リトル・マーメイドのレビュー・感想・評価
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人種の違いが種族を越えた愛を際立たせる
問題となっているヒロインの人種については、思っていたほど気にならなかった。 それどころか、人魚と人間という異なる種族の者同士が理解し合い、愛しあうことの難しさと素晴らしさを、視覚的に際立たせる効果があるとさえ思えた。 アリエルと王子が3日間で恋に落ちるという展開も、未知なるものへの好奇心が旺盛という、似た者同士であるところがきちんと描かれているため、不自然さは感じない。 ただ、人魚の王族にしろ、人間の王族にしろ、親と子供の人種が異なることには、やはり違和感があり、どうしてもポリコレへの過剰な配慮が鼻についてしまう。 上映時間の割には、人魚と人間が対立しているところが描かれなかったり、アースラがなぜ追放されたのかが分からなかったり、怪獣並みに巨大化したアースラか呆気なくやられてしまったりと、色々と物足りなさを感じるところも多い。 まあ、美しい歌と踊りが楽しめれば、それで良いのかもしれないが・・・
歌声はすごかったけど…
アニメ版は未視聴。本作は2D字幕で鑑賞。 アニメ版を観ていないのでそことの比較ができない。でも逆にそれがよかったかもしれない。余計な先入観がないから。それでも有色人種でドレッドヘアの人魚にはやや違和感を覚える。一応あれでも赤髪ってことらしい。他の人魚たちも人種豊かだったし、エリック王子の母親(女王)も黒人にして、アリエルが黒人であることが違和感ないようにする配慮も欠かさない。これで時代も地域も曖昧になるなんて気にしてないんだろうな。多様化を訴えるディズニーの本気さが垣間見える。今後もこの流れは変わらない。もうそれを受け入れるしかない気がする。 そもそもディズニーアニメの実写映画化にはあまりいいイメージがない。ディズニーアニメだから許されるストーリー展開が、実写になると途端にチープに見えてしまうから。本作もアリエルやエリックの行動に疑問を感じてしまうときがしばしば。まー、元はディズニーアニメだからって自分に言い聞かせないと観るのがつらい。 それでもミュージカルシーンは見ごたえ、聴きごたえがあった。ハリー・ベイリーの歌声は想像以上だったし、海の中で踊る「Under the sea」のシーンもとてもよかった。ベッドで歌うセバスチャンとスカットルが歌う曲にラップが交じるのもカッコいい。 子ども向けな感じはしないし、かと言って大人向けに実写化したとも思えない。いつものディズニーの実写化と同じ、中途半端な出来だった。
ミュージカルパートは好き
お馴染みのリトルマーメイドの実写版映画は、申し訳ないけど実写化した意味を見出せない作品でした…。 ハリー・ベイリーが演じるアリエルの透き通るような歌声は本当に素敵で、オリジナル版を超える魅力を放っていたと思います。キラキラした美しい海の映像も素敵だし、オリジナルの楽曲はもちろん、新曲も含めてミュージカルパートはどれも楽しく素敵でした。(特にセバスチャンとスカットルのラップが最高) ただ、アニメ版から50分以上尺を延ばしたのにほぼアニメのままのストーリー展開のたテンポの悪さと退屈さを感じてしまい、全体的な満足度は低め。ディズニー実写映画の大きな魅力の一つである衣装や美術も、題材が題材なだけにイマイチ本領発揮せず…。 美女に化けたアースラを演じた女優さんの美しさとカニの泳ぎ方が一番印象に残りました。笑
アースラ
アリエル、可愛かったです。予告では違和感はあったかもですが、始まれば笑顔の可愛い
女の子でした。表情の乏しさは、人魚ならでは。人間界という見たこともない世界に戸惑いを見せるのが上手でした。
中でもアースラは圧巻でしたね。ディズニーのヴィランズの世界そのままで、こちらはファンの思い通りだったのではと感じます。
最後のパパがアリエルに足を与えて、別れはさみしいと呟いてたので、最後出てきたときは思わず笑いましたが、陛下のいうように人種を超えて助けあうというのは、本来のウォルトディズニーの世界観だったのではと感じます。
それを考えれば、最後のシーンように、様々な人種が出てハッピーエンドにしたのもうなずけます。
最高‼️良かったー。
え⁉️リトルマーメイドってこんなに面白かったの?? ディズニー映画って私は苦手。でもこれは凄く良かった!!最初から最後まで面白かった。 歌もいい!楽しい! ベターな、王道の、皆んなが願う、理想とするストーリーもいい。最後もちょっと感動。終わり方も良かった。 アリエルもアムロちゃん似の可愛かった。 ロミオとジュリエット、千と千尋の神隠しを思い出しながら観てました。なんか要素が似てた。 これは普段映画を観てない人がみたら絶対喜ぶ映画かと思いました。
4dxで観てきました。なので吹き替え版しかなく、字幕版は時間が合わ...
