である故に無関係な人がはいってしまったようです(そう考えないと、一般指定に過ぎないこの映画になぜにモザイクがかかるのかが謎すぎる。要はプライバシーの問題)。

ストーリーの筋はほぼほぼ一本道であれば、例外を除いて車の中でしかお話は進まないし、その車の中ではいろいろな人に着信があったり自身から発信していたりしますが、いったいいくらかかるんでしょうねぇ…。

ストーリーが単純「過ぎて」ネタバレも何もあったものでもないですが、(リアルで)車酔いをする方は一応注意かな、という感じです(車の運転座席視点からの描写もそこそこあります)。

さて、彼(と、恋人ソフィア)は無事に生きて、この「危なすぎる」「最後の仕事」から生還できるのでしょうか…。
それはみてのおたのしみです。

減点は特に気になった点はあるものの、理解の妨げまでにはならないので、減点なし/参考であげるのみにします。

 (減点なし/参考/「抵当権」って何?)

 ・ 映画の中で序盤に「抵当権がついているんだぞ、さっさと金払え」とかと言われるシーンがあります。この「抵当権」というのは、例えば賃貸ではなくローンで家や車などを購入された方は(知らない間に)設定されていることがあります。「所有者はあなたのものだけど、もしローンの返済などが遅れたら、抵当権を実行して家や車ごと持っていきますよ」というものです(日本では、日本民法369条以下)。

 ただ、この「抵当権」の語句は映画内ではよく何度も登場する割に、抵当権独自の制度(各国によっても異なりますが、一応日本基準として)を行使している様子はまるでないので、「抵当権がある=借金みたいなものを負わされている」と思っていただいても構いません(本当は全然違いますが…)。

yukispica