リトル・マーメイドのレビュー・感想・評価
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アニメが好きなほど辛い…。
アニメだとセリフがなくても、キャラクターの表情から心の機微が感じとれて、ストーリーの流れを違和感なく感情移入しながら楽しめましたが、今回の実写はそこが足りてないように感じました。
そのせいでアリエルもエリックもどのタイミングで相手に惹かれたのか分かりにくく、ストーリーの流れが唐突で違和感を感じる箇所が多かったです。
また、キャラクターデザインやキャラクター設定を変えたせいで違和感を覚える箇所も多くあり、とても残念に感じました。
歌や映像に拘るのなら、アニメで描かれたキャラクターの魅力や関係性、心情の変化も大切に描いて欲しかったです。
海の中は綺麗
途中で慣れてくるかなーと思ったけどやっぱりアニメのアリエルとは違って見えた、私には合わなかったなと。
歌のシーンはとっても感動したけど、アリエルに感情移入できない…どっちかというとトリトンに感情移入してしまってアリエルにイライラしてしまう。
陸に上がったら髪の毛がボサボサで、赤毛ではない。なんでなん。。
さすが海の中やアリエルのヒレ、トリトンの甲羅?など映像はとても綺麗だった。そのためだけにIMAXで見たかったな。
ただ、キレイな映像だけでは未就学児のハートは掴めなかったようで、途中で飽きてました…。
主役の方の歌を聴きたいので配信されたら字幕で見てみます。
シスーとスカットルなぜおんなじ声優にしたんだろう。1人関わったら他の作品は出ないとかにしてほしいなぁ。シスーの声にしか聞こえなくなった。
より進化した「アリエル」。
人間と人魚は分かり合えるのだろうか。人間は、人魚は人間に害をなすものと思っている。人魚も人間は海の世界を壊すものと思っている。お互いに相手を知ろうとせず、不信感をもっているだけである。今までの常識を超えて、二つの対立する世界を結び付けるのがヒロインであるアリエルだ。向こう見ずな好奇心と、好きという気持ちだけで突っ走ってしまう危険な娘である。しかし彼女の強い意志がこの作品のテーマになっている。「アニメ」「ミュージカル」と進歩してきた一大ヒロインがこの実写で一段とパワーアップしたようだ。動き、表情、歌声、そして行動力とどれもアリエルらしさがあふれている。他の出演者の影が薄くなるほどにアリエルの存在感は強い。モアナのような南洋系の民族性もよくキャラクターにあっていると思う。
ミュージカルの「リトル・マーメイド」は大好きであるが、映画とミュージカルを比べることはあまり意味がないかもしれない。映像の完成度は素晴らしいし美しいが、実写ではミュージカルのような分かりやすい感動が伝わりにくいようである。人間界と海の王国との対立、海の王国内の正義の王と邪悪な妹の対立、保守的な父と行動的な娘の対立がミュージカルでは極めてドラマティックに演出されている。そして声を失ったアリエルとエリック王子との恋の行く末は物語の絶頂につながる。実写ではリアリティが増し、細かいところまで表現できるが、想像力をかきたてるのが難しいようだ。しかし、画面では表現できないところを想像力を働かせることによって生まれる感動は大きいと思う。そのあたりが、実写映画と舞台の表現の違いかもしれない。
ある意味評価不能
問題作、ようやく鑑賞。
でもその前に、今回は通常字幕版で鑑賞。IMAXではないんです。問題作だからじゃ無く、①終わりそうな作品を先に観る。②最優先「バットマン」もとい「フラッシュ」と「スパイダーマン」を観る。③混む日、嫌。そうしたら時間が合わないんです。仕方なく通常版で。しかも、今日サービスデーなのにムビチケで鑑賞。
皆さんが思う問題作の部分、自分は「それ」じゃないんです。
例えば大好きな"Part of Your World"。自分はそこの「画」に入り込めないんです。
大袈裟なオーケストラ演奏、余分な抑揚の歌唱。人間の世界に憧れるアリエルの心をシンプルに表現して欲しい。そう思うのは自分だけなのか?
そして大きな音量。(劇場か座席位置の問題か?) 何というか、音量のせいで、画面から弾き飛ばされる感覚。分かる?
常にオーケストラ演奏が流れている。無音が怖いのか?(アメリカ基準で3秒無音で放送事故とか。そんなの無いよね。)
これはもしかして「間」とか「わびさび」とかを重んじる日本人特有のものか?