4dxで観てきました。なので吹き替え版しかなく、字幕版は時間が合わず断念しました。 アリエル役の子は可愛いです。確かにイメージとは違いますが、美人というよりも魅力的な可愛さがあります。 ただ、皆さんが言うように表情が乏しいのでそこだけが残念でした。 歌っている時は表情も豊かなのにどうしてなのかな。もしかしたら彼女自身が皆のアリエルのイメージを意識しすぎちゃったのかな? 肌の色は全く問題ではありません。むしろ今までの実写プリンセスでイメージにピッタリという役者さんはいなかったし、中にはいくら美しくても前の役柄のイメージがこびりついて役柄が入ってこなかった女優さんもいました。 ある意味ディズニープリンセスを完璧にアニメ通りに期待することは無理なのだと思います。 映像はとても美しいです。 海中のシーンも自分も海中にいるような気分で観れます。 もう一度今度は字幕で観るつもりです。4dxはお勧めしません。
ミュージカルシーンが良い
あまり期待せずに観に行ったこともあり、思ったより全然面白かった。 ミュージカルシーンはすべて聴きごたえがあり、子供連れでもない場合は字幕の方がオススメかもしれない。 物語はアニメ版と大きく変わらず、ちょいちょい実写アレンジが入っている感じで、テンポ良くサクサク進む。 個人的にキャストに違和感はあまりなく、良かったと思う。 アリエル(ハリー)は人間界に来た時の、浮世離れした雰囲気が可愛いらしかった。 所々で「ん?」と思う展開はあるがそれを差し引いても良作だと思う。 アリエルの姉達のデザインが良かったのでもっと活躍して欲しかった。
シャラ、ララララ、ラララ、キス・ザ・ガール♫
子どもが小さい頃何度も見てたなぁ。ディズニー・シーでも一番好きな場所だった。 嵐やサメに襲われるシーン、クライマックスの怪獣映画みたいな対決。画面暗いし、大人でも怖かったから小さな子どもが観たらトラウマになるんじゃないかな。 それくらいよく出来てた。 主役のハリー・ベイリーよかったです。アニメ見て育った子どもたちはどう思うかわかんないけど。 (ディズニー作品の人種云々はもう言わないでおこう) シャラララララ、キス・ザ・ガール♫もこの作品だったんだ。 アンダー・ザ、シー楽しかったな。 I MAXで観ればよかった。 アラン・メンケンの音楽に魅了された方はぜひ、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」をご覧になってください。
今のディズニー、アリエル? アリエナイ?
いやはや困ったものである。
キャスティングが…じゃなくて、
地元の映画館ではここ数年、ディズニー作品(マーベルなども含めて)が上映しない。昨年一時だけ久々に上映したが。
おそらく原因は、コロナ禍に於ける配信を巡ってのディズニーと全興連のいざこざ。
おまけに最近ディズニーはDVDやBDのレンタルをしていない。セルのみ。
今ディズニー作品を見るには、劇場に観に行くか、購入か、ディズニープラスの配信しかない。
ちなみに私のスマホ(au)からはディズニープラスに入会出来ない。
よって、劇場に観に行くしかない。地元の映画館では上映しないから、わざわざ隣町の映画館まで。
やれやれ困ったものである。
かつてのように当たり前のようにディズニー作品が地元の映画館で上映され、観に行ける事はもうないのだろうか…?
