バビロンのレビュー・感想・評価
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映画とは何か、ハリウッドとは何か
1920年代のゼロコンプライアンスな粗暴さのハリウッドを、1990年代のゼロコンプライアンスな猛々しいノリで描いた、2020年代なのにゼロコンプライアンスっぽさ漲る超大作
189分もあるから気後れしてたけど観てよかった
映画とは何か、ハリウッドとは何か
いろんな野望が現れては消えていく中で、世の中の毀誉褒貶を燃料にしながら、街が勝手に、まるで自分の意思を持ってるかのように進化していく
これまでもこれからも、このハリウッドというエコシステムは大きく強く大切であり続けるのだ、って世界に向け宣言してるみたいな鯔背さがある
凄まじいエネルギー
とても良かった。
最初っからテンション爆上げで、
観てて久しぶりに10代の時のように、
行くならここまでぶち上がりたい!と思いました。
隅から隅まで最低最悪、法律も秩序ももちろんコンプラも存在しないクソみたいな世界なのに、
なんて映画には夢があるんだろう、
なんて映画は最高なんだろうと思える
魔法のような映画でした。
音楽も素晴らしいし、
エンディングで一番鳥肌が立つってなかなかない経験を
したし、これだけ最悪なのに映画へのリスペクトに
満ち溢れてて感動しました。
ブラピは10代の頃から約30年観てるので、
役に投影してとても哀愁を感じられたし、
やはりこの映画の象徴でもあるマーゴットロビーが
凄かった。
ヒーロー映画に出るとその後やはり影響が強すぎて
そのヒーローにしか見えないと言うのがあると思うの
だけど、あのハーレイクインを演じながら、
それを感じさせないし、あの演技を越える演技を見せた
マーゴットロビーは素晴らしかった。
(トビーマグワイアも)
とにかく凄まじいエネルギーで出来てる映画で
見終わってよし
俺もやってやるぞ!と思える大興奮の映画でした。
3時間と長尺だからか上映館数が少ないのが勿体無い!
是非映画で観てエネルギーと映画への愛を感じて欲しい
です‼︎
胸焼け
理解が出来なさそうと思っていたけど
やっぱりあんまり分からなかった
エログロ大丈夫な方ですが
今作はそれに加えて
なんか汚い
なんか下品
しかも長いんで途中ウトウト……
見終わった後ちょっと胸焼け。
ウェップです。
映画産業の黎明期はギラギラだった
まだサイレント白黒フイルムの時代、とにかく作品を撮りまくっていた、ということなのだろう。ハリウッドの始まりは撮影のためなら何でもあり。ギラギラとした欲望と、よくわからない創作欲にまみれた、映画屋みたいな人達が、とにかく映画作ってたんだろうな、というのがわかる。馬鹿騒ぎの絵面が強すぎて、狂乱ばかりが強調されてる感じだが、トーキーに移り変わる様子が、こんな映画昔見たなーと思ったら、そう「雨に歌えば」で伏線回収、ニュー・シネマ・パラダイス的にあの頃を懐かしむ、にしてはあんだもけっこうやり過ぎてたけどね、と突っ込みたくなった。
長回しやカメラのアングル、表情の寄りなど映像が語っているみたいで、映画らしい良さは評価出来ると思った。
予告に騙された
金、酒、ギャンブル、ドラッグ、煙草、女が盛りだくさん。
予告には隠された下品なシーンが山ほどある。
無知だった、予習不足だった。
そういうのが苦手な人は見ない方がいいと思う。
ハリウッドはこんな世界だったのか。
ラ・ラ・ランド感は最後感じた、音楽とどうしようもない女でも惚れたらおしまいな男。
空気階段のもぐらさんは好きそうな映画。
ショッキングでカオス。
最後は現代アートみたいだった。
俳優陣、かっこよかった。
モラル全無視、Holy shitな映画
ゾウの脱糞シーンから始まり、さらにマーゴット・ロビーさんのゲロイン全開、『ラ・ラ・ランド』を撮った監督とは思えないほど不快な場面が多く、吹っ切れすぎて笑えてくるほど。でも、ブラピの演技には真に迫るものがあった。なので、ストーリーよりも一人一人の演技力は素晴らしかった。
サイレント映画最盛期からトーキーの時代、そして現代へ移り変わる変遷の中で、俳優たちの葛藤や裏方・メディアにいたるまで1920年代の映画作りを全部盛り込んだハリウッド映画史の大河ムービー。
ぜひ友達・家族と観てください。思いもよらないリアクションが見れるかも。
上手く撮ってるけど
デイミアン・チャゼル監督の新作って事でスゴく期待してだけど、期待しすぎてた。
ハリウッドの栄光と挫折っていうけど、暗過ぎて楽しく感じなかった。でも昔はこんなもんだっのかね。しょうがない。
あと、ちょっと長かったかな?