最近のハリウッド物に多い。
それでも終盤には感動してしまう自分。情けない。
ある意味問題作で、評価のしづらい作品でした。
好奇心が視野を広げ、未知への偏見を取り払う
字幕・DolbyCinemaで鑑賞しました。
アリエル(ハリー・ベイリー)がとても魅力的で愛らしく、なんといってもすばらしい歌声です。
「ストーリーテリングをしている歌声」と評する記事を見かけましたが、まったくその通りだと思います。
序盤の1曲ですっかり惹き込まれてしまいました。後半に歌の見せ場が少なかったのが残念です。
定番のロマンスではありますが、アリエルとエリックが互いに共感し惹かれ合う様子がきちんと描かれていて、とても好感が持てます。
映像や曲がすばらしいことはもちろんですが、作品のメッセージ性も印象的です。
好奇心が視野を広げ、未知のものに対する恐怖心や偏見を取り払うと、アリエルたちが伝えてくれます。
人魚たちの顔立ちやウロコ模様はさまざまでみんな素敵で、見知らぬ世界への好奇心を掻き立ててくれます。
人間と人魚が互いに歩み寄る未来を期待させるところにはグッときます。
4D映画館で海を感じられる
4Dだと楽しめそう!と思い、4D上映日本語吹替を観ました。船に乗ってる感覚や海に潜る感覚を楽しめて大正解。
吹替の声もどれもピッタリでした。
違和感はアリエルの女優さんのキャスティングやアニメとのストーリー展開の違い。アニメで印象的なシーンがカットされていて残念でした。
王子もアリエルもやたら肉食系な印象。
良かったのは王様がダンディで素敵なお顔なのと、カニ、鳥、魚が可愛くて癒やされました。
ディズニーランドのアトラクション感覚なので、また4Dでなら観たいです。
part of your world
アニメ版未見
海中シーンのCGが美しい!
泳いでるシーンはどうやって撮影?してるんだろうか
顔だけCGとか?
お魚パーティシーンはとても楽しいので
親子で見に行ったら楽しいのでは
(恐いシーンもあるので注意)
ハルベイリーがとっても魅力的
歌も上手
腹筋もすごい!
終盤は特撮的な怒涛の展開
海中はいいんだけど、人魚が海中から濡れて出てくるところどうにも舟幽霊ぽくてね
ロマンスと海洋アドベンチャーが好きな人にお勧め
アリエルが可愛いです。
黙っていても可愛い。
わがまま放題でも可愛い。
そしてけっこう激しい戦いがあります。
ちっちゃい子には怖いかも。ちょっとだけですけどね。
極端すぎるかな。
賛否が激しいので不安になりながら観てきた。
スカットルがメスだったり、セバスチャンはカニだったり、フランダーはリアルすぎる魚だったりしたけど、すぐに慣れた!
オールに3匹がぎゅうぎゅうに乗って歌ってるのが可愛かった。
これまでのディズニー実写の殆どは、歌詞の改変が普通にある。
舞台版、アニメ版、映画版…。
今回のはやたらとアニメ版に忠実どころかそっくりそのままの歌が多いイメージ。歌詞改変はほんの一部。
吹き替えも俳優さんに合わせるというよりかはアニメ版に合わせた感じなので、違和感が多少あった。
実写は実写ならではの良さがあると思っているので、今回のやたらとアニメ版に寄せてるような感じが、観てて違和感を少し感じました。
エリックが歌うシーン、とても良かった!
彼の想い、視点がよく分かるシーンだった。
スカットルの歌も良い。デュエットするセバスチャンも。
声が出せないアリエルが、心の中では想いを歌い上げてるのもよかった。人間の世界へ来てワクワクドキドキするシーンと、魚が吊り下げられてる壁を見て思いを馳せる複雑なシーン。
エリックとアリエルが街へデートするシーンすごく好きだったなあ。
料理長とセバスチャンのシーンがカットされたのは寂しかったけど、エリックが〝声が出せない女の子〟に惹かれていくシーンが必要なので仕方ない。
アースラの歌、とても良かった。
「哀れな人々」がすごく好きなので、それを実写で観れた嬉しさ…。
ただ、「不幸せな魂」が「不幸せな悲しい魂」に変えられてるところだけが違和感あって笑ってしまった…。
そしてアースラの人間役の時の女優さん、美しすぎる…。
でもアースラの契約が巻物による契約書じゃなかったのは悲しかった〜!
目に見える紙の契約書が、子供の頃の私にとってはすごく憧れだったし、恐ろしかった。それを唆すウツボたちも。
そこにサインをしてしまうアリエルの幼く愚かなシーンや、契約書を突き出されたトリトン王の、娘のサインを見た時の焦燥、絶望も。
カッコつけて鱗で契約なんて流れが、私の中での評価、マイナス星1…。
ウツボたちも喋らせて良かったと思うんだけどな。
ラストの突然の人魚たちが海面から顔を出すシーンはちょっと笑った。
おまえたちおったんかい!!!!!