頼みますよ、郡○テ○トルさんよ!(それでなくとも上映本数少ないし…)
今年100周年のアニバーサリーのディズニー。
ここ数年、不振が続く。『ラーヤと龍の王国』『ミラベルと魔法だらけの家』など良作もあったが、昨年は『バズ・ライトイヤー』『ストレンジ・ワールド』が大コケ。『ストレンジ・ワールド』なんてポリコレ云々以前に作品自体がディズニー作品歴代ワーストレベルのつまらなさだった。
この続く不振と手腕の不評もあって、CEOが解任される事態に。
前CEO時代の2019年、同社歴代最高の業績を記録。もうディズニーの天下はやって来ないのか…?
そんな中迎えた100周年アニバーサリー。
現在のディズニーの巨大帝国を築いた前CEOが復帰。
ディズニーの威信を懸けた、絶対にコケられない勝負年。
その先陣を託されたのは、まさかまさかこの作品がまた担う事になろうとは…!
1989年、ディズニー第二の黄金期を開いた『リトル・マーメイド』。
ディズニーにとっても久々のプリンセス物。これぞディズニーと言うべき王道と魅力いっぱいで、世界中で大ヒットを記録。アカデミー作曲賞と歌曲賞も受賞。
今見ると難点やツッコミ所も目立つが(全く自立性のないヒロイン像、世間知らずのバカ娘、自分の愚かな判断のせいで最悪の事態を招く、にも関わらず最後はラブ&ハッピーエンド、人魚は全員白人だけ…)、名作として今も尚愛され続けている。
その“話題”の実写リメイク。
アメリカでは昨年までの不発を払拭する会心の大ヒットスタート。
中国や韓国では不調が伝えられているが、その他の国でも軒並み好調。さて、日本では…?
これだけでもディズニーは安堵した事だろう。
それに見合った成果はあったと思う。
さすがのクオリティーとビジュアル。
実写では表現が難しい海の中。ましてや人魚の世界。
ファンタジーとリアルの狭間。相当苦労したであろう。
海上の近くでは陽光差し込み、本当に海のファンタジー世界に相応しい美しさ。
遊泳シーンの心地よさ。人魚になってお魚さんと一緒に海を泳ぎたい…そんな夢を叶えさせてくれる。
アリエルの魚部分の光沢や尾ビレのヒラヒラ感などは見事。
が、ひと度深く潜ると、結構暗く…。まあ実写(リアル)なのだからそうなるのは当然だが、アニメのような終始ファンタスティックに…とはならない。
セバスチャンやフランダーやスカットルもリアル。それでも最大限デフォルメはされているが、さすがにアニメのような愛らしさはない。
リアルなカニや魚や鳥が喋るんだから、ある意味ホラー。ま、こればっかりは仕方ないが…。
90分弱だったアニメ版の尺から、130分超えの長尺へ。
より丹念な心情や描写で補完。
アリエルもエリックもアニメよりキャラ像をしっかりと。
アニメではアースラとの契約の際、ほぼ流されるままだったが、本作ではいったん拒むなど、ただの夢見少女だけではない。
エリックはアニメ版ではなかったミュージカル・シーンが設けられたり、これまたアニメ版では居なかった母君が登場するなど、特にキャラの描き込みが追加されたと言えよう。だってアニメのエリック、単なる理想のハンサム王子にしか過ぎなかったし。
アニメでは時に印象残らなかったエリックに仕えるグリムズビーもナイスなキャラに。
ここら辺の新解釈は実写リメイクならではだろう。
実写ならではと言えば、序盤の船沈没シーンやアースラの魔力、クライマックスの巨大アースラなどは、スペクタクル感やスケール感や迫力は増し。
まあその分尺が伸び、飽きはしないが、ちとアニメに比べ長さや間延び感も否めないが…。
音楽は引き続きアラン・メンケン。やっぱり、この人が担当してこそ。
リン=マニュエル・ミランダも参加。
ディズニーの新旧御用達作曲家、夢のコラボ!
