ウィッシュのレビュー・感想・評価
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ディズニー100年の集大成
人々のために強く前向きに願うアーシャ
自分のために良いと思う願いのみ叶えるマグニフィコ王
物語と歌声に感動しました
スターはミッキーの所作を取り入れたとの事でかわいい
まさにドラマチックミュージカル!!
また見に来たいと思える映画でした
ディズニー
私はオマージュにとらわれずに十分楽しめましたし、ディズニーの制作者の考えとは違うかもしれませんが、アーシャは別に女でなくてもよかったと思うし、もちろん女でもよいし、とても重要なメッセージをこの作品から感じました。
アーシャに今までのヒロイン達のような魅力が足りないというのは当たっているかなと思います。でもそれでよいのだと思います。
アーシャは確かにヒロインですが、本当の主役は私達自身なのだと言われている気がしました。
アーシャが行動を起こしたから始まりました。誰かが行動を起こし、共に立ち上がる仲間と人々がいて、巨大な力に打ち勝つ……王道な話ですが、
現実にもそれは起こるよ、希望を持って欲しい。
そんなメッセージなのだろうと思いました。
現実を表しているので、世界が狭かったのだとも納得しました。
人はひとりじゃない。そう思えなくても必ず誰かと繋がっている。誰もがスター。
そういう一つ一つのメッセージが、とても胸に響きました。
歌は比喩(表現)だと思っていますが、歌の部分にかなり魅了されたのも事実です。でもこの歌の力こそディズニーの魔法だと思えました。
この映画には、夢と希望と魔法が詰まっています。
私の考えの浅い部分や、間違っていることもあるかと思いますが、でも私はディズニーから愛をいっぱい貰った気持ちで、とても幸せでした。
2023年12月24日鑑賞、以下個人的メモ
良い点
・アーシャや王様、ダリアなどのデザインは好き(アーシャか可愛くないという意見も多いけど、普通の子って雰囲気で好き。ダリアも、サブカルかじった文系みたいなデザインで、サブキャラクターとしていいと思う。マグニフィコ王はイケメン。闇堕ちしたDr.ストレンジ)
・福山ボイスでの歌はいい感じ(さすが歌手。個人的には福山味をもっと感じさせる言い回し・話し方でもいいと思ったけど、普通にヴィラン感は出てた)
悪い点
・アーシャに共感できない(確かに願いを叶えてもらえないなら、せめてその願いを返して欲しいって気持ちはわかる。ただ全体的に、王様とは別の意味で独善的に見えて…あと、祖父の願いだから叶えて欲しいとか、弟子面接してるときに言うのはどうかと)
・友達たちのキャラが立っていない(ダリア以外の友人達がただいるだけ、お助けキャラ程度の存在感しかない。活躍も特に個人の特性を活かしたものではなく、印象に残らない。特に男連中。七人の小人リスペクトらしいけど…)
・王様の処遇に納得がいかない(最後の方はともかく、それまでは曲がりなりにも国をきちんと統治してたし、一部の魔法を禁じるくらいの倫理観はあった。罰は受けるべきだが、為政者として民のために頑張っていたことを考えると、魔法に支配されたまま鏡に封印されてしまうのはあまりにも悲しい)
・女王の仲間化が納得できない(王に思うところがある、アーシャに期待してるといった描写もあったけど、描写的には王の思想を支持し今まで支えてきたのだから、鏡に封印された王に対してもう少し温情のある接し方をしてほしかった。あと隠し部屋に潜んでいたアーシャたちと合流してたけど、なんでお前はその部屋の存在を知ってるんだ)
・スターの存在(アーシャが強く願ったから現れた。まあそれは分からんでもないけど、他の人だって同じくらい強く願うこともあったでしょうに、なんでアーシャの元だけに…あとスターの願い叶える力が強すぎて、アーシャたちが努力してるという感じがしないのです。スターを利用してるようにしか見えない)
叶える叶えないの判断は独断と偏見によるものだけど、王としては国を脅かしそうな願い・危険思想は叶えたくないよねえ。おじいちゃんも、人前で歌う!みたいな願いなら自力で叶えても良かったんじゃないかしら。
バレンティノは賑やかし役として認識してたので、やかましくてややウザいとは思ったけど、そこまで嫌悪感は無かったです。
8割ミュージカル2割ストーリー
まずディズニー100周年の作品にしてはなぁ が一番の感想ですね😓
まとめると
音は素晴らしく圧倒される所もあるが
内容が浅い、薄い、狭い、不必要が多い
本編始まる前のワチャワチャしてる前フリがあるから更にハードル上がってる感もあります
ここからネタバレ含みます
歌はすげーよかったよー
歌はね
悪役マグニフィコ王が福山さん吹替な上歌唱もある のが目当てで見に行いった1人です
マグニフィコ王(悪役)が歌ってる間に物語が進展するのは
初めてじゃーなかろうか??