もっと人魚の街並みを映してもよかったかな。
結果的に観に行って良かったなと思えたシーンも多かったので星3。
ただ、人に手放しで勧められるかと言われれば…。
サブスクやDVDで待ってもいいかなと言ってしまうかもしれない。
すごくいい。何が悪いかわからない
賛否両論と聞いていましたが、すごく良かったです。何が悪いかわからない。
まず、歌が素晴らしい!!
特にヒロインは表現力も豊かだし、明るくて力強い声で、アリエルにふさわしい。高い声は儚げに聞こえがちなのに。活発で勇敢なヒロインにピッタリでした。
肌の色がどうのこうのというのは、想像上の生き物を演じているのだから、ナンセンスですよ。人魚に人種があるかもわからないのに。
アニメ版と違って、開拓者気質の二人が出会って恋に落ちる過程も自然でした。そういう人ってどんな社会でも少数派なので孤独だから、出会えてよかったねと思えました。
海のCGもTVCMで感じたほどの違和感がなく、十分美しかったです。アバター2と較べると…という意見はわかるけど…あれは異次元だから…
引っかかるとしたら、声を失ったはずのアリエルの心の歌が聞こえてしまうシーンくらい。
ラストシーンではうっかり泣きそうになってしまった。お父さん、寂しいよね。
異文化交流
当該作品は、先週6月9日に公開され、週末興行成績初登場1位の作品です。
アニメ版は、1989年に公開されています。
映像と音楽が素晴らしいミュージカル映画でした。
文句なしの満点です。
なぜ、ストーリーも音楽も知っているのに、こんなにも感動してしまうのでしょうか?!
社内抗争でCEOが交代し、
デサントス知事の意地悪で自治権をはく奪されたDisneyですが、
「不朽の名作」で、またまた復活か?
村の祭りで奇妙な行動を取るアリエルの姿からは
「ローマの休日」のヘップバーンを思い出し、
アリエルとエリックの最後のシーン(幸せだけど将来が不安)は、
「卒業」のラストシーン(バスの中)を思い出してしまいました。
王子様とお姫様の恋、と言ってしまえば単純ですが、
「異文化交流」をDisneyは伝えたかったと思います。
人間は、「井の中の蛙」では成長しません。
異文化と接し学び認め合う事で成長していきます。
その意味では、「王子」と「お姫様」こそが、「井の中の蛙」の典型であるのに、
アリエルとエリックは、伝統や家柄を恐れずに、異文化交流し、
「変化の始点」を創った事に、喜びと同時に不安を感じていたのです。
ちなみに、私は現役の頃は、昼間は東京で働き、寝る為に川口に戻る生活だったのに、
退職後は、「井の中の蛙」で毎日生活しています。
とっても楽ですが、成長していません!
Michi
映像が奇麗だと思いました。コロナ渦が一様緩和されたので公開されまし...
映像が奇麗だと思いました。コロナ渦が一様緩和されたので公開されましたがおととしころだったら公開もされずネット配信でしか見ることができなかっただろうと鑑みると劇場で鑑賞できたことがうれしく思いました。原作とストーリーも大きく違わない点は良かったと感じます。一つ残念なのは、アスラ―様が割と綺麗な方であったことですね。どうしてもディズニーシーのマーメードラグーンで見たアスラ―様の印象が強くて(強面で実に良くできてました)もっとごつい感じの役者さんだともっとよかったという気がしました。
それにしても人魚のウロコの部分は良くできていると感心しました。
ふと気になったのは次の実写版は何になるのかと思った次第です。もしかして、モアナと伝説の海かな ??
素晴らしい音楽と信じられないような海中の映像表現に感動!
In the Heightで素晴らしい音楽とラテンワールドを実現したLin-Manuel Mirandaがプロデューサーの一人、Marc Plattも。映画監督・振り付け師のRob Marshallとあって期待どおり。海の中の映像表現と音楽が素晴らしい。
この三人が歌手とともに作り上げたディズニー&リトル・マーメイドの世界。エンターテイメントととして、CGを使ったきめ細かな信じられないような表現とイマジネーション。たぶんLin-Manuel Mirandaは、ラテン系音楽とカラフルで太陽のもとで踊りの世界を担当したのだと思う。人の創造性はとてつもなく広がっていると感動した。
アニメなどオリジナルを見たことがないが、映画館でとても楽しめる映画とサウンドである。
ストーリーも最近よるありがちな戦いや殺し合いのシーンはなく、家族でも楽しめ幸せを感じられる。映画館でそのひとときに浸ってほしい。
Youtubeには、THE LITTLE MERMAID 11 Minutes Songs & Clipsの動画がアップロードサれており、この3名のタッグチームが出てくるの必見!