有名曲も復活。「パート・オブ・ユア・ワールド」は美しいし、「アンダー・ザ・シー」の楽しさは変わらない。これらを劇場大スクリーンで聞けただけでもめっけもん。
新曲もいい。声を奪われたアリエルの心の声を代弁すらも。
ディズニー作品に於いて音楽は如何なる場合も“ハート”だ。
ビジュアルや音楽については一通り語ったので、いよいよこの“話題”に触れたいと思う。
アリエル役に抜擢されたハリー・ベイリー。
本業は歌手。姉との姉妹デュオで人気になり、ディズニーのTVシリーズで女優活動も。本作が初の大役で初の主演。
まさに彗星の如く現れた大型新人!…と注目の的だが、その“注目”は別の意味でも。言わずもがな。
実際見た限りの私の印象は…
最初はやはり違和感を感じた。やっぱり、ねぇ…。
でも確かに、歌声は素晴らしい。普段ディズニー作品は吹替で見る事多いが、彼女の歌声がどんなに素晴らしいか聞きたい為に、今回は字幕で見た。
純粋に歌声と魅力で選んだ。ディズニーのその選出理由に嘘偽りはないだろう。
魅力もあり、当初の違和感は薄れていった。
が、完全払拭とまではいかなかった。と言うのも…
アニメのアリエルって確かに世間知らずのバカ娘だが、それでもあの愛嬌やくるくる変わる喜怒哀楽の表情が愛らしかった。ハリー・ベイリーも頑張ってたけど、ちと乏しかったかな。まあ、アニメのような表情やリアクションをしろなんて無理な話。それが出来るのはジム“グリンチ”キャリーくらい。
それからアニメのアリエルのもう一つの魅力は、ボリューミーな赤毛。今回はハリー・ベイリーの“人種”に合わせてかドレッドヘアになってたけど、これは監督やヘアメイクの意向なのかな…? だとしたらこれもステレオタイプの押し付けに過ぎない。ヘアなんてやりようによっては再現出来るし。
総じて、言われるほど悪くはなかった。歌声は素晴らしいし、魅力もあった。が、以上の二点からアニメほどの魅力には至らなかったのが本音。
キャスティングが発表されて以降、何かと言われ続けている。言いたい気持ちは分からなくもないが、中には作品を見もしないで貶す輩がいる。せめてちゃんと見てから言おうよ。見れば何言おうとこっちのもんだし、そもそも見ないで貶すのは作品や関わった全ての人たちに失礼。言語道断。
こんな心ない誹謗中傷を知ったら、ハリー・ベイリーも泣くよ。日本に失望するよ。
アリエルの黒人化もさることながら、他に気になった点が幾つか。
アニメでは人魚は皆、白人。さすがにこれはダメだろうと、今回はほとんどが黒人やアジア人やラテン系など、寧ろ白人がいないくらい。アリエルの姉も人種様々で、一応“七つの海の娘たち”という設定だからこれはこれでありつつ、アリエルの黒人化以上に昨今のディズニー印のポリコレ意識が濃すぎる。ラストシーンの人魚と人間の垣根を越え、多様性に溢れた世界は一つ…というメッセージは素敵だが、昨今のディズニーのやり口からあざとさもうっすら感じる。
アニメでは登場しなかったエリックの母君。エリックは白人なのに、母君は黒人。何で…? エリックの「元々王家の人間じゃない」って台詞から察するに、養子とか何かしらの設定あるんだろうけど、何故ここを変える必要ある…? ストレートに王家の子供じゃいけないの…?
女王の実子だったら、エリックも黒人にしなければならない。でもそうしたら、黒人少女と白人イケメンの“ラブストーリー”が描けない。また、女王がエリックと同じ白人だった場合、そういう位に就けるのは結局白人だけ…なんて言われるだろう。おそらくディズニーの狙いはこれらにもあるだろう。個人的に、こっちの方こそ指摘すべき点だと思った。
スカットルの声はアジア系のオークワフィナに。ラップ調の歌は良かったけど…。
アニメでは音楽家のセバスチャン。本作では執事長に。音楽家だからこそ「アンダー・ザ・シー」やボートのランデブーのロマンチックな即興演奏が活かされたのに、そこも変える必要ある…?
メリッサ・マッカーシーのアースラ。今他に考えられないくらいのぴったりのキャスティング。さすがのコメディエンヌぶりと存在感。ある理由から一部のドラァグクイーンから批判が起きているというが、その理由にメイク担当がうんざりするのも分かる。確かに「バカバカしい」。(アースラはドラァグクイーンをモデルにしたキャラなのに、メイク担当にドラァグクイーンがいないという理由)
作品の魅力や楽しさより、こういう点ばかり指摘される。
もうディズニー作品は純粋に見れないのか…?