躍動感ある映像の中での歌唱
しかも音響設備バリバリの映画館では聴き応え十分
CDあったら欲しい位
しーかーしーなーがーらー
ストーリーがポンコツ
ディティールが弱過ぎる
さっくり言っちゃえば
マグニフィコ王の独裁を
アーシャがスター☆と共に破壊したなんですが、、、、
話が王国の中で完結するモンだからスケール小さくまとまってしまう
そして登場人物多すぎ
5.6人居る城で働くアーシャの友達
1人1人に見せ場が無いから
ワチャワチャしてる感じしかしない
楽しいっちゃ楽しめましたが
なんだかなぁ感は否めないなぁが正直な感想ですね
声優さんの声は
ドンピシャでした
オーバーアクション
言いたい事は分からなくはないのだが…結構、力技なような気がする。
とにかく物語の展開が早い。
早すぎると言ってもいい。今の子供達を飽きさせずに見せきるには、そんなにスピードが必要なのかと思う程に。
そして、とにかく表情筋が大活躍で…めちゃくちゃ動く。おそらくならば、言葉をまだ理解できない年代とかへのアプローチなのかなぁとは思うけど、ちょっと凄まじいレベル。
その表現力とテーマにズレがあるように思えてならない。
自分の夢を他人に預けるとか結構強引な設定にも思うし…うがった見方をするなら自分が叶えられなかった夢を子供に押し付ける状態にも見えなくはない。
100周年の記念作品らしいのだが、どうにもこうにも解釈に困る作品なように思う。
キャラの感情の起伏とかお構いなしなような気もするし…助走もなければ余韻もないような感じ。
CGの質感は絵本のザラついたような温かみも感じて嫌いじゃなかった。
色んな人種が出て来るのは昨今の条件みたいな所もありはするが…それを表現するにあたり特徴を強調して描いたりすると、馬鹿にされたとクレームがあがるご時世で、子供向けのアニメを作るのに滅茶苦茶センシティブな事を考えねばならなずで凡庸な外見になってしまうのは本末転倒なような気もしなくはない。
が、そんな中でも描き分けてるデザイナーさんは相当大変なんだろうなぁとも思う。
声をあててる方々は皆様達者だった。
生田さんの声は素敵なのだけど…いかんせん和訳が俺には合わずで堪能できず。内容が内容だけに挑む歌詞が後半は多くなって、これからの100年は闘争や主張が反映されていくのか?と戦々恐々だ。
御伽話は鳴りを顰め「自分達で立ち上がれ」的な現実的なメッセージを打ち出すのだろうか…。
夢の国に代表されるコンセプトが崩壊しない事を祈る。
記念とは
歌も良い、夢を題材としたストーリー性もいい
だけど100周年記念というには物足りない。
これまでのディズニー作品を散りばめているようで面白い要素にはなってない、中途半端すぎて逆にない方が良かった
ボートで島に行く(モアナ?)、サバおじさんの夢(ミゲル?)、ピーター、くま、うさぎたち
大事な所なのに、過去作品と繋げられなさそうな部分は端折られてるようにも感じた。お母さんの夢は結局何?結局魔法が使える人って何?禁断書って何だったの?王の過去は??