個人的に下品なのと長いのは好きじゃない。
忘れられつつあった映画創生期の狂騒を蘇らせた一作
長いけど面白い、というか、4人の主人公の物語がそれぞれ目も離せないほどに面白く、時間を感じさせない一作でした。本作の時代背景についてあまり知らない…、という方でも、約100年前、産業としての映画がサイレント(無声)時代からトーキー(有声)へと大きく姿を変えつつあり、同時に映画制作にそれほど大きな法的規制がかかっておらず、ハリウッドは一種の無法地帯的な側面も持っていた…、という時代が舞台と、さしあたって頭に入れておくだけで、十分楽しめると思います。
予告編で期待させてくれる、豪華で退廃的な狂宴は、導入部からいきなりかましてくれるので、鑑賞のテンションは否が応でも高まります。主人公達の中でも、ブラッド・ピット(ジャック)とマーゴット・ロビー(ネリー)は、実際の俳優としての彼らの姿をどこか連想させるところがあり、その優雅さも備えた演技巧者ぶりのおかげで、本作が栄華の後の凋落を描いている物語であるにもかかわらず、過剰に陰惨な描写にはなっていません。
むしろハリウッドの闇の部分を担っているのがトビー・マグワイアというところが、ちょっと意外なところです。彼が登場してからの「地獄巡り」は、神話的でもあるし、ちょっとこれまでの展開とは雰囲気が違ってもいるんだけど、しかしどこかユーモラス名ところでもあります。
全体的に非常によく練られた語り口なので、登場人物の多さの割に物語の流れを追うこと自体はそれほど難しくないんだけど、終盤の展開はちょっと意表を突かれる人もいるかもですね。音楽は同じメロディが何度も繰り返す特徴的なもので(さらに『ラ・ラ・ランド』を連想させるような曲調もちらほら)、特に"Voodoo Mama"は耳から離れない強烈な印象を残します。
好きなものをぶち込んでやったぜ!
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
この映画って毀誉褒貶が凄いですよね。
週刊文春の星取りが最低が星一つ、最高が星取り五つ。高低差が高すぎて耳がキーンってなります。
映画ってリリースされた瞬間から観客のもの。どっちも有り。と・・・言うより実に面白い。私は高評価なんですが・・・その前に個人語りを・・・
銀座の山野楽器の裏に映画館が有ります。シネスイッチ銀座。昔は銀座文化。結構行ってたなあ、銀座文化の頃は名画座だったからね。
この映画館で観たのは「ニュー・シネマ・パラダイス」とか「ライフ・イズ・ビューティフル」とか割とあります。
偶然、蛭子能収夫妻も目撃したことも有ります。
それで、少し自慢になっちゃうんですが「雨に唄えば」を観た事があるんですよ。10年前くらいかなあ。
シネスイッチ銀座で。
パンフレットも復刻されててね、劇場を出たあと妙齢のご婦人に話しかけられました。
ごめんなさいねえ。初公開は昭和何年?
えー丁寧に対応しましたよ。そのご婦人はリアルタイムで鑑賞してたかもしれません。
さて「雨に唄えば」なんですが面白いんですよ。
これがまた。あの有名な雨のシーン。なんか泣けちゃうんですよ。良くって。テーマはバックステージもので、映画が無声映画からトーキーに変わる頃。
計算しました。初トーキーの「ジャズシンガー」(1927年)25年後に「雨に唄えば」(1952年)
そして今、2023年です。「雨に唄えば」から71年ですよ!光陰矢の如しです。(日本公開は昭和29年)
今はその頃の描いた未来です。残念ながら空飛ぶ車は有りません。チューブの中を走っていません。戦争は無くなっていません。
公園のベンチ越しに夜の風が吹いています。
悲しいですね。人類は進歩しているのでしょうか?
さてこの映画の感想です。
メインの登場人物は4人。
サイレント映画のスター ジャック・コンラッド(ブラッド・ピッド) 新人女優のネリー・フロイ(マーゴット・ロビー) 映画製作を夢見るメキシコ出身の青年 マニー・トレス(ディエゴ・カルバ) トランペットの名手の黒人 シドニー・パーマー(ジョヴァンナ・アデボ)
この4人の群像劇なんです。ストーリーはあって無きが如し。でも飽きない。魅入っちゃう。
一番の功労者はマーゴット・ロビーかな。
最初のパーティシーンからね、ノープラでね。弾け過ぎだろお前!キレ方がね、ソーキュート!
完全に主役です。代表作になりそう。
今まではハーレークイーンとかトーニャ・ハーディングとかビッチでもアクション重視のイメージ。本作はビッチでも手は出さないで口に出す。(または口から出す)
処女的衝撃❗️
いきなりシブがき隊か‼️
ブラッド・ピッドは落ち目の無声映画のスター。いつものアクションはかなり控えめ。て言うより、なし。
それでも大画面でブラピを拝めるのは眼福です。正直・・・
Z okkon命
だからなんでシブがきなんだよ‼️
さてと・・・前述したように低評価の人もいますね。
アメリカも日本も評価は真っ二つ!
モーゼの十戒か!
それくらい割れてます。わかる。わかるよ。いきなりの象の件ね。そこで嫌悪感を感じたら、無理。帰って下さい。とっとと。
ここで暫し脱線します。
私はあるレビューで、お金を払って吐瀉物は観たくないよ!って書いたんです。全面撤回します。あんときはある鉄道の値段の高さに腹が立っていたんです。それで八つ当たりしました。
思えば大好きな「スタンド・バイ・ミー」だってね、チェリーパイ競争からのカオス、吐瀉物まみれ。
だからね謝りたい。真剣に。
ごめんね、ゲロ。
友達か‼️
あん時は私もまだ若かったからね。
割と最近だよ‼️
当初のパーティシーンがね、良いんです。最新のステディカムで超長回し。ヒュンと横移動して。JAZZが鳴り続けています。
ひょんなことから映画に出れる事になったネリー。もう有頂天。田舎娘ですから。ネリーを屋敷に導いたマニーは呆然と見送ります。
でもマニーはジャックの知遇を得て付き人になります。
さてネリーは撮影現場で渾身の演技。見事なダンス。
そして何回でも涙を流せる。
徳光和夫か‼️
この野外でのバックステージが楽しくて楽しくて。カメラが壊れた。探しに行けマニー。
撮影中に事故で人が死んだ。ケセラセラ。全部楽しい。
そんな感じでネリーはスターに。ジャックは出番が減る。マニーは会社の中核に。黒人のトランペッターのシドニーは映画の主演に。
そして物語はトビー・マグワイアの出番から転調するんですね。メジャーコードからマイナーコードへ。
さらにエンディングでデイミアンマジック炸裂!
なんか花(アカデミー賞)も実(興行収入)も得た、大監督デイミアン・チャゼルが好きなものを全部ぶち込んだ映画かと感じました。All that's JAZZ!
インモラルだけどイノセント。ダークだけどピュア。
ハリウッドの黄金時代を雄弁に語っています。
豪華絢爛なんだけど今の風潮に異を唱えています。R15もガッテンだよ!たっぶり毒を盛ってな!
泣く子も黙るよ!
言いたい事も 言えない世の中じゃPOISON
なんで反町隆史❓
余談 この歌は泣いた赤子が泣き止む歌らしいです。まじっすか?
デイミアン・チャゼルよ。面白い映画をありがとな。
礼を言うぜ。
クソお世話になりました!
いきなりワンピースネタかよ‼️
多分ですがデイミアン・チャゼルの呼吸なんですよ。あるシーンは長回し。またあるシーンはカットを激烈に割る。それに乗れるか乗れないか。運命の分かれ道。
そんな大層なものじゃねえ‼️
とっちらかっててごめんなさい。あの映画とあの映画を猛烈に観たくなりました。ヒントは本文中に有ります。隔靴掻痒の思いです。
お付き合い頂きありがとうございました。
バ・バ・バビロン的な
意味がよくわからんとこがあっても飽きずに3時間観られる、ただ眺めていても楽しい作品ではある。アバンタイトルでの乱痴気パーティの流れは、クラブで蛍の光が流れたら夜が明けてた的なギャスパー・ノエのCLIMAX感があったり、何度か出てくるウンゲロはジャッカスだったり(違うか)。ラストは、またラ・ラ・ランドかよ!と思いつつも半強制的にじんわり、監督お得意の手法でチャゼる展開(意味不明)。
逆に言うと、中途半端な映画ファンの自分には、1回観ただけで心底むちゃくちゃおもしかったわ!と言いづらい映画で、1世紀近く昔のハリウッドについてのけっこうな映画史的知識やシネフィル度合いがないと、なんのこっちゃなところが出てきてしまう。実際、鑑賞後にググって町山智浩の解説や監督インタビュー、北村紗衣のブログなどで、当時のどんな人物やエピソードが下敷きになっている作品なのか、なるほど納得、また観ても…という気に。ある意味正しい映画の楽しみ方をしたくなる作品かもしれない。
しかしながら、おかわりするには再度の189分に腰が引ける。ほかに観たい映画、今月目白押しだし。チャゼル監督はセッション107分、ラ・ラ・ランド128分、ファースト・マン141分と、作品を重ねるごとに上映時間が伸びている。次回作は5時間超えだと思う(無根拠)。映画愛もジャズ愛もわかるけど、そのへんはマッドマックス怒りのデス・ロードで480時間分の撮影フィルムを120分にまとめたジョージ・ミラー監督を見習ってほしいもの。
下品で汚い事この上ないニューシネマパラダイス(笑)
みんな懸命に映画の事を考えて多少どこか狂いながら生きていた時代。
ビジネスというだけではないが、破滅に向かってまっしぐらに突き進んでいるのが分かるだけに辛い。
冒頭の乱痴気パーティを耐えられるかどうかで、その人のこの映画の評価が決まるんじゃないかな。
贅沢な時間
オープニングから下品で汚くて、こんな映画なんだっけ???と思って諦めました。約3時間、宿直明けでの鑑賞、寝るかもと思いましたが、最強の娯楽エンターテイメント🔥気付いたら楽しんでいました。
ネリーの破天荒な人生とそれに翻弄されて成功の道を捨てるマニー、わかっているけどそういう生き方しかできないジャック。
それぞれの人生と映画の歴史を垣間見て終わる3時間。破茶滅茶ストーリーだけどスケールの大きさと迫力のある音楽、最高のエンターテイメントでした。
主演だけどこういう立ち位置。ブラッドピッド最高💖💖💖
少しうんざりする
ポイントで暇つぶしにみて、気分転換にはなった。映画をつくるひとたちは、映画のようなバカみたいな人生だった、ということがいいたかったのか?!共感できなかったですね。「セッション」はすごかったのにな~。
スターは、なるんじゃない。生まれつきよ。私のように。
サイレントからトーキーへ時代が移り変わる映画界が舞台。時代の変化についていけなかったスター、時代の波にうまく乗った演出家、そして、時代に弄ばれた寵児のヒロイン。
連日の乱痴気パーティー、大勢の出演者とキャスト行きかうロケ現場、さぞや大金が動いていそうなこの頃の華やかなりし映画界。皆、なにかに踊らされているようで、どうもそこは本当は天国ではなくてディストピアなのではないか、と自分は思った。なぜなら、彼らの陽気でハッちゃけた姿に、何度も眉をしかめる気分になったから。でも、自分はあんな刹那的な生き方はできないが、それを悪だとは思えない。それもまた、人間の姿だもの。実在する夢の世界で生きていた、とでも言おうか。
ブラピもマーゴット・ロビーも華があるなあ。そのかわり、ディエゴ・カルバの演技が理性的に見えるおかげで、ただバタバタ突っ走るだけの映画じゃなくて深みがでた。
長いなあ、と思ってたら189分だって。でも、その長さを退屈にも疲労にも感じさせない。愛の溢れる「映画」賛歌映画。
万人ウケする映画ではない
公開2日目に鑑賞して来ました。
良かった点
○マーゴット・ロビーの狂った世界を生き抜く女性が
カッコよく素敵でした!なんならマーゴット・ロビーしか
観てませんでした笑
悪かった点
○いらないシーンが多かった
ネズミ生喰い男、ヘビとの戦いetc
とにかく長いので眠気とかない時に行くことをお勧めします。
○アップテンポの音楽で次に何が起きるのかワクワクするが
なにも起こらない、、
評価する人と評価しない人に大きく分かれそうだなと
思いました。
難しい事に挑戦して『魅せる』が強調されてて
肝心の内容が疎かになった作品
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