Watch 11 minutes of Disney's live action remake of The Little Mermaid (2023) songs Poor Unfortunate Souls, Kiss The Girl, Under The Sea, Part of Your World, clips & trailers.
酷評を聞きますが…
私的には普通に面白かったです。
キャスティングも絵に描いたようなディズニースターだな、と感じました。
ディセンダントに出てくる方だと思ってました。
全体的の深海だからなのか暗い…綺麗なんですが…暗い…。もっと色彩鮮やかなの想像してましたが…色彩あったのは♪アンダーザーシー♪のシーンだけかも。
字幕版で見たのですがとっても良かったです。
表情がないと言われてましたが人魚→人間になっていく様を描いてるのかな?と思いました。
古のDオタさんには不納得な部分がありそうだなと感じましたがディズニーチャンネル好きの私は充分に楽しめました。
賛否は分かれる作品
嫁いだ26歳になる娘と字幕と吹き替えを、それぞれ見ました。
娘は大のディズニーファンで、評価は低かったようです。
世界観がぶち壊れたと言っていました。
私はアニメ版を見ていないので、純粋に楽しめたしラスト10分は号泣でした。
嫁いでいった娘を持つ父親には、ラストはたまらない。
-0.5は色々な国の方を登場させるあまり、姉妹親子でバラバラとはちゃめちゃ感がすごかったからです。
二人の意見で共通していたのは、字幕(オリジナル)の方が、圧倒的に良かったことです。
楽しめるかどうかの分岐点は、ディズニーに対しての思い入れ具合で変わるのかと思います。
ディズニーアニメ良くできてる
白人の役を黒人が演じているので賛否はあるが、ハリーベイリーはアリエルのキャラクターには物凄くあっていると思った。ロブマーシャルのいう役に相応しい俳優を探しただけというのは間違いではないかと。それよりもエリックの母親が黒人である必要あるか?
そんなことより村のダンスシーンとかエリックの心理描写とか無駄なシーンがあることで原作ではもっと時間を使っていたシーンが短くなっているのが悲しかった。特にアースラがトリトンから槍GETして暴れるところはもっと見たかった。エリックなんてどんだけ掘り下げても夢見がちなバカでしかないんだから。
あとトリトンがアースラに変な生物にされるシーンはなんで無くしちゃたの?あれは要るでしょう。
思ったのはやっぱりディズニーアニメ良くできてるなっていう
サンダーキャットかよ!(分かる奴だけ分かればよい)
アニメーションも劇団四季もディズニーシーのショーも観てきたリトルマーメイドを愛する自分が、この題材でこんなにもがっかりさせられるとは!
その理由は2つあり、一つは「海の表現」もう一つは「衣装デザイン」が非常に残念なものだったからである。
2022年に「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」で海の帝国タロカンの美しすぎる海底王国の景色に魅了され、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」で2009年版アバターの衝撃を超える映像を刮目した人間にとって、2023年にディズニーが贈る「リトルマーメイド」への期待値は上がって当然だろう。どれだけ美しい海の世界とマーメイドを見せてくれるのだろう…その期待はあっさりと裏切られてしまった。海の表現には斬新さが見当たらず、正直に言って「え...めっちゃショボい…」だった。特に残念だったのは衣装デザインで、マーメイドの鱗の衣装はシンプルすぎて新しさの欠片も無いし、陸に上がってからのドレス姿もぜんぜん魅力的じゃなかった。全体的に、美的観点で、まったく好きになれない作品でした。
あとプリンセス系ディズニー実写映画あるあるで、王子様役の方のお顔立ちが、、、好みじゃなく、、、。
アリエル役のハリー・ベイリーさんの歌声はとても綺麗。しかしその美しい歌声も帳消しにしてしまうほどセンスの無い、現時点で今年ワースト映画。
アリエルを見送るトリトン王が海面に頭を出すシーンは、「サンダーキャットかよ!」と心の中でツッコミを入れた(笑)
キャストは最高、それ以前の問題
ハリーちゃんのアリエル
歌声がきれいで大感動の歌唱力でした!