ディズニーファンなら喜ぶのだろうか、、
スターはキャラ性にデジャブは感じるが可愛かった。
いろいろ考えさせられる映画
100周年というだけあって、最初のディズニースタジオにオールスターが揃う短編はファンにとってはとても胸アツ。
歌も音楽、作画も相変わらずのレベルの高さ!でも何か物足りない?そんな第一印象でした。
本編はディズニー作品へのオマージュに満ちていて、観ていて何か幸福感がある。心が洗われる気がする。確かにそうなんだけど。。
でも、天下のディズニーが100周年に作る映画、それだけなわけがない。1日モヤモヤして腹落ちしたのが、これは、今の世界へのメッセージではないかということ。特にロシアへの。
リーダーシップのある王様を最初は願いを叶えてくれる人として無邪気に信じていた国民たち。
でも実はささやかな願いすら「危険
思想」と見なす独裁者だった。
みんなの「願い(平和)」を実現するにはもう、独裁者は皆で倒すしかない!ということでは?と思ったのでした。考えすぎ?
でも、映画の作成は何年か前からスタートしてるだろうし、その頃のウクライナ侵攻への衝撃はすごかったから、あり得ないことではないのではないだろうか。
でも、政治的なメッセージはディズニーにそぐわない。
それで、ディズニー風にオブラートにアレンジしつつ、100年の作品にふさわしくしたのが本作なのでは。。と思ったのでした。
これでいいの?ディズニーよ、
字幕と吹き替え両方見たけど、これでいいのか
ディズニーは。
100周年っていうのもあって期待していた分残念だったな。色々な所に配慮しなきゃ行けないのかな、ストーリーも全体的に薄っぺらい、幼稚園の時に読み聞かせしてもらった絵本みたい。
ディズニーぽさがあまり無かったのも悲しかったよ、どうしたのディズニー。
所々色んな作品の要素が盛り込まれていたけどこれを入れときゃ喜ぶでしょって言われてる気分。小さい頃から私はディズニー大好きだし、ディズニーで育って来たようなものだけど、これがディズニー!夢の世界!ってのを見せて欲しい。ディズニーならできる。
最初のワンス・アポン・ア・タイムの方が感動したし良かったよ。
スターは可愛い…けど
国王は福山さん。アーシャは生田さん。
上手だけど国王が「実に」なんて言ったからガリレオか!とツッコミを入れたくなってしまった。アーシャも生田さん本人を感じる映画でした。
生田さんの歌声も透き通ってて綺麗だけどのアーシャはアフリカとイベリア半島の混血だからイメージからするとエジプトとか?スペインなので、もう少し声質が太い方が良かったので違う気がします。
オリジナルよりも何処かの国の吹替が良かったと聞きましたが…。
福山ファン、生田ファンには最高の歌声が聞けて良いのでしょう。
王妃とダリヤはとてもキャラとマッチしていて歌声もとても良かったし、他のキャラの歌声もとで良いです。
吹替は誰がやっているのだろう?と思う方が良いと思う。敢えて有名人にしなくても良いのでは?
この映画のストーリーはとても単純です。
100周年ということもありディズニー要素を詰め込んであります。
どの作品から使用されてるのかな?なんて観ているのも楽しさを感じますが分かりずらいです。
7人のティーンズは白雪姫の7人の小人だとは最初は分からなかったけど良く表現できて特にダリアが気に入りました。
動物たちが話したり味方してくれるのはディズニーらしくて可愛いです。
映像はとても綺麗でスターも可愛いです。
特にスターは可愛いです。
ミュージカル音楽がとても素敵で最後の全員の歌声は良かった。
国王が鏡の中に閉じ込められて地下牢に飾られるのは可哀想かなぁ?