見る側の意識の問題でもあるし、ハリウッド/ディズニーの過剰なポリコレ意識の問題でもあると思う。
ハリウッドで長らく問題視されていた“ホワイトウォッシング”。
これ、何でもかんでも白人ばかりって問題もあるが、ちゃんとオリジナル通りやろう。オリジナルを尊重しようって事だとも思う。
だから『アラジン』のオリジナルを尊重したキャスティングは良かった。『聖闘士星矢』でさえ主役に日本人を起用した。
非白人を白人にするのはダメ。
なら、元々白人の設定を変えるのはOKなのか…?
非常に矛盾を感じる。私が気になるのは、この矛盾一点のみだ。
ディズニーでは『リロ&スティッチ』や『モアナと伝説の海』の実写リメイクが企画されているが、もしその時、人種が変わったら…?
今のディズニーがそんな事絶対する訳ないだろうが、今回みたいに“純粋に歌声と魅力で選んだ”と“変わった”場合、納得するだろうか…?
間違いなく、人種差別だ!何故白人に変わる?…と、大炎上するだろう。
それは本作だって同じ。ディズニーやハリウッド業界、評論家たちにとっては誇らしい多様性アピールだろうが、反して声を上げているのは、何も人種を差別したいからではない。
オリジナルを愛しているからこそ。
皆が愛したオリジナルのイメージを崩したくないから。
例えば、今大ヒット中の『マリオ』。もしディズニーで映画化されていたら、ピーチ姫が黒人になっていたり、ルイージがゲイキャラになっていたかもしれない。…いや、なっていただろう。今のディズニーならやりかねない。
誰だって好きなキャラのイメージは変わらず、そのままであって欲しい。
私の今回の『リトル・マーメイド』の意見はどちらかと言うと、否定派寄りだ。そんな私の意見も“差別”に当たるのだろう。それは甘んじて受け入れる。でも…
ディズニーの押し付けがましいポリコレは確かにうんざりだけど、黒人のアリエルが嫌なんじゃない。
オリジナルを尊重して欲しい。これが私の本音だ。
あれこれ色々書いていたら、今のディズニーの立場には少々同情も禁じえない。
ポリコレのアピールを躍起になる余り、おそらくディズニーは今後、主役に白人や白人キャラを設定する事が難しくなるだろう。
もし白人にした場合、また人種差別だのホワイトウォッシングだのって言われるに決まってる。
だからずっと、ポリコレを意識しなければならない。ひょっとしたら今後製作される『トイ・ストーリー』や『アナと雪の女王』の新作だって、キャラ設定が突然変わってるかもしれない。その時ディズニーは、キャラの必要性に応じて…なんて抜かすかもしれない。
そんなディズニー、アリエル? アリエナイ?
そんなしがらみにモヤモヤせず、またかつてのようにディズニー作品を純粋に楽しめる時はもう来ないのだろうか…?
ディズニーだからできた物語
上映前からキャスティングで賛否両論あった本作であるが、観終わった後には「ああ、このキャスティングでなければならなかったのだな」と腑に落ちる。「そういえばなんか炎上していたなあ」くらい、遠い記憶のように感じられる。 この物語世界では、ごく普通にさまざまな人種の人々が共に暮らしている。 人魚の世界でも白人黒人黄色人が家族であるし、特にそれに触れることもない。 人間の世界でも同様であり、例えていうなら「甘いものが好き」「辛いものが好き」くらいに些細なことであり、肌の色も人種も大した問題ではない。 また、悪役を除いては美醜についてはおそらく一度もセリフが存在しない。振る舞いに対してなどはあっても、可愛い、綺麗、と言った言葉がない。 イッツアスモールワールドの世界観がそこにあるような気がした。 物語の結末は、ディズニーが目指しているであろう世界であり、これを作れるのはクリエイティブのパイオニアであるディズニーしかいないだろう、とも思った。 そんなメッセージ性の強い作品ではあるが、冒険活劇として楽しめた。 リアル路線になった(笑)セバスチャンやフランダーたちもキュートでよかったです(笑) あとは歌がうますぎて拍手できないのがもどかしかった。 デートムービーにもぴったりだと思います。
やっぱりセバスチャンでしょ
アニメが少し前に地上波で放送していたのを観て、これを実写化でどこまで再現、膨らませるのかを楽しみに劇場へ。 人種に多様性を持たせたり、ラストの展開も少し現代風にアレンジした点も良かったかと。 ディズニーに必須の動物(本作品では特に魚達)を擬人化する点も安定の度合い…と、ここでふと思いました。 犬のマックスはそのうちアリエルとなら会話する?(笑) アニメでもセバスチャンが一番キュートだったけど、この実写版でも「どこいった?」と目が追い求めてました。 お城の料理人との対決を楽しみにしていたんだけど… ちなみに字幕版を選びました。 歌唱力には流石に鳥肌!
