「この映画~ 煌めくことは~ ”ない”! 権力と自由の表現が主で記念作としては仇に。」ウィッシュ The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画~ 煌めくことは~ ”ない”! 権力と自由の表現が主で記念作としては仇に。
とても美しい日本語の吹替歌!(生田絵梨花さん)
これに釣られて今日は「ウィッシュ」吹替版を鑑賞した。
ディズニ-100周年記念の作品として、今作公開となっているのだけども、
皆さんがおっしゃる通り、これはそれに相応しい映画とは残念ですが感じられなかったです。
やはり主として深い愛をテーマに描いて欲しかったかな。
権力や自由を主軸に取ってしまうのは アメリカ作品らしいのだけども
今の世界には受けない気がします。
魔法の世界観も 昨今では非常に多すぎて在り来たり感が大きいです。
見ていて感じたのは、この記念すべき作品をスタジオ内で製作議論された時 きっと各スタッフの思いれのある良い意見が色々と有ったと思うのですよ。それをプロデュ-サ-観点か、上の重役経営者視点によって事のまとめが揉めたのでは無いでしょうかね。
その時の事の流れをヒントに、今作の話展開ベースにしたような感じが見受けられるのは私だけでしょうか。
経営責任ある重役の権力と 夢を描く自由な発想のスタッフていう構図が伺えます。
それを少し感じた点がとても残念でならないです。
(惜しい点)
・”スタ-”と言う表現がそのまま スタ-(星のカービィじゃん)のままで 想像力が緩い。
・やはり祖父(サビーノ)への愛をもっと主として捉えた内容の方が良いと思う。
・全体的にキャラ世界全体の色合いが暗めな点。もっと明るくしてほしいかな。
・お惚けサブキャラがバレンティノ(ヤギ)だけな点が寂しい。
・各キャラクタになんか魅力が感じられ無い。(馴染めない)
・出来る事なら昔に戻って手書作画で、またはそれらしく手書き風な味わいある作品にして欲しかった。
・記念作なんだし、内容深めで上映時間はやはり120分程度ある尺に仕上げて欲しいかな。
(良かった点)
・ミュ-ジカルとしては良かったです。主人公役の歌声は良く頑張ったと思う。
・アーシャの祖父(100歳)が最後に弾くマンドリンの音色がとても素敵でしたわ。
良い雰囲気が出てたと感じます。
次は、110周年?記念作では
ディズニ-の魅力をふんだんに取り入れた内容ある作品にして頂きたいですね。
次作に期待しております。
気になる方は 劇場へ!