見方によっては悪では無かったのかも。
私の願いは…
映画館へ行く度に字幕版と吹替版の予告編を見させられ
更にコラボCMであの歌を聴かされる日々から解放される事。
ところが公開されたらもう聴かないで良いと思ったのに
今度は絶賛上映中の広告が流れるとは!どんだけ力入れてるんだ。
さてディズニー100周年記念作の鳴り物入りでの公開ですが
はっきり言って褒める所がない凡作です。
最近ポリコレにご執心なディズニーですが今回はゴリ押し少なめ。
舞台となるロサス王国は地中海のどっかの島で最高にイカす
ゴキゲンな国を創ろうと色んな人々を受け入れた結果多民族国家に
なりましたって設定はなんの説明もなかった「ストレンジワールド」
「リトルマーメード」より少しましになった。
なんでか知らんが18歳になったらイケメンの王様に自分の願いを
差し出し選ばれた民は王様に願いを叶えて貰えるというよく分からん
システムに誰一人疑問を持たず平和に暮らしている王国の民。
宝くじの当選を待っているような他力本願に堕落したダメな国民です。
冒頭の新規入居者を迎えるミュージカルシーンで皆んな不満を
持っている感じはないのでこの王政が上手く機能しているのでしょう。
王様の弟子に推薦されたアーシャは面接で違和感を覚え文句を言って
しまい敢え無く落選。空気読めない世渡りの下手な王道主人公です。
また劇中にはお年ごろのイケメン不在で珍しく恋愛要素がないため
LGBTには触れませんが仲間に身障者がいるのは抜け目がありません。
その後ぼっちミュージカル中に突如空から降って来た
謎の宇宙生命体(?)スター。動物に言語能力を与えたり不思議な力を
持っているがこれ誰得能力?(これやられたらペットの世話大変です)
この不思議な力を利用して仲間と共にこのデストピアに反旗を翻し
テロリストのリーダーとなり遂に国家転覆させるのですが
果たしてこれはハッピーエンドなのか?
失脚した王様に代わり政治の素人である王妃がこの国を治める
訳ですが夢を叶える王国の広告塔不在は大きな損失。
ディズニーの傾向として女王は悪者になるかもしれんし。
ところでアーシャの願いは何だったっけ?
そういえばこの映画の邦題が「アーシャと魔法王国の秘密」って
いつものディズニー風じゃないのはなんで?
はい、略して言う時「アシャまほ」って語呂が悪いからでしょうね。
もう少し物語に厚みがあれば良作
王様の行動には根本的に過去の出来事が深くかかわっているのは分かったのですが、具体的にどのようなことがあって行動を起こしているのかが分からないので共感するのが難しかった。
私自身はディズニーに思い入れも無いので、最初の10分くらいかけて100周年のイベントを映像化するくらいならその10分でそこら辺を描いて欲しかった。
個人的には、王様を最後救う流れか、王妃様が王様に付き添うようなことがあっても良いのかなと。
最後奮い立たせるような演出は良かっただけに、少し残念。
全てが薄っぺらい
まずは端的に感想。ストーリーには一切期待しない方がいい。ちゃんと話を理解しようとすると色々と理解不能なことに気づいてしまうと思いますので。
まず問いたいのは善悪とはなんぞや。
アーシャ。治安のすこぶるいい国でぬくぬくと温室で育ち夢のためにどんな努力をしたかもさっぱり分からない。自分の親族の夢が叶わないと知るや否や偉大な王にクーデターを始めるヒロイン。結局は全てスターの力。友人を無理やり巻き込み危険に曝す。一体どこに憧れればいいんだい?
マグニフィコ王。辛い過去の経験から必死で努力を重ねて魔法の力を得る。願いが叶わないときの絶望を味わせたくないという思いから国民から願いを預かる。国の治安維持のため危険がない願いのみだが国民の夢を魔法の力で叶えてあげる慈善事業も行う。どこぞの誰かに危機感を与えられるまでは国民の願いは本当に大切に保管していた模様。ナルシストだけど良い人だったみたい。願いを預かる前提の国と知って移住してきた国民達から急に手のひらを返されてかわいそう。オープニングで皆楽しそうに踊ってたんですけどね。最終的に妻に裏切られ全てを奪われる悲劇のヒーロー。
どちらが真の悪役なのかおわかりですね?