表情が乏しい、アリエル
そのキャラに合っていればいいと思う方です、演技力重視なんです でも、ごめんなさい、微妙な表情の連続で表情が乏しくて残念、歌は上手いのは素晴らしかったです、そこは でも、レッドヘアーの表情豊かな元気なアリエルがやっぱり好き アニメだけで、無理に実写化しなくてもとも感じた かぐや姫を白人の方がやってもピンとこないなぁ、、この感じかな〜?ってぼーっと終わりまで見てそう考えてしまいました
子供の頃から大好きなリトルマーメイド
子供の頃から大好きなリトルマーメイド。
早くからキャストなど色々騒がれていましたが、どういった映画になるのかずっと観に行きたいと思っていました。
私自身が小さい頃から夢みてきた個人的なアリエル像や世界観はどうしてもあるので、観る前は自分の持つイメージの違いなどに馴染めるか戸惑いもありました。でも予告の素敵な歌声を聞いて、新しいアリエルを楽しみにしていました。
そして観た感想は、
リトルマーメイドの壮大なスケールが表現しきれていなかったかなと感じました。世界観は前述した通り、私のずっと求めていたメルヘンな世界観とは違っていたので、別のものとして楽しもうと観たのですが。
求めていた世界観と違っても、これはこれで素敵!と思わせるような深みと説得力に欠けていたかなと感じました。
全体的にテンポが早すぎて、それぞれの登場人物への気持ちやストーリーが入り切らず。
数えきれない程アニメリトルマーメイドをみている私でも、登場人物の行動や人柄や設定があまり読み取れなかったです。
初めてリトルマーメイドをみるかたなんかは、何故アリエルとエリックが恋に落ちたのかさえも(そしてそれが生まれた海や仲間全てを捨てていく程までの情熱的なものだったのかも)ちょっと疑念を抱くのではと感じました。
陸に上がってからの世界は、今回の主役に合わせてつくられたのかアニメとは全く違う国になっていました。それがどうしてもモアナの世界にしかみえなかったのですが(モアナも大好きなので)それはそれで魅力的と思えればいいのですが、一体どういう設定の国なのか色々な違和感を感じ
いまいち入り込めずでした。ファンタジーとはいえ、ハリーポッター映画のように作り込まれていて創造を駆り立てるくらいの魅力を感じませんでした。
セバスチャンとフランダーなど海の世界に関しても同じでした。勿論ところどころには可愛らしい素敵なシーンがあったと思います。女優さんも魅力的な可愛さのある人で声も綺麗ですごく頑張っているんだなとは伝わって。でもアニメのように応援したくなる程に役には感情移入できませんでした。
せっかくの一番楽しみにしていた歌唱シーンもなんだかせかせかして、なんで急に歌いだしたかに違和感を感じてしまい美しい声に浸る暇がなかったです。ヴァネッサも楽しみにしていたのですが、ちょい役みたいな感じにあっという間に終わってしまいました。ところどころにこの新しい世界になぜか入りきれない違和感を感じました。
全体的に「美しい」という言葉を殆ど使っていないところや、人種や見た目の壁のない世界を目指してというようなメッセージのように受け取ったのですが…
それを納得できる殆の深みと説得力が今回は感じられませんでした。王子様の歌唱シーンも、この急ぎ足のストーリーの中必要だったのかな?と。アリエル役の人の歌をもっといれた方が良かったのでは。
そして運命の出会いというよりは、人と人魚というだけであって実写では普通の恋のようにみえました。実写では難しいと思うけれど、セバスチャンはもっと深みのあるカニでフランダーも情にあつい魅力的な友達と思っていたのですが、そこも作り物感やおまけ感がすごくあった。
時間やコストなど足りなかったのかな…とも少し考えてしまって、ディズニーの魔法にかかるような感じで観られなかったのが残念でした。