仕草も可愛らしくてとっても素敵でした。
ミュージカルシーンは全て大満足で
新しい曲もすごく良かったです♫
フォークのシーンで新旧アリエルの
共演も見れて胸が熱くなりました(/ _ ; )
ただ、オリジナルストーリーの再現度
という視点から見ると
満足できるものにはなっていなかったです。。。
大好きなセバスチャンの開幕コンサートや
シェフのルイとの戦闘シーン
お姉さん達の前で浮かれてパパにお花をさすシーン
エリックとアリエルの晩餐会のシーンがなかったり
憧れたアトランティスの外観や雰囲気
数々のアリエルの素敵な衣装が
全く再現されていなかったり
新しいよく分からない設定が足されていたり
・アリエルが漁船の網に引っかかって見つかる
(マックスとエリックに見つけられるシーン( ; _ ; ))
・エリックは拾われた?王子様
(黒人のお母さんにしたかったのだろうけど
それをするなら何故そうなったかなど
深いところの描写まできちんとして欲しかった!)
大好きなラストシーンが違いすぎたり
・お父さんがアリエルを人間にしてくれて
その時に着せてくれるドレスが世界一好きなのに
元々来てたボロボロになったドレスを再着用する
・船の上での結婚式、お父さんがブワっと波で
船まで来てくれてアリエルとハグするのに
ボートで浜辺近くでハグなんてあまりにも貧相
虹をかけてくれるシーンはどこへ( ; _ ; )?
と、悲しい結果でした。。。
新しいリトルマーメイドとしては受け入れたいし
新しい素敵なシーンも沢山観れて嬉しかったです。
(エリックの書斎でのシーンなど)
ただ、子どもの頃に憧れていた
ディズニーで1番大好きな作品
リトルマーメイドとしては
正直、満足できる作品ではなかったです。
CGに費用がかかることも
大人の色んな思いを詰め込みたかったのも
すごくすごく分かりますが
「大好きなリトルマーメイドは
ただただ忠実に再現してほしかった( ; _ ; )」
リアルになればなるぼど…というジレンマ。
字幕版で2回鑑賞。歌唱シーンは素晴らしい。岩の上にバッ!と上がる歌い終わりとか鳥肌立ちました。もともと楽曲の良いリトルマーメイドだし、海の生き物の乱舞とかファンタジー的見せ方は大変上手い。「お姫様もの」の中でも海辺の、どこかリゾートのような雰囲気の土地?なのでドレスが薄手のコットンシルクのような艶消しの軽い素材なのもとても可愛らしくておしゃれ。
…なのだが、実写化し、人種などについてもいろいろ考えられ「現代の理想と現実」に則そうと作られた結果、逆にさまざまな矛盾や難点を生み出しているようにも思えた。
まず、アリエルの配役が話題に上りがちだが、それは別に良いと思った。もともと実写にする時点で絵とは違う「絵面」になるのは当たり前だから。それより王子。まるで魅力がない。さしてイケメンでもない。ふたりが運命の恋に落ちるには、お互いにフックがなさすぎる。弱すぎる。犬を助けてた良い男性だから?ぼんやり助けてくれた女性っぽいから?これはアニメのお伽話なら絵の力で押し切れるが、実写となるともっと説得力が要るようになる。
そしてアースラが変身した悪女。めちゃくちゃ可愛く演技もオーバーで魅力的。…え、これだけ?出てきてその夜婚約してこれだけ?このあたりの展開がまた弱すぎ薄すぎ。
アースラの憎しみの根拠、野望、幽閉された理由、これまたすべてがぼんやり薄め。
城下町には黒人も白人もアジア人もいる。どこの国なのか、いくら架空の理想の風景としてもやはり違和感がある。多様性?でもみんな英語を話してる。
スカットルはバンバン魚を食べてるけどフランダーは大丈夫なのか。これから人間界で暮らすアリエルは魚を食べる人間をどう思うか。
7姉妹の人種が皆違うのは、妃もそれぞれの海に7人いるということ?でも殺されたのは共通の母っぽいので、それぞれの海に合った娘を生むことができるということかも?王の後継はどうするのかな?
これらすべて、アニメだと良い意味で誤魔化せてた部分だと思うんだけど、実写になると途端にすごく気になってしまうので、もともと矛盾を孕んだファンタジーというものの実写化はなかなか難しいかもなあと思いました。
むしろ、この作品の「2」が観たい。海と陸、人魚とニンゲンのどんな関係や世界が描かれるのか。とても興味があります。
それでも、娘の結婚を許し、最後に派手な魔法ではなくそっと波を立てて娘のボートを送り出すトリトン王にはグッときて涙が出て、すべて許せる気持ちになりましたね。
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