色々と設定が無茶苦茶と感じることが多かったし、なんというか話の深さがゼロ。幼稚園児ぐらい向けなのかなと思ったぐらい。中でもマグニフィコ王がアーシャに秘密を漏らしてしまうところ。ポッと出のおそらく初対面の小娘に対して、偉大な王が、、、?不自然さしかないよね。まぁマグニフィコを悪役にさせるための展開なのだろうけどさ、おそらくここがこの作品の癌なんだと思う。
アーシャがマグニフィコ王の秘密を知ることになるのはもっと偶然のことでなくてはいけなかった。もしくは元からマグニフィコ王の弟子として数年過ごしておりだからこそ王から打ち明けられるべきだった。要するにアーシャとマグニフィコのストーリーにもう少しバックボーンが必要。
あと描くべきだったのは夢を預けてどんな悪いことが起きていたのか、ってこと。おそらく騎士の夢を持っていたあの子で表現したのかもしれないが、オープニングで皆楽しそうにしていたし、無理矢理感が強すぎた。要するにこれもバックボーン不足。
ミュージカル映画だから尺が足りないのかもしれないけど、本当に心の底から薄っぺらいストーリーだな、と思いました。
マグニフィコ王が可哀想
ネタバレ注意です。
あくまで私個人の意見なのでお気を悪くされたらすみません。
大きなモヤモヤを抱える映画でした。その理由を長くなりますが下に書きます。
マグニフィコ王は願いが叶わないことの悲しみを知っているからこそ善意で国民の願いを預かり守っていました。国民は願いを預ける代わりに願いを忘れてしまうというデメリットを把握した上で努力もせず願いを叶えてもらおうとしていました。
一部の国民は、作中で言われたように自分の力では願いが叶えられないような状況にある人(例えば身寄りのない人や難民など)も願いを叶えてもらおうと移住しています。
移住は無償で行われているし、様々な事情を抱えた人が無制限に入国していたら普通は治安も悪化しそうなものですがこの国は観光業が成り立つほどとても治安が良いです。
その治安の良さは王による叶える願いの選別により国を脅かすような願いが叶わなくなっていることで成り立っていると考えられます。
そうして王が作った平和な国の恩恵を受けてきたのに、いざ自分の願いが叶えてもらえないかもしれないと分かったら、誰より努力を重ねて良い国を作ってきた国王を悪者にして国民が反乱を起こすというのがなんとも言えない胸糞悪さを感じました。
映画後半のマグニフィコ王の暴走も、もとは主人公サイドが"魔法を使えるのは国王だけ"という法を犯して国の安定を脅かしたことで、王は過去のトラウマからパニックになり禁術に手を出してしまっただけだし、暴走する前の王は国民の願いを自分の力にしたりせずに国を脅かす可能性のある願いですら大切に保管するような人でした。
私には、今回の悪役であるマグニフィコ王は主人公によって悪にされてしまった被害者だと感じられました。
ラストシーンでは、国民が国王を悪く言う中で鏡に閉じ込められて、愛していた妻によって地下に追いやられるのもあまりに可哀想すぎて見ていられませんでした。
以上の理由で、主人公含め国民が無礼で恩知らずなのがひっかかる映画でした。
王様との和解の余地はなかったのだろうかとどうしても考えてしまう
ディズニー100周年記念作品
同時上映で短編映画のワンス・アポン・ア・スタジオが上映される
ロサス王国はマグニフィコ王が
自分が家族を盗賊に殺された過去から
魔法を独学で学び、願いを叶える魔法を手にいれ
ロサス王国を建国し、そこにいろいろな人があつまってきて
繁栄をしているらしい。
ストーリーとしては、主人公のアーシャが
ロサス王国で王様の弟子の試験を受けることになり
その過程で王様が願いを選別して
国益にならない願いは叶えず
願いを差し出した人にもどさず
ストックしておくという部分に同意できず反発をした。
というよりもアーシャの祖父の願いが叶わないと思ったことが
王打倒の動機の中心に思えたのでかなり私怨が入っている気がする
王様が叶える願いを選別し
国益にならないと判断をした願いについては
城に保管をしておくらしい
祖父の願いが叶わないと思った失望したアーシャに
空から願い星のスターがやってくる
スターの願いの力によって子ヤギなどがしゃべれるようになる
スターは別に悪意とかまったくなく
好き勝手に願いの力をバラまいていく感じ
そして、スターの力を使って王様を打倒することを決意するという
しかし、アーシャが具体的にやったことは
祖父の願いを城から取り戻したあとに
仲間を協力をして、国民の願いを解放するということくらいなので
なんか戦ったという感じがしない。
マグニフィコ王は辛い過去があったために
スターの出現により精神的にナーバスになっていて
禁忌の魔法に手を出してしまう
個人的には敵であるマグニフィコ王は
建国でロサス王国を一代で繁栄させていて
国民に尽くしていたのは事実なので
映画を観ていて「本当に王様を打倒していいのか?」
という疑念がちらついて、アーシャ達の行動にイマイチ納得できなかった。
クズの王様というわけではないし
序盤は親友が王様のクッキーをつくったりしたので
国民からの支持もかなりあったと感じられる
それが急激に手の平を返す流れが納得できない
ちなみにアーシャの親友の足が不自由に描かれているが
本人は願いで「足を治したい」かということが
まったくセリフにも出てこなかったのは違和感があった
アーシャと周囲のバックボーンが少ないのも
ストーリーは納得できない理由だと思う
しかも王様はラストは鏡に閉じ込められたので
過去のロサス王国への貢献を考えると酷い仕打ちのように感じる
前作のディズニー映画の「ストレンジワールド」は
親子孫の家族が和解をして終わった感じだったのに
今回も王様との和解の余地はなかったのか?
とどうしても考えてしまう
CG作画とかミュージカルシーンがかなりレベルが高いので
そこらへんはよかった
これで100周年?
話のスケール、悪役の野望、キャラクターデザイン、全てにおいて中途半端な作品だった。無理矢理他ディズニー作品のオマージュを入れて楽しませようとしているが、それだけでは補えないほどストーリーがつまらなかった。
あえて
いつもはだいたい字幕版で見るのですが、今回はあえて吹替版で見ました。生田絵梨花さんの歌や、今回は過去に吹替された日本の俳優さん達が出るので、それを観たかったので。残念ながら数名しかわかりませんでしたが、生田絵梨花さんや福山さんの歌は良かったし、ストーリーもディズニーらしくて良かったです。最後にみんなが歌い始めた時はウルっときました。
ノせて欲しかった…。
素晴らしい「作品」でした。
特にオープニングの街紹介は最高でしたし、(もちろん全部はわからないものの)様々な過去作へのオマージュ要素が、隠れミッキーのように散りばめられていたのも、ファンには楽しかったと思います。
で終われれば、さすが100周年記念作品、みたいな話なのですが…。
良かった、と思っている人の夢を壊すのは本意ではないので、そういう人はここまでで閉じて頂ければと思います。
ネタばれもするので、見てモヤモヤした人、見るつもりのない人、ネタばらしOKな人だけ、先をお読みください。
あ、冒頭の短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は、本当に素晴らしかったですよ!
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いや、本当に、映像はきれいで、歌も素晴らしくて、その意味では、良い映画なんですよ。
良い映画なんですけど…気になった点を3つに整理しました。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
①物語の目的がよく分からない
そもそも「大事な願いを壊されないようにと預ける」というシステムが分からない。
それなのに、「預けたられたままになった願い」を解放する、と言われても…。
なんか理解できず、混乱したままでストーリーが進んでしまうんですよね。
最後も、民衆たちが、なんか自分たちで勝手に「願い」的なのを発現させてますし。
じゃぁ、敵を倒す意味、「願い」を解放する意味あるの? 新たな願いを持てば良いんじゃないの? と
みんなに新たに「願い」を持たせる主人公、というのでも、成立した気がするんですよね。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
②仲間が魅力的じゃない
ヒツジやウサギ、シカがしゃべる、味方してくれる、これはディズニーらしくて可愛いのです。
でも人間の仲間が…見た目も個性的で、キャラも個性的なのですけど、問題への関わり方に差がないんですよね…。「みんなモブ」感が否めない。
そもそも、主人公との関係も良く分からない。
昔からの友達? 厨房仲間? 主人公も厨房にいつもいるの?
一人、文句ばかり言うキャラがいましたけど、その分活躍する、とかもなく、単に文句ばかり言う仲間というだけで、いる意味あるかな、と。
(『グーニーズ』の彼は、それが「可愛げ」でしたし、最後にヒーローしますしね。)
せめて、それぞれのキャラが、自分たちらしさで罠を突破したり、敵を撃破したりするシーンがあればなぁ…。
(「シャイな子がいつも姿を隠してしまうのは、隠れ部屋を知っていたから」は、なんか違うと思います…。)
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③「悪役」が悪役じゃない
で、最大の問題がここ。
①ともつながるのですが、今作の悪役って、そんなに悪いことしているのか?、と。
「呪いの本」の力を借りてしまったり、他人の願いを自分の力にしたり、とかした後は確かに悪役っぽいのですが、そこまでは、そんなに悪いことしてないんじゃないかなぁ、と。
主人公とのやり取りで、「主人公の敵」にはなっているのですが、「観客の敵」にはなってないんですよね…。
それなのに、最後の仕打ちは、ちょっと非道いよなぁ、と。
最後の民衆蜂起→革命みたいな流れで、一般民衆が勝つ姿を描きたかったのか、と思いましたが、その割には、その後も王政が続くわけですしねぇ…。
冒頭の国の描写が素晴らしかっただけに、この国を創り上げた人物に対して、これで良いのかなぁ、と思ってしまうわけです。
「悪役」を操っていた「黒幕」(例えば呪いの本を書いた魔導士の魂とか)と、最後に主人公と「悪役」が共闘して倒す、とか、何なら、本当の「黒幕」は、最後に王位についたあの人である、とか、もうひとひねりあればなぁ。
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現実社会が「戦争」「格差」「異常気象」など、世界規模の問題と向き合っている中で、また中途半端にファンタジーな設定で、勧善懲悪(?)してきたなぁ、と。
正直、『ワンピースフィルムRED』の方が、カタルシスありましたし、考えさせられる=残るものの多い映画でした、というのがなんとも。
とはいえ、『アナ雪2』みたいなのでも、ちょっとリアクションに困るわけですが。
うーん。
せっかくの100周年、ノりたかったし、ノせて欲しかったのですけれど…。
100周年にぴったり
ミュージカルはやっぱこうでなきゃ!踊り出したくなるくらいの迫力で最高でした。
願いを奪われた人が願いを取り戻す内容です
簡単に言いました
1番好きな歌は 君はスター 無礼者たちへ
いろんなディズニー映画のオマージュがあって最高です!
ウィッシュ
願いは自分で叶えるもの
人間性が見えない
「ディズニー100周年の集大成」と銘打ってキャンペーンをした割に、アメリカの興収はかなり寂しいとのウワサで日本でも評価は賛否ある様子。
で、上映スタート。
映画冒頭に、今回のヴィランてあるマグニフィコ王の紹介と、彼の興した「ロサス王国」の成り立ちや、国民はそれぞれ18歳になったら自分の「願い」を国王に納める(決して叶うワケではない)という「しきたり」が説明される。
国王はその召し上げられた願いを見て「善良」で「国のためになる」と判断したものはその魔法の力で叶えるが、それ以外の人々は自分の願いを忘れてしまうらしい。
ん?
そして、主人公たち国民が登場。
それなりに幸せそうに暮らしていて、冒頭から楽しげな音楽とダンス(インド映画っぽい)が繰り広げられる。
ん?
ロサスの国民は、国王の言葉に対して特に大きな疑念を抱くことなく歓声を上げる。
ん?
そもそもの設定がどう考えても「デストピア」のソレなワケだし、国民は魔法で操られている、というワケでもないらしい。
おまけに願いを納めると、当分の間は腑抜けになってしまう。
でもなんかみんなルールを守って、国王を支持してる。そんなことある?
「願いの中には良くないものもあるし、叶わない願いに苦しむくらいなら、最初から願いなんてない方がいい」
そのロジックはファンタジーとして分からなくもない。じゃあ、アーシャに個人的に打ち明けるのではなく、この世界においてこれが「正論」として受け入れられていることをもう少しちゃんと見せてくれないと。
私にとってはどうにも飲み込めないスタートが切られてしまった。
ただ、お話は一本道。
歌の力・魔法の力・仲間の力・周りのみんなの力を結集して最後はヴィランを倒し、みんなの「願い」を取り戻すという流れは非常にシンプル。
「願うこと」は大事。
うん、メッセージは分かった。
でもさ。
やっぱりコレは映画としてどーなの?
登場人物について、主人公のアーシャでさえ、ほとんど「このコは何者なのか」、どんな経緯でここまで来て、それこそどんな「願い」を彼女が持っているのかなど、しっかり描かれていない。
物語としては、100年を迎えたディズニーがこれまで大事にしてきたものを、「叶わないなら、いっそ願う事をやめればいい」「願う事そのものに意味がある」という立場で対立させて、あらためてその大事さを訴えるってことなんだろうけど、主人公もヴィランも周りの友だちや可愛らしいキャラクターに至るまで、人間性が見えない、というか登場人物たちが皆ただその「物語を進めるためのコマ」としての機能しかない様に感じてしまった。
極端に言えば、主人公はアーシャじゃなく他の誰かでも多分遜色はなかったのでは?
ちりばめられた「ディズニー的なアレコレ」を探すのは楽しいのかも知れないけど、ディズニー100年の集大成って、もしかしてそういう「ディズニー小ネタ集」ができたってこと?と勘ぐってしまうほど、私は映画としての面白さを感じなかった。
歌は結構いいのに。
映像美✖️ミュージカル
※ネタバレ含みます
ザ「こども向けミュージカル映画」です。
内容としては、ディズニー100周年記念作品として、こどもたちに「夢を諦めない」ことをとにかく表現し続ける映画です。
たとえばジブリ作品は、一見こども向けアニメのようで、大人が観ても楽しめる一面がありますが、ウィッシュは完全にこども向けと言ってもおかしくないでしょう。
では大人はどう楽しむか?
それはミュージカルとして歌手の素晴らしい歌声を楽しむことや、過去のディズニー作品を思わせる表現が出てくるところにクスッとしたり、少しだけディープな楽しみ方をすると良さそうです。
主人公の吹き替え役、生田さんの歌声は素晴らしいものでした。かわいいだけではなく、彼女のミュージカル経験が活きています。
ストーリーに壮大さはあっても、ものすごい深みはありません。こどもでも分かるストーリーです。
主人公たちは劇中でこのように歌います。
ーなぜ星に願うのか?
ーぼくたちは、地球の一部だからだ
ー無駄なものなど一つもないんだ
ーぼくたちはスターだ
地球規模の壮大さと、ひとりひとりの尊さ。
イッツアスモールワールドの世界観を感じます。
わたしは『アナと雪の女王』は、姉妹関係の複雑さがよく調査された、とてもパーソナルな作品だと感じています。
こちらもミュージカル要素がありますが、「姉妹(兄弟)関係」がしっかりとテーマになっています。
ウィッシュはというと、タイトルどおり『願い』すなわち将来の夢、叶えたいことを「諦めない」ことが一貫したテーマで、人間関係や、主人公をはじめとした登場人物のパーソナルな部分にはあまり焦点が当たりません。
そのためか、作品としての厚みが出なかったようにも感じます。
良かったのは、友人の裏切りが描かれたこと。これが無ければ、ほんとうにペラペラの薄いストーリーになるところでした。
そして本当の主役はマグニフィコのようにも。
彼の願いは素晴らしいですが、それを間違った方法で叶えようとしてしまいます。
歌唱シーンもしっかりあり、ワンマンライブのよう。(福山雅治さんだからこそ演じきれました)
権力や美貌に自惚れて、間違いを犯す愚かさがしっかり描かれています。
この映画で1番驚かされたのは、アーシャがフェアリーゴッドマザーの若かりしころ?だということ。
まさか最後にそこに繋げてくるとは。
なんかピーターという名のピーターパン的男の子も出てきていましたし、ディズニーファンを驚かせる小ネタがちらほら。
さらっと気軽にミュージカル鑑賞、という雰囲気で、誰でもどの世代の方も楽しめる作品です。
小さいこどもに見せてあげたい。
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