「短編集」ハッピーニューイヤー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
短編集
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マスカレードホテルの恋愛版みたいなのを期待して行ったのだけど、そうではなかった。
エンドロールが楽しかったので、まぁ、良かったとするか。
まるで短編集のような感じで、全てのエピソードが弱いので集めてみたような印象だった。
とはいえ…全てのエピソードは膨らましようがないわけではなく、何故にブツ切りにしてまとめてみたのか、よく分からない。
俺は、老いらくの恋でもないのだけれど、年配のカップルのエピソードが好きだった。
指輪をもらった時の女性のリアクションが素敵だったし、彼女の笑顔が1番幸せそうだった。
ああ、なるほど。
興行的に幅広い世代に見てもらう為の構成でもあったのか。
ラブコメディではあり気楽に観れるも、もっとキュンキュンしたかった。後半の怒涛の告白合戦に胃もたれしそうにもなるのだけれど、色んな告白のシチュエーションもあり、各々ハッピーでもあったのでまぁ、いいかなぁと。
ただ、やっぱ各々のエピソードに深度が足りないので、飽きる。入り込めない。…薄いのだ。CEOのエピソードとか、もう既定路線だからいいよねぐらいの勢いで進展してく。
そう思うと年配のエピソードなんかは、過ぎてしまった時間が膨大であるので、その表情の裏側なんかも補完しやすかったのかなぁと思う。
総じて「恋愛の玉手箱やぁー」と、微妙な旨さの時に放つ彦摩呂氏の名台詞で締めたいと思う。
2022年の年越しの話だったと分かり、なんだか損した気分になった。
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