この映画が全く新しいメッセージのあるものなのか、それともリトルマーメイドの実写版なのかがとても中途半端に思えたところが個人的には残念でした。実写版というのは難しいなと改めて感じました。アニメなど原作の世界観により似せるものを実写版と呼ぶのか、そこから全く離れたもので表現してくる場合それを凌ぐほどの世界観と原作とリンクした感じをみせられるのか
内容を変えすぎるのは難しいのかなど
色々と考えさせられました。
キャストさんそれぞれの魅力やところどころでは楽しめたかと思います。
リトルマーメイドについてはまた今後何十年後かに是非もう一度別なかたちでも実写化があればいいなと思いました。
悪くは無い。
タコ女が変身するとやけに美人だし、アリエルの泳ぐシーンもきれいだし、歌声も素敵、CGもまずまずだけど、ディズニーさんは人種問題に頭が痛いのかな? 七つの海にそれぞれ人種の違う7人のアリエルが居て、今回は黒人バージョン? 最後に老若男女色んな人種人魚が出てきて、みんな仲良くしようぜ!イエーイ! 少しおてんばで、世間知らずで無邪気だけれど心の優しいアリエルの演じ方が今一つかな。
IMAXの字幕版がオススメ!娯楽映画として十分に楽しめる
ディズニーや原作には特に思い入れはありません。 IMAXの字幕版で見ました。 出演者それぞれのキャラクターが立ってい、しっくりくる。 人魚たち(娘たち)の人種が分散されていて配慮を感じる。 感動できる作品で隣のおじさんも泣いていた。 アリエルの歌のうまさが際立つ映画だったからIMAXの字幕版を選択して良かった。
アリエルを黒人が演ると知った時から白くても黄色くても黒くてもいいや...
アリエルを黒人が演ると知った時から白くても黄色くても黒くてもいいや、海にいると日に焼けるしねと言い聞かせてきた。 あー七つの海に住む7人の娘ね、そうゆう事ならと、色んな人種の娘達が登場。しかも奇抜な衣装で。 いつかこのアリエルも可愛いく見えてくると思いつつ。ところがいくら見ていてもアリエルに愛着がわかない。これを2時間以上もやるのか。と考えた、アリエルの表情が乏しいのだ。ディズニーのプリンセスは表情も感情も豊かなのに。 それから歌がうますぎてあの可愛いアリエルの歌声はない。 どこかのサイトで子供がアリエルじゃないって泣き出したってあったけど私も泣きたかった。それから王子様?おじさまだった。 ディズニー映画が大好きでどんな時も味方したいけど、終わり頃にはドレッドへアのアリエルなんてアリエないと思った。 あと見終わって何人ものたぶんディズニー好きの女の人がいたけどどうだった?って聞いてみたくなった。これは私だけなのか気になって
色んな意見があるけど、楽しめた。
『リトル・マーメイド』鑑賞。 *声の出演* 豊原 江理佳 *感想* ディズニー作品のリトルマーメイドが実写映画化!恥ずかしながら、アニメは実際には観たことがありません。もちろん、存在自体は知ってますが、観たことがなかったので、元々ノーマークでしたが、友人の激しい誘いに断れず、仕方なく鑑賞しました。 色んな意見がありますが、僕は結構楽しめました。歌が良かったですし、映像がめちゃめちゃ綺麗だった。 ストーリーとの違いは、わかりませんが、単純に楽しめました。人間に憧れている人形のアリエルと人間のエリック王子との禁断の恋愛。合間に歌が挟んで、ミュージカルもあって、楽しかった。 アリエルの歌声も良かったですし、セバスチャンとフランダーと鳥?は、アリエルを必死にサポートしてくれたし、かなり活躍してました。 ヴィランのアースラは、終始不気味でした。(笑) エリック王子は、縛られたルールが嫌で、航海に出たくなる気持ちがアリエルか人間の世界に行ってみたい理由とかなり似てました。王道的なストーリーでしたが、最後の方は、とても感動的でした。 総じて、色んな意見があるけど、個人的には楽しめました!今度、アニメ版をチェックします。
全342件中、321~340件